遠州の秋葉山 可睡斎 法多山 神々はみな高きにおわす
小春日の山路を巡る参詣に いにしえ人も踏みし参道
卒寿なる嫗の健脚讃えおり百人の生 百人の色
人生に子育てのときを最高と姑の述懐かみしめていつ
孫世代ひとり ふたりと嫁ぎゆく いろいろありし杳き道のり
扶養家族 不要家族と思いいしと 大笑いの昔 吾子五十歳
夏柑とデコポン残し採り終えし畑広々と秋思のゆうべ
憎きひとり核携えて理不尽を言い募りいる北の彼奴は
寒椿 赤の愛らし小春日の日暮れを騒ぐ鴉の濁声
小春日の山路を巡る参詣に いにしえ人も踏みし参道
卒寿なる嫗の健脚讃えおり百人の生 百人の色
人生に子育てのときを最高と姑の述懐かみしめていつ
孫世代ひとり ふたりと嫁ぎゆく いろいろありし杳き道のり
扶養家族 不要家族と思いいしと 大笑いの昔 吾子五十歳
夏柑とデコポン残し採り終えし畑広々と秋思のゆうべ
憎きひとり核携えて理不尽を言い募りいる北の彼奴は
寒椿 赤の愛らし小春日の日暮れを騒ぐ鴉の濁声