
木々に覆われた道路から高度を稼いで、やがて頭上に空が見えるようになりました。トンネルが現れて、ここにも数台のクルマが停まっています。これらのクルマにも人はいません。
幸い、舗装路はまだ続いています。この数百メートルのトンネルを抜けると川上村になるらしい。このトンネル、五番関トンネルと名付けられています。不思議なネーミングですが、五番関とは、吉野から熊野に至る大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)上にある関で、女人結界があった場所だそうです。その五番関の下にあるトンネルだから五番関トンネル。そんなことはなーにんにも知らない奈良県民でした。goo地図で標高を確認すると1108.4mと表示されました。このスクーターの標高記録更新のはずです。和歌山県の生石高原で約800m。和歌山県かつらぎ町と大阪府和泉市の間の鍋石峠670mほど。ケータイを壊したメナード青山のハーブガーデンで610mくらい。京都府の鞍馬と花背の間の花背峠が757mくらい。その近くの芹生峠で700mほどです。(全部、このブログで記事を書いてました!)
ゆっくりとトンネルをくぐると、出た所もかなりの高所。川上村のホテルの看板が出ていて、ホテルまで13kmと書かれていますから、これは幸い。帰りは川上村経由だと考えたのでした。ここしばらくは雨続きで、舗装された道路の上も小枝が残っていたり、石ころが転がっていたり。川上村に向かって坂を下り始めると、クルマが何台か登ってくる。また自転車の兄いが二人、登ってくる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます