北の大地とYAMAHAセロー

札幌在住です。北海道や日常のことを、のんびりアップしています。

新冠町サラブレッド銀座へツーリング 後編

2022年08月28日 | 日記

『優駿メモリアルパーク』に着くとすぐに目に入ってくるのはオグリキャップの像です。建物の中にはオグリを始め名馬の思い出の品々がたくさん並んでいて、思わず「おおー」とうなりました。
 
 いわゆる血統がパッとせず期待されていなかったオグリが、他馬より半分程度の心拍数で走る強い心臓と、練習後の大食いで「こいつは大物になる」と言われ、優勝回数を重ねていった物語は夢があります。
 しかし連戦の疲れを癒すために取った一か月の休養でかえって調子を落としてしまい連戦連敗、引退を決めたのでした。
 オグリ最後のレースに集まった観客は何と17万人!私はもちろんテレビ観戦でしたが、テレビ越しに大観衆の熱気が伝わってきました。
 出走前に元気の無かったオグリに、騎乗する武豊さんが「しっかりせい、おまえ自分を誰やと思ってるんだ。オグリキャップやぞ」と叱咤激励したという話は、だいぶあとになってドキュメンタリーで知りました。
 そしてオグリキャップは引退レースでなんと一着でゴールイン。有終の美を飾ったオグリと17万人の大オグリコールには胸が熱くなりました。
 
 引退後のオグリキャップは、その後のんびり余生を過ごしたそうです。
 ここには何頭もの馬のお墓がありますが、ファンが自分の好きだった馬の墓前に花を捧げていました。
 
 一つ一つ回りながら、お墓の馬のこと、そして競走馬となるべく生まれたものの、結果が出なくてつぶされてしまった馬たちのことに思いをめぐらせました。
 帰りにはサラブレッド銀座を少し離れた地区を回りました。
 
 この馬は私がよそ見をしてからふっと目を戻すと、顔をこちらに向けてじーっと見てました。それから一瞬慌ててから何事もない顔をして横を向いたので、試しにもう一度よそ見をしてパッと見たら、やはりこちらを見てました。
 
さっと目をそらす馬。行動がかわいいです(^-^)

 印象深いことが色々あったツーリングでした。北海道をバイクで走れるのもあと二か月余り、今度はどこに行こうかな?
 

新冠町サラブレッド銀座へツーリング 前編

2022年08月27日 | 日記
 皆さん、本当にお久しぶりです!気がつけば一ヶ月と三週間もブログを更新していませんでした。平日は仕事でかなりヨレヨレ、土日のバイクで走れる日は一日走り回り、疲れて更新もできない日々(^^; 少しずつですがアップしていきます。
 8月21日に札幌から日高にある新冠(にいかっぷ)町『サラブレッド銀座』方面を走ってきました。往復320キロほどのツーリングでした。
 現地でたくさん見聞きしたいので、オフ車ですが高速道路で移動。ETCを今年つけたので楽&割引がうれしい。苫小牧から先の日高自動車道は、厚賀まで無料!日高門別ICを過ぎると、広大な牧場がずっと続きます。この風景が素晴らしいです。
 終点「日高厚賀」で一般道へ。前に来たのは25年も前です。やはりあちこち寂れているのにため息。
 新冠町の道の駅「サラブレッドロード新冠」到着。ここで一気にテンションが上がりました。
 
 昭和の競馬界を代表する名馬、ハイセイコーの像が出迎えてくれます。日本中の熱狂、引退に際して作られた歌『さらばハイセイコー』の大流行、子どもの頃の記憶がよみがえってきます。
 さらに新冠産駒の名馬たちの碑がたくさん並んでいます。
  
 
 思わず「おおー」と声をあげながら撮影していましたが、同じような人たちが次々とやってきます。競馬が大好きそうなお父さんお母さん、『馬娘』が大好きそうな男の子女の子が同じように「おおー」とか「ああー」とか言いながら撮っています。個人的にはこのナリタブライアンがとても印象に残っています。すごかったなあ、ナリタブライアン。
 
 道を少し戻って『サラブレッド銀座』と呼ばれる道へ。この道路の両側に、数多くの牧場が並んでいます。   

 
子馬熟睡中。最近ヨギボを使って寝る馬が話題ですが、ご存じですか?あの牧場は引退した馬たちの面倒を見てくれています。あのCM料が馬たちの餌代になり、本当に助かったそうです。
 馬たちの姿をゆっくりとながめながら、「オグリキャップ」で有名な

『優駿メモリアルパーク』に到着しました。 後編へ続く