7月15日(土)東北ツーリング最終日
国道5号線を進むが、札幌の自宅まであと300キロ以上走ると思うと、うんざりしてくる。
暴風雨と闘う自分の画像も一枚撮っておいた(^^;ナニカアッタトキノタメニ
自分用と奥さん用にお弁当を二つ買って、ふと目を横に向けると『自由席』と書いた部屋があり、中をのぞいてみると懐かしい列車のシート(函館~青森間を走っていた『海峡』のシートらしい)がセットされ、休憩室になっていた。
素晴らしい休憩室にうれしくなってレインウェアを脱ぎ(入口脇の床に置いたのだが水びたしになっていました。ごめんなさい…)、いそいそと中に入ってシートに座り、かにめしを食べる。駅のホームで売っていた頃が懐かしい。
このデザインが旅情をそそったんだよなあ
家族や友人とボックスシートに座ってワイワイやっていたなあ
懐かしい味わい。駅弁マニアなら、網走の『かに飯』もぜひ食べていただきたい。ご飯が長万部と違うのです。
大型ディスプレイには、かなやの社長が撮ったという会社の歴史と、社員さんへのインタビュー動画がある。漁の際に網にかかる毛がにがやっかいもので困っていた時、かなやの創始者が「ゆでて食べてしまおう」と言い出して、食べてみたら美味しかったので、そこから毛がにが食べられるようになった、という話にびっくり。社員さんたちは照れ屋さんが多いようで、社長が「この仕事のこつは?」と聞いていくのだが、「特にコツは無いです」と時にぶっきらぼうにも見える謙そんばかりで、逆に親しみがわいた(^-^)
本当に大変だったのは東北ではなく、北海道の帰路だった。函館は朝から雨が降り、風もかなりある状態。朝食のパンを食べレインウェア上下を着、ツーリングバッグにカバーをかけて外へ。濡れたシートをグローブで拭いて、8時過ぎにホテルを出発。
国道5号線を進むが、札幌の自宅まであと300キロ以上走ると思うと、うんざりしてくる。
強い雨風の中、大沼公園から高速に入る。横風が強いので、車高が高くて軽い自分のオフロードバイクは、走るのがかなり厳しい。下道の方が良いのかと、森で降りて5号線を走るが、これは大失敗だった。5号線すぐ脇の海も大荒れで、波しぶき・雨・風で大変なことに。あっという間にずぶ濡れになっていく。
どうせ濡れるなら山側の方がまだましだろうということで、「この天気の中、絶対帰る!」という強い意志のもと八雲から再び高速に乗る。
八雲サービスエリア下の道路。この近辺は晴れていれば素敵な風景なのだが…。
暴風雨と闘う自分の画像も一枚撮っておいた(^^;ナニカアッタトキノタメニ
走ってみると、確かに左が山側の高速の方が、まだましだった。
悪戦苦闘しながら、『かなやのかにめし』を昼食にするため、再び高速を降りる。
長万部駅すぐそばの『かなや』は食堂はまだ開いていなかったが、売店は開いていた。
自分用と奥さん用にお弁当を二つ買って、ふと目を横に向けると『自由席』と書いた部屋があり、中をのぞいてみると懐かしい列車のシート(函館~青森間を走っていた『海峡』のシートらしい)がセットされ、休憩室になっていた。
素晴らしい休憩室にうれしくなってレインウェアを脱ぎ(入口脇の床に置いたのだが水びたしになっていました。ごめんなさい…)、いそいそと中に入ってシートに座り、かにめしを食べる。駅のホームで売っていた頃が懐かしい。
このデザインが旅情をそそったんだよなあ
家族や友人とボックスシートに座ってワイワイやっていたなあ
懐かしい味わい。駅弁マニアなら、網走の『かに飯』もぜひ食べていただきたい。ご飯が長万部と違うのです。
大型ディスプレイには、かなやの社長が撮ったという会社の歴史と、社員さんへのインタビュー動画がある。漁の際に網にかかる毛がにがやっかいもので困っていた時、かなやの創始者が「ゆでて食べてしまおう」と言い出して、食べてみたら美味しかったので、そこから毛がにが食べられるようになった、という話にびっくり。社員さんたちは照れ屋さんが多いようで、社長が「この仕事のこつは?」と聞いていくのだが、「特にコツは無いです」と時にぶっきらぼうにも見える謙そんばかりで、逆に親しみがわいた(^-^)
強風の中再び走り出す。雨風はひどいままで、全身で横風と戦いながら走り続けた。
途中で歯がカチカチ鳴り出して、かなり冷えているのを感じる。レインウェアは用をなさなくなり、中までびしょ濡れ。パーキングエリアの自販機は、なんと「冷」のものばかりで、サービスエリアまでがんばる。サービスエリアで熱いコーヒーを飲んだ時には、お腹の中からジワジワと温まり、気持ちが落ち着いた。
どうせ濡れているからと、このまま高速を走ることにする。苫小牧近くから雨足が弱まり、気温が上がってきた。苫小牧のフェリーターミナルの案内板が早くも懐かしく見える。そのまま車の流れに乗って、千歳~札幌の自宅に着いた。奥さんがお風呂を入れてくれていたのですぐに入り、本当にほっとした。
初の東北ツーリングは、自分にとっては大変な冒険だった。行く前は結構ドキドキしていたが、北海道と異なる自然や文化はとても興味深かった。また、あちこちで地元の方々と話したのは本当に楽しかった。
北海道に遊びに来てくれる人たちを、自分も温かく迎えたいと思った東北ツーリングだった。
今まで読んでくださった皆さん、ありがとうごさいました。(^-^)
おわり
ツーリング記楽しく拝見させていただいてましたが、最後が大変だったですね。
北海道でバイクが乗れるのも10月頃まで?
まだしばらくはと言うよりも、これから秋にかけてバイクに最適なシーズンが来るので、また、爽やかな記事を楽しみにしてます😚
最後の雨はきついですね
私も最後舞鶴で大雨さすがに宇和島までの500kは無理と思い連泊しました
疲れがたまった状態での雨は厳しい
長万部の蟹飯屋さんの弁当美味しそう
休憩所もお洒落 駅弁食べてる雰囲気
最後は列車の旅で締めくくりみたいでいいですね
長万部も道路沿いの大きな店がすべて廃業してて寂しい観光バスがどんどん押し寄せてた絶交ちょいうの時期が懐かしいでしょうね
長旅 お疲れさまでした
今のうちにしっかり走っておきます。
長万部その他の地区も、国道沿いのにぎわっていたお店が、かなり閉店しているのが寂しいです。
昨日奈井江町・歌志内市方面をドライブしたら、新型コロナで閉店していたお店三軒が営業再開しているのを見て、うれしくなりました。バイクで行って利用しようと思いました(^-^)
どの辺りから「地元」って感じますか?
今や世界中の方が憧れてやってくる北海道。さすがです!
東北旅、楽しく拝読させて頂きました、ありがとうございました!そして、お疲れ様でした!
大変なご帰還でしたね💦
ご無事で何よりです‼︎(奥様も旅中は随分ご心配を、そして無事帰られた時は本当にご安堵なさったでしょうね!)
素敵な記事を沢山ありがとうございました
大変でしたが、やはり旅って面白いなあと、つくづく思いました。ぼっちでバイクに乗るのが趣味だけど、あちこちで土地の人と話すのは好きな自分に気がつきました。