昨年、ばっちゃんちから我が家の庭先に移しましたフキノトウが出始めましたので、新春の味覚を楽しみにしていましたが、ちょっと目を離している隙に、花をつけてしまいました~(笑)
それを不憫に思ったのか、かみさんが、去年作った冷凍フキ味噌をそっと出してきて冷蔵庫に忍ばせてくれていました。
私はありがたい気持ちと、さみしい気持ちと悔しい気持ちが入り混じりながらもご飯の上に乗せてひと口ほおばりました。
苦みと甘さの絶妙なコンビネーションに、私はいつのまにやら、心地よい透明な春の柔らかな日差しと、きょうは優しく頬を撫でていく風を受けながら、野山を駆け巡り、千曲川を眼下に眺め、新幹線がさっと橋を越えて去って行く様子をぼんやりと眺めていました。
私は、ひとしきり自然の味覚に舌鼓を打ちました。
次はきゃらぶきやフキの煮物だな・・と早くも心躍らせながら・・。