一国の命運を負う宰相の演説を聴く期待と不安
均等な幸せ願う民なれど至難と思う何時の時代も
地の果てに又冬の海に死せるを聞けば哀れ男なる性
聖戦など有り得ぬことを信じいる中東の輩の集団憎し
教壇に「よくぞ男に生まれける」と宣しし恩師の面影の顕つ
四面楚歌国のめぐりの闖入に小市民なる吾らの憂鬱
日脚のびし睦月尽日カレンダーを勢いめくれば菜の花絵画
庭隅に芍薬水仙屯して天を指しおり気合見せいる
立春の雨しとどなり生きものの静かな歓び野辺に聴こゆる
均等な幸せ願う民なれど至難と思う何時の時代も
地の果てに又冬の海に死せるを聞けば哀れ男なる性
聖戦など有り得ぬことを信じいる中東の輩の集団憎し
教壇に「よくぞ男に生まれける」と宣しし恩師の面影の顕つ
四面楚歌国のめぐりの闖入に小市民なる吾らの憂鬱
日脚のびし睦月尽日カレンダーを勢いめくれば菜の花絵画
庭隅に芍薬水仙屯して天を指しおり気合見せいる
立春の雨しとどなり生きものの静かな歓び野辺に聴こゆる