零式艦上戦闘機（５９）最強のレシプロ戦闘機 Ｐ－４７

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零式艦上戦闘機（５９）最強のレシプロ戦闘機 Ｐ－４７　　

日本海軍の局地戦闘機（インターセプター）『雷電』と同じ名前を持つ、　
リパブリック　Ｐ－４７　サンダーボルト（Republic P-47 Thunderbolt）は、
第二次大戦中で最強のレシプロ戦闘機の一つだ。

＜Ｐ－４７Ｎのカタログスペック＞
エンジン：Ｐ＆Ｗ Ｒ－２８００－５７空冷　２８００馬力
全福：１３ｍ
全長：１１．１ｍ
機体自重：４９９３ｋｇ
全備重量：７３９９ｋｇ
最高速度：７２５ｋｍ／ｈ
航続距離：２６００ｋｍ
兵装：１２．７ｍｍ機銃×８（携行弾数１銃あたり４２５発）
爆弾：１．６８トン（最大）
ロケット弾：１０

生産数約１５７００機（輸出を含む）
＊Ｐ＆Ｗ＝プラット・アンド・ホイットニー社

１９３８年頃、アメリカ軍はドイツ軍の戦闘機が近い将来、４００マイル（６４４Ｋｍ／Ｈ）を超えると考え、１９３９年から強力なインターセプターとしてＰ－４７の開発に着手した。

２８００馬力の大出力エンジンを搭載し、プロペラ翅を４枚持つ。

１９４３年９月から、Ｐ－３８の不足を補うために、中国、中部太平洋、南方などの各方面に配備が開始された。
【参考】零式艦上戦闘機（５１）　零戦の好敵手Ｐ-３８ライトニング　2014-07-26

ドイツのＶ－１などに対抗するために高出力を必要としたが、当初は航続力が短かく、１９４４年にヨーロッパ戦線の戦闘機をＰ－５１に統一することになると、戦闘爆撃機として地上攻撃に投入されるようになった。

太平洋方面では、Ｂ－２９を護衛するために胴体内燃料タンク、翼内タンクを増大させ航続距離は最大３２００ｋｍに伸びた。
日本本土防衛で迎え撃つ日本陸海軍機による邀撃戦では、容易ならざる護衛戦闘機だった。

ちなみに最大の派生型、ＸＰ－７２スーパーサンダーボルトは、３４５０馬力のエンジンを搭載し、最大速度は７９０ｋｍ／ｈに達したが、ジェット戦闘機の出現で開発は中止。

Ｐ－４７はＰ－５１に比べて維持の手間がかかるために、終戦と同時に生産を終了し、１９４９年には全て退役したのでありました。

関連　（１１）多勢に無勢　2013-10-19
関連　（５１）零戦の好敵手Ｐ-３８ライトニング　2014-07-26
関連　（６１）大戦時最良の戦闘機 Ｐ－５１マスタング　2014-10-04

零式艦上戦闘機（６０）　光像式（ＯＰＬ）照準器 2014-09-27 　につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機（５８）　機関銃と機関砲　2014-09-13

零戦５２型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ！！

＜関連記事＞
零式艦上戦闘機リンク集　2013-09-14
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