昭和43年に彩華が屋台からスタートしたのに遅れること4年。昭和47年に京都で、横綱が彩華同様に屋台からスタートしました。
正月の移動中に、「ラーメンでも食べようか」と、家族で入ってみました。、6年ぶりくらいでしょうか。
横綱はとんこつしょうゆラーメンです。テーブルにはネギのポットが置かれていて、入れ放題となっています。うま味とうがらしとおろしにんにくも入れ放題。長男なんぞは手馴れた雰囲気でにんにくを一さじ、うま味とうがらしをたっぷり入れていました。本来白っぽいスープの色なのに、赤く染まって別の品物のようでした。
味はとりてたたうまい、ここでしか味わえないというほどでもないのに、結構な客の入りです。通りがかりに横目で見ますが、いつもよく客が入っています。不思議なラーメン屋ですね。たぶん、この味で通を唸らせるとかいう狙いではなく、万人受けを考えた味付けなのかも知れません。先の記事の彩華のように強いインパクトがない代わりに、二度と食べるのは嫌だという人のないような中庸をいく味。そして、各自でにんにくを使ったり、とうがらしを使って好きな味に仕上げていくということですね。まさに彩華とは対照的。
ご主人様が面白い話を聞かせてくれました。長男が小学生だったころ、友だちのお母さんのクルマでこの店の前を通りかかったとき、「この店、まずいんやで」と言ったそうです。そのお母さんは今でもここを通ると、そのことを思い出すのだそうです。それで、ラーメンをすすりながら長男に聞いてみると、当の本人はまったく覚えていませんでした。
お店の名誉のために強調しておきますが、まずくはありません。それから横綱が彩華より20円安いんです。
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