たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★大龍寺には、オストメイト対応トイレがあります

2012年08月13日 | 書院庫裏の建築
大龍寺には、トイレがたくさんあります。

書院の設計・施工時の紆余曲折の途中経過については、
2009年5月21日の記事「★基本設計から実施設計へ移行」にまとめましたが、
最終的にどりような形態になっているのかということはこのブログで取り上げていませんでした。

いまさらですが、大龍寺の洗面所についてお知らせしたいと思います。






●玄関にて靴を脱いで下駄箱の隣を左折すると洗面所があります。

  





洗面所入口すぐの所に手洗い化粧台があります。
写真ではわかりづらいですが、突き当たりの奥が男性専用トイレです。
その手前右側には個室があります。

  

  ・右側手前の個室 女性用 座便器(1)

  ・右側奥手の個室 両 用 座便器(1)






上記写真の突き当たり引き戸を開けると、
男性用立ちトイレが3つあります。

  

  
    




●書院2階にも洗面所があります。

位置としては、1階洗面所の真上に当たります。ただし、男性専用のトイレはありません。
女性専用の個室トイレが2室と、洗面台があります。

  

  





更に、女性専用個室トイレの手前には「誰でもトイレ」が用意されています。
ここは、車椅子での利用も考えている広々とした個室に、体を支えるための手すり、
コーナーには乳幼児の簡易椅子も備えています。

  





また、この個室は「オストメイト対応型トイレ」を使用しています。

  

  


オストメイト(Ostomate)とは、癌や事故などにより消化管や尿管が損なわれたため、
腹部などに排泄のための開口部(ストーマ(人工肛門・人工膀胱))を造設した人のことをいう。
単に人工肛門保有者・人工膀胱保有者とも呼ぶ。  【Wikipedia】


とあるように、
排泄をサポートする器具を清潔に保つための施設がないと、大変な不自由を被ることになります。

そもそもこの洗面所(個室)は「誰でもトイレ」と名付けてはいますが、
使用に当たっては、上記のような事情によってきわめて清潔な環境を整えておかなくてはなりません。

そのため、男性が利用されるいかなる場合においも、
ついつい普段の習慣で立ったまま用を済ますことはお控え頂き、
便器に腰掛けて利用していただくようご理解・ご協力賜りたくお願い申し上げます。








●トイレに際して靴を脱ぎたくない方は、
 境内の小屋に女性専用個室と両用個室がありますので、
 そちらのご利用をおすすめいたします。



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