たつのこ半畳記 350

書院建立、四季折々の様子を伝えるときどき日記。
平成23年に開創350年を迎えた起雲山大龍寺のブログです。

★令和2年3月「春のおひがん」おしらせ

2020年03月06日 | おしらせ
中国武漢を起点に広まった新型コロナウイルス(COVID-19)が、
いまや、世界中に不気味な感染拡大を見せています。

感染を防止するためには、咳エチケットと共に、
毎日のこまめな手洗いうがい、毎晩の早寝早起きが重要のようです。

この状況は好ましいものではありませんが、
 「一人一人の日常の行動が、世界を動かす力を持っている」
ことを、いやおうなしに感じさせられています。

もし伝染していくものが、ウイルスではなく「笑顔」であったら!
世界を平和にするその一番の原動力は、
私たち一人一人の心掛けと実践であると、改めて思います。




令和2年「春のお彼岸」について

 3月17日(火)彼岸入り

 3月20日(金)中日法要(参列なし)

 3月23日(月)彼岸明け


※お彼岸法要は、参列を募らず修行致します。
 各家のお墓参り、お彼岸のお塔婆供養は通常通りお勤め下さい。
 
※この時期は、生活に様々な変化が訪れてきます。
 春のお彼岸には、これまでの事、今の暮らしぶり、これからの事を、
 ご本尊様、ご先祖様にお伝えするように致しましょう。

※休校中の子供たちのため、「フードドライブ」を開催します。
 ご家庭で余っている食べ物を当山にお持ち下さい。
 まとめて「新宿こども食堂」に寄付し、要支援家庭に提供します。



◆お塔婆のお申し込みは…

 TEL 03(3203)8394
 FAX 03(3203)8396
 Eメール
 ブログへのメッセージ
 墓参時の受付
 
など、便利な方法でご意向をお伝え下さい。その際、

 【建てる方の氏名・よみがな】
 【ご供養するお戒名・先祖代々家名】


をお伝えいただければ助かります。お塔婆代は1本3千円です。
お彼岸のお布施はお気持ちに応じてご奉納いただければ幸いです。

申し込みは、ゆうちょ銀行の払込口座宛にご送金いただいくのも可能です。
その際は、払込用紙の空欄にご供養の詳細についてお書き添え下さい。

 口座番号 00190-2-145611
 口座名義 大龍寺
 記載事項 建てる方の氏名と、お戒名か先祖代々家名
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★それぞれの場所で、それぞれに禅を。

2020年03月05日 | 四季折々 寺事折々
令和2年3月7日晩の定例坐禅会、8日朝の初心坐禅会は、
新型コロナウイルスCOVID-19への対応のため中止とします。




道元禅師は毎日4回の坐禅「四時坐禅(しじざぜん)」を説かれました。
 黄昏  こうこん;夜
 後夜  ごや;未明
 早晨  そうしん;午前
 晡時  ほじ;午後
ただ現代では、本山内でも日中は様々な法務・寺務があるため、
永平寺での安居修行中、四時坐禅をコンプリートできたのは数えるほどでした。

全山での坐禅をしないときは「各寮坐禅」といって、
各部署の事情に応じてそれぞれの持ち場で坐禅をしたり、
坐禅以外の職務を行じるという時間もありました。




ある日、晩の坐禅が「各寮坐禅」になりましたが、
私が配属されていた寮にも、私自身にも、
その時にしなければならないことが何もありませんでした。

いつも坐禅をしている「僧堂」で坐ってみよう!と思い立ち、
こんな時に僧堂で坐る人はいないだろうと思いながら堂内に入ると、
意外にも、何人かの先輩雲水が坐っていました。


毎日、多くの雲水が坐っている僧堂ですが、
この時は数えるほどの人が、ポツン、ポツンと坐っていました。

他の人からの距離を保って坐る場所を定め足を組みます。
周囲の状況が違ってはいても、坐禅に変わりはありません。

僧堂に吊り下げられている裸電球。
わずかに聞こえてくる水路の音。

畳に落とされている私の影…。

五感は普段以上に研ぎ澄まされていきますが、心は動きません。

思い計りに染汚されることなく、坐禅が坐禅をしています。


配属先によっては、各寮坐禅中に仕事をしている雲水もいる。
道元禅師のお膝元、永平寺で、いま、だれもが、
純一無雑に、弁道精進の一日を行じつづけている。




あ、あー。

本山で行じられていること全てが禅だな。


大きな行事や、全員が法堂に参集する法要に出ると、
永平寺全体が一つのことをしている一体感を法悦と言うかもしれないけれど、
この一体感には始まりと終わりがある。“ひととき”の感覚でしかない。

数名の雲水が、いま、僧堂で坐禅をしているのと同じように、
多くの雲水が、いま、自らの役割をきちんと果たしている。

濃淡もなく、裏表もなく、貴賤もなく、オンとオフもなく。

ただの禅を、ただの雲水が、ただただ、行じている。




このCOVID騒ぎで、出歩く機会が減っている人もいるでしょう。
年度末のこの時期に、これを良いチャンスにすることができないでしょうか。


普段の忙しさに紛れて見過ごしていてること。
雑事への対応で優先順位を下げてしまっていること。
この3月は、一度立ち止まって、ひと息ついて。
やるべきことをきちんとできたらなと思います。


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★新型コロナウイルスの対応について 2020/02/24

2020年02月24日 | おしらせ
新型コロナウイルスにより命を落とされた方に哀悼の意を表し、
今すでに発症しており闘病中の方の回復を祈ります。
またほとんどの罹患していない方においては、
日頃からの「手洗いうがい」と「早寝早起き」を心掛け、
あらたな感染拡大を起こさないよう心掛けて参りましょう。

以下、新型コロナウイルスの感染防止対策をまとめます。



(1)毎日のこと

当山にお越しいただくお参り・法要等は通常通りとしています。

・除菌ウェットティッシュ等を用意しております。

・法要等のご参列に際して、マスクの着用はOKとします。

・本堂の窓などは出来る範囲で開放し、屋内の換気を心掛けます。

これらの対策は、逐一検討・見直しをしていきます。
 
 

(2)年間行事のこと 

大龍寺の今後の各種行事については、以下の通りとさせていただきます。
・3月 7日「定例坐禅会」 中止
・3月 8日「初心坐禅会」 中止
・3月14日「定例写経会」 延期
・3月20日「お彼岸法要」 内献(参列なしでの修行・塔婆供養あり)
・3月17~23日「お彼岸」 各自にてお墓参りを
・4月 4日「花まつり法要」 中止
・4月 8日「花まつり」 花御堂の甘茶かけのみ・甘茶接待なし
 
また、現時点では詳細を決めかねているものは次の通りです。
・4月 4日「定例坐禅会」 中止か延期
・4月 5日「定例坐禅会」 中止か延期
・4月11日「定例写経会」 実施か延期
 
これ以降の行事については、今後の状況をみて考えてまいります。
何卒ご理解・ご協力のほど、お願い致します。
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★延期★令和2年 春の講座「禅といま」のお知らせ

2020年02月14日 | 講座「禅といま」
【3月23日追記】
 現状で新型コロナウイルス肺炎の国内での感染が拡大傾向にあることなどを鑑みて、4月17日開催の当講座については大変残念ながら「延期」とさせていただきます。
 講座を楽しみにして下さっていた方には大変申し訳ございません。今後の事については、追ってご案内をさせていただきますので、詳細についてはしばらくお待ちいただければ幸いです。



【3月10日追記】
新型コロナウイルスの感染が心配されますが、1ヶ月以上先の講座であるため、現状では開講の予定です。3月中に開催に関する判断・本決定をさせていただきます。



大龍寺に事務局を置いている講座「禅といま」は、
「禅を通して、今をどう生きるかを考える」がテーマの講座です。


4月17日の開講に向けて、告知・受講生募集を進めています。

今回の講座は平日午後に2部制で…
第1部は、横田南嶺老師(臨済宗円覚寺派管長・花園大学総長)の講演と、
横田老師と藤田一照老師(曹洞宗・講座「禅といま」スタッフ)との対談。
第2部は、藤田老師の指導による「いす坐禅」の体験。
足を組む坐禅を元に、いすに腰掛けたまま行います。
いす坐禅は、坐禅未経験、足の組めない方でも行うことができる坐禅です。





◆日時
  令和2年4月17日(金曜日)
  13:20 開場・受付
  13:45 開講式
  14:00 講演 「いま、禅の教えに学ぶもの」
        講師 横田南嶺老師
  15:00 対談 「いま、問題に思っていること」
        講師 横田南嶺老師・藤田一照老師
  15:45 いす坐禅「身・息・心を調える」
        講師 藤田一照老師
  16:20 挨拶
  16:30 閉講

◆会場
  東京グランドホテル
  3階「桜の間」
  〒105-0014東京都港区芝2-5-2
  TEL03-3456-2222
  http://www.tokyogrand.gr.jp/

◆交通・最寄り駅
  都営三田線「芝公園」(A-1) 徒歩2分
  JR・モノレール「浜松町」(南口) 徒歩10分
  都営浅草線・大江戸線「大門」(A-3) 徒歩8分

◆受講料
  3,500円
  ※早期割引制度 3月16日までに口座送金の方は3,000円

◆定員
  最大280名
  定員に達した時点で申込終了となります。
  状況は、ウェブサイトを確認して下さい。
https://nowjikon.wixsite.com/zentoima

◆申込方法
 「ゆうちょ銀行払込口座への送金」
 郵便局備付の青色払込用紙にて受講料をご送金下さい。通信欄には、参加者全員の「氏名・住所・電話番号」を記載して下さい。
 ★振替口座記号・番号
   00170-2-450289
 ★口座名
   「禅といま」推進委員会

キャンセル・欠席の場合でも、受講料の返金はしておりません。ご了承下さい。受講申し込みされた方みなさまに、​4月10日頃、受講票をお送りいたします。 

◆問い合わせ
「禅といま」推進委員会事務局
 zentoima@ybb.ne.jp
 03-3207-0770



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★携えて生きて欲しい。戒法を、戒名を。

2020年02月14日 | 行事報告
2月15日のお釈迦さまご命日にちなみ、
檀信徒の一日授戒会・お釈迦さまの涅槃会を2月1日に修行しました。
 
当山では永平寺東京別院のお授戒(法脈会)への参加によって
生前のお戒名をうけていただいていますが、体力的にそれができない方を対象に
不定期的に設けている修行の機会が一日授戒会で、今回で2回目の開催です。




朝9時半に集合。今回は3名が参加されることになりました。
私も含めて4人で挨拶、一日のオリエンテーション。

1つ目のコマは「般若心経」のお写経。
昨年の得度式では参加者の様子を見て「延命十句観音経」でしたが、
今回は墨は擦らず墨汁を使うことで時短をし般若心経にチャレンジ。





オリエンを短めにして早めに写経を始めていただきましたが、
丁寧に書くよう案内をして1時間で書き終えるのは難しかったです。





特に、初めて写経をされる方にとってはなおさら。
写経後の「戒についてのお話」の時間も削ってやっと書き終えました。
この時間設定は再考の余地ありです…。


戒についてのお話は短くまとめざるをえず、
続いて本堂にて写経奉納と『日中諷経』を勤めました。





そして、お昼ご飯の時間です。
修行道場の食事作法を少しでも体験していただくため、
永平寺別院でいただいた略応量器を使ってお食事をしました。





今回の献立は、
 ごはん
 ナメコと豆腐のお味噌汁
 煮もの
 和え物
 お漬け物
皆でよそりあい、お唱えごとをして、丁寧にいただきます。





食事の後は少しのお昼休憩をはさんで、2回目のお話の時間と、得度式の予行演習。
今回の得度式で後見役を務めていただく5名も三々五々到着してきました。



そして総決算ともなる得度式。
今回の3名と後見の5名と、それぞれに儀式作法を勤めていただき、
戒法、戒名、お戒名を書きしるした絡子を差し上げました。





手間をかけてしまいますが、自身の戒名と共に生きて欲しいという思いから、
年に1回、お戒名を受けていただいた方には、自分のお戒名の浄書をお願いし、
この得度式・涅槃会にて提出・奉納をしてもらっています。






無事、お戒名を差し上げる儀式を勤めることができて一安心。
そしてお釈迦さま入滅の様子を描いている涅槃図の前に移り、
ちょっと長い『仏遺教経(八大人覚)』をお唱えし、涅槃会を勤めました。





涅槃会も含め、これにて一日授戒会の修行は修了。
あらたな仏弟子の誕生を祝してお祝いのお食事をして、
ほとんどの方はお帰りになりました。
 


 
そしてその日の夜は定例坐禅会。
坐禅会でもお釈迦さまお参りの時間を設けました。
2炷目には普段の普勧坐禅儀・坐禅用心記に換えて『仏遺教経(前半)』を唱えました。
朝からずっと動きっぱなし。長かった報恩の一日は終わりました。



《当日の進行メモ》

令和2年2月1日(土曜日)
 9:30  新戒集合・一日修行
 9:50  写経「般若心経」
11:20  おはなし①「仏教・戒の大きな流れ」
11:30  日中諷経(お昼の読経)
12:00  精進料理の昼食・休憩
13:00  おはなし②「仏弟子として生きること」
13:30  得度式の予行演習


13:30  参列者の受付開始
14:15  檀信徒得度式(50分程度)
15:20  お釈迦さま命日法要(30分程度)
引きつづき  得度式祝賀懇親会・得度者のつどい
17:00  満散(おひらき)


17:30  定例坐禅会受付
18:00  挨拶・おはなし
18:15  止静
18:50  経行(歩く坐禅)
19:05  止静・『仏遺教経』坐誦
19:40  おはなし
20:00  終了
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