北の大地とYAMAHAセロー

札幌在住です。北海道や日常のことを、のんびりアップしています。

バイクと『地球の歩き方 北海道』

2023年09月06日 | 日記
 札幌は数日最高気温が30度を下回りました。気がつけばあと二か月で冬、雪が降るので北海道のバイクシーズンも終わりです(^^;ハヤイナー
 7月の東北ツーリング以来、近場をチョロチョロしてます。
 8月29日は少し早く仕事が終わり、当別町の林道へ。久しぶりでしたが、ここは以前より人が入っていないようでした。
 
 
 
 
 
 林道は鹿やキツネが走ってました。日没が近づいているので退散です。
 
 無事収穫できますように。

 9月3日には昼前に夕張までふらっと行ってきました。
 
 
畑脇のフラットダート、楽しい(^-^)
70年代半ばまで、北海道はこんな道路ばかりだったなあ。
 
 
 
 
 川端駅
 
 川端駅前にある『お弁当のたなか』。昔はスーパーだったと記憶してます。
 
 12時40分過ぎに寄ったので、すでにいくつかのお弁当はできないと言われ、ハンバーグ弁当600円を頼みました。
 
 出来上がったお弁当を手にしたら、ずっしりと重い。コンビニ弁当の二倍は重い。おかずもご飯も多い。これで600円は驚きです。
 夕張の滝ノ上公園で木陰に座っていただきました。
 
 
 今読んでいて楽しい本が二冊あります。
 
 『地球の歩き方 北海道』、『地球の歩き方 札幌・小樽』
 
 『地球の歩き方』なので、北海道への行き方や地下鉄の乗り方など「旅の準備と技術」がしっかり書かれていて、いかにも『地球の歩き方』。
 
 各巻460~470ページあり、雑誌形式のガイド本では取り上げないような場所まで紹介されていて、地元民が読んでも本当に楽しいです。
 なお、『札幌・小樽』の表紙は今
 
 こんなカバーがかけられていまして、カバーの裏には「同業者100人に聞いた本当にうまい店完全リスト」が載っていて、面白いです。
 北海道に興味のある方、ぜひ一度手にとって、ご覧ください(^-^)

 



 






 

『ゴールデンカムイ』の足跡

2023年08月31日 | 日記
 久しぶりに札幌は最高気温が29度に下がり、ほっとしています。
 『ゴールデンカムイ』実写映画の予告編や、出演者のあいさつが昨日発表されました。どんな感じに仕上がるのでしょうか?
 主役の杉元役は、漫画原作実写映画主演数No.1、山﨑賢人さん。漫画の杉元は目付きの鋭い、時に過激、時に優しく、時にユーモアのある男なのですが、山﨑さんがどのように演じるのかな?アシリパさんは山田杏奈さんですか。原作と異なり、成人女性なんですね。特に漫画で人気のキャラなので、山田さんのプレッシャーは相当なものだと思います。脇は名だたる俳優さんがしっかり固めていますね。

 さて、ここは江別市の石狩川そばにある『防災ステーション』です。『ゴールデンカムイ』では主人公たちが石狩川を外輪船で下って行く場面があるのですが、実際に江別市では外輪船が石狩川を往復して物資を運んでいました。その歴史がここで紹介されています。






全景がうまく入らなくてすみません、この大きな模型は、吹き抜けの中空に設置されているので、うまく写りません。中に入れるようにして欲しかったなあ。
 外輪船の手前にはこの船が描かれた漫画のページが展示されています。

 そしてその横には、

なんとアシリパさんのサインが!

もちろん杉元のサインも!
 二人が次元と時空を越えて江別にやってきてくれたようです。
作者さん、去年ここを来訪したんですね。色紙の絵が、なんて丁寧なんだろう。実直な方なんだろうな。

 ここは一階で江別の特産品を格安で売っています。二階の食堂は手頃な価格で食事ができます。『ゴールデンカムイ』ファンの方、ぜひ聖地巡礼でここを訪れてください(^-^)




東北ツーリング10 函館~札幌、暴風雨の帰還

2023年08月20日 | 日記
7月15日(土)東北ツーリング最終日
 本当に大変だったのは東北ではなく、北海道の帰路だった。函館は朝から雨が降り、風もかなりある状態。朝食のパンを食べレインウェア上下を着、ツーリングバッグにカバーをかけて外へ。濡れたシートをグローブで拭いて、8時過ぎにホテルを出発。

国道5号線を進むが、札幌の自宅まであと300キロ以上走ると思うと、うんざりしてくる。
 強い雨風の中、大沼公園から高速に入る。横風が強いので、車高が高くて軽い自分のオフロードバイクは、走るのがかなり厳しい。下道の方が良いのかと、森で降りて5号線を走るが、これは大失敗だった。5号線すぐ脇の海も大荒れで、波しぶき・雨・風で大変なことに。あっという間にずぶ濡れになっていく。
 どうせ濡れるなら山側の方がまだましだろうということで、「この天気の中、絶対帰る!」という強い意志のもと八雲から再び高速に乗る。
八雲サービスエリア下の道路。この近辺は晴れていれば素敵な風景なのだが…。

暴風雨と闘う自分の画像も一枚撮っておいた(^^;ナニカアッタトキノタメニ

 走ってみると、確かに左が山側の高速の方が、まだましだった。
 悪戦苦闘しながら、『かなやのかにめし』を昼食にするため、再び高速を降りる。
 長万部駅すぐそばの『かなや』は食堂はまだ開いていなかったが、売店は開いていた。

 自分用と奥さん用にお弁当を二つ買って、ふと目を横に向けると『自由席』と書いた部屋があり、中をのぞいてみると懐かしい列車のシート(函館~青森間を走っていた『海峡』のシートらしい)がセットされ、休憩室になっていた。




 素晴らしい休憩室にうれしくなってレインウェアを脱ぎ(入口脇の床に置いたのだが水びたしになっていました。ごめんなさい…)、いそいそと中に入ってシートに座り、かにめしを食べる。駅のホームで売っていた頃が懐かしい。

このデザインが旅情をそそったんだよなあ

家族や友人とボックスシートに座ってワイワイやっていたなあ

懐かしい味わい。駅弁マニアなら、網走の『かに飯』もぜひ食べていただきたい。ご飯が長万部と違うのです。

 大型ディスプレイには、かなやの社長が撮ったという会社の歴史と、社員さんへのインタビュー動画がある。漁の際に網にかかる毛がにがやっかいもので困っていた時、かなやの創始者が「ゆでて食べてしまおう」と言い出して、食べてみたら美味しかったので、そこから毛がにが食べられるようになった、という話にびっくり。社員さんたちは照れ屋さんが多いようで、社長が「この仕事のこつは?」と聞いていくのだが、「特にコツは無いです」と時にぶっきらぼうにも見える謙そんばかりで、逆に親しみがわいた(^-^)
 強風の中再び走り出す。雨風はひどいままで、全身で横風と戦いながら走り続けた。
 途中で歯がカチカチ鳴り出して、かなり冷えているのを感じる。レインウェアは用をなさなくなり、中までびしょ濡れ。パーキングエリアの自販機は、なんと「冷」のものばかりで、サービスエリアまでがんばる。サービスエリアで熱いコーヒーを飲んだ時には、お腹の中からジワジワと温まり、気持ちが落ち着いた。
 どうせ濡れているからと、このまま高速を走ることにする。苫小牧近くから雨足が弱まり、気温が上がってきた。苫小牧のフェリーターミナルの案内板が早くも懐かしく見える。そのまま車の流れに乗って、千歳~札幌の自宅に着いた。奥さんがお風呂を入れてくれていたのですぐに入り、本当にほっとした。
 初の東北ツーリングは、自分にとっては大変な冒険だった。行く前は結構ドキドキしていたが、北海道と異なる自然や文化はとても興味深かった。また、あちこちで地元の方々と話したのは本当に楽しかった。

 北海道に遊びに来てくれる人たちを、自分も温かく迎えたいと思った東北ツーリングだった。
 今まで読んでくださった皆さん、ありがとうごさいました。(^-^)
 おわり

東北ツーリング9 秋田県鹿角~青森~函館

2023年08月16日 | 日記
7月14日(金)
 今日も朝は快晴。朝食を食べて八時過ぎにホテルを出発、十和田湖を目指す。
 途中ガソリンスタンドに寄り、ガソリン用カードを入れるが読みこまない。「あれ?」と思い機械に書かれていることを読むと「裏面を上にしてカードを入れて」とある。「裏面を上?!」と初めての経験で驚きつつ試すが、やはり反応しない。
 お店の女性に訪ねると、
「ああ、そのカードは使えません」
とのこと。
 このガソリンカードの看板が掲げられているのになぜ???と思っていたら、男性が出てきて「今現金会員になってくれたら、リッター8円引きです」とのこと。ガソリン高騰の中、これは大きいので会員になる。
 ガソリンを入れた後、店員さんがバイクのナンバープレートを見て、「今日はどこまで?」と尋ねてきたので、「十和田湖~奥入瀬~八甲田山~青森からフェリーで函館へ」と答えると、続けてフェリーの受付終了時間を聞かれる。返答すると、「十和田湖まででも結構時間がかかる。そのルートだと時間内に青森のフェリーターミナルに着くのはかなり厳しい。十和田湖の後は東北自動車道を利用して青森に着いた方が良い」と教えてくれる。
 お礼を言って国道103号を北上して十和田湖に向かう。大湯温泉を過ぎるあたりから十和田湖方面に黒い雲が広がりだす。
 途中から道はぐっと狭くなり、小刻みなワインディングになる。北海道の林道みたいだ。ここを観光バスが行き交うなんて、本当にすごい。確かに距離の割に時間がかかった。
 発荷峠で霧雨がひどくなり、レインウェアを急いで着る。48年前、中学校の修学旅行で来た時も、ここは霧雨だったのをいきなり思い出した。
 展望台から十和田湖を見おろす。


発荷峠にある展望台からの十和田湖

道に迫る背の高い杉林は北海道では見ないので、新鮮
 しばらく湖岸の道を走ってから、東北自動車道へ。高速は路面工事やトンネル点検が多く、50~80キロ制限がほとんどであった。大変暑くなってきたが、坂梨峠の坂梨トンネルが長い長い!しばらくは気持ち良かったが、途中から寒くて震え上がりながら走行した。PA『阿闍羅』は名前に迫力があって気に入る。



 雄大な岩木山を遠目に高速を降りて青森市内へ。朝のガソリンスタンドと同系列のセルフで給油をしたが、カードはやはり裏面を上にして入れる方式だった。今度は無事給油できた。
 時間に余裕ができたので、市内を少し走ってみる。大きなスーパーでバイクを停めて昼食を買いに入る。地元の人の会話を聞いたり、売っている味噌やお米の違いを楽しんだ。米菓子コーナーの看板に「南部せんべい」と大書されていて、さすが青森と思う。種類も色々あった。
 涼しい『津軽海峡フェリー』の三階待合室で自分の乗るフェリーを見ながら、パンとサンドウィッチを食べ、ぼうっとしたり、各地でもらったリーフレットなどを眺めて過ごす。





 バイクでフェリーに入り、予約した『ビューシート』へ。席のほぼ真ん前が船首で、子どものようにワクワクする。室内は大変涼しく、おだやかな海のうねりでほとんどの人が眠っている。自分も旅のメモ帳を整理したり居眠りをして過ごす。



 後半、目の前に島が出てきて、「この島はなんという島?」などと思っていたら、その横に駒ヶ岳の姿が見えてきた。「あ、島じゃなくて函館山じゃないか」と気がつく。何回も見ている函館山も、真後ろからはわからなかった(^^;

船の正面が函館山でした

左に駒ヶ岳が見えて気がつく

おお、久しぶりに見ました!

『なっちゃん』じゃないですか。個人的には数奇な運命をたどっている気がする船です

 函館駅近くのビジホに泊まったが、
素泊まりなのに意外と高い。フロントの人に「日本医師会・消化器学会の大会があって、今夜はどこも高いんです。すみません」と言われた。
 すっかり暗くなってから外出。電車がゆっくり走っていて、函館らしい。確かに人がたくさん歩いている。道内は翌日から暴風雨の予報で、雨が降り始める。電車通の向かい側にセイコーマートの看板があり、「北海道に帰ってきたなあ」と思う。飲み物と翌朝のパンを買って店を出ると、道路向かいがマック。無性にビッグマックが食べたくなり店内に入ると、遅い時間だがかなり混んでいる。海外の観光客が結構いた。
 ホテルでビッグマックを食べて涼んでいると、妻や息子から「明日の天気はかなり荒れるから気をつけて」と心配するLINEがあり、NHKのデータ放送を見る。
 今回のツーリングで最悪の天気は、最終日に待っていた(^^;(^^;(^^;
   最終回につづく
 
 

東北ツーリング8 岩手県龍泉洞~秋田県鹿角市へ

2023年08月14日 | 日記
 岩手県岩泉町の龍泉洞を後にして、秋田県に向かう。国道455号(小本)は交通量も多くなく、走りやすいワインディングが続いていて心地よい。茂市のガソリンスタンドで給油をし、お姉さまとしばし話をする。早坂高原下の早坂トンネルは長く、中はとにかく寒かった。本日二度目の寒さを満喫(^-^)
 岩洞湖手前に岡本商店というお店があり、食堂もあるので遅い昼食を食べることにする。
 中は思い切り昭和の雰囲気を残す食堂で、今昭和ブームだから多くの人が寄ってみたらいいと思う。

岡本商店さん正面

小さい頃の食堂やドライブインの雰囲気があって良い

角度を変えるとこんな感じ

マタギの木彫りが味わいあり。マタギ像の横にあった大きなパネルをお店の若だんながひっくり返すと、それがメニュー表だった
 新鮮なキノコが売りの一つなので、『舞茸天丼セット』にしたら、舞茸も
ごはんもかなりの大盛りで驚いた。
 「え、こんなに量あるの?!」と思わず言ったら、お店の女性が「しっかり食べてね」と満面の笑顔で答えてくれた。
 おいしくいただいていると、商店の年配のご主人に軽トラで来たお兄さんが、「さっきそこで熊を見たよ」と言っている。サイズ的に子熊ということで、「母熊にあわなくて良かったな」という会話をされている。レジの近くに数年前に撮られた、ここの道路を横切る熊の写真が貼ってあった。
 再び455号を走るが、所々にある熊注意の看板のイラストがかわいい。北海道はヒグマなので、巨体もしくは狂暴そうな熊の看板ばかりである。
 途中で県道16号に右折し滝沢市から北上して岩手山の周りをしばらく走った。

 続いて八幡平市に入っていく。この時点ですでに16時近くになってしまう。そして時々霧雨が降りだす。散々くねくね道も楽しんだので、もう峠道はいいやと東北自動車道で鹿角市に入る。鹿角の道の駅『かづの』でお土産を自宅に発送し、ホテルに到着。
 日が暮れ出してから商店街に向かう。日中どのくらいのお店が営業しているかわからないが、商店街が長く連なっている。懐かしい雰囲気だ。



 なんとなく北見の駅前商店街を思い出しつつ、『びいる亭KAZUNO』というところに入り、カレー飯を食べ、エビスのホップの豊かなビール、ハーフ&ハーフなどを飲みつつお店の方と談笑。お店の方が昔からのファイターズファンで、北海道にも何度が来たことがあるとのことで、そこからどんどん話が盛り上がり、秋田のことを色々教えてもらった。


 楽しい時間を過ごし、満足してホテルに戻り、ぐっすり眠ることができた。
  つづく(^-^)