ホテルで寝ていたら泥棒に入られました。パスポート、クレジットカード、キャッシュカード、デジタルカメラ、現金約4万円、腕時計、ラジオ、電熱コイル、などを盗られました。
ガイアナ入国~盗難までの流れは、以下のような感じです。
(カメラをデータごと盗られたので、今回は写真なしです。)
ブラジルを周る予定だったのを、ロライマ友達Sくんの誘いもあってギアナ3国を一緒に旅することに急遽変更しました。仏領ギアナからブラジルに入るルートです。
ガイアナは南米の中のアフリカと言ってもいいくらいのアフリカテイスト溢れる国でした。8割くらいの人が黒人または黒人の混血、道は未舗装、建物は古くて汚い、人は気さくで適当、治安は最悪、蚊が多くてマラリアの危険大(デング熱も)、赤道直下できつい日差し、、、あの辛くも楽しかったアフリカを思い出させてくれます。一緒にいるSくんもアフリカ大好きっ子のドM旅行者なので、二人で大興奮でした。
国境の町レセムから首都ジョージタウンまでは夜行バスで17時間でした。しかし、この夜行バスがなんとミニバス。大型バスではなくトヨタのタウンエース。これはこの旅初体験です。リクライニングはもちろんなし、常に直角座り。そして道路は延々と未舗装。しかも雨季で道はでこぼこ+水たまりだらけ。ドライバーの運転はブレーキの存在をしらないんじゃないの?というくらいの激しさ。なので、車内では常に頭や身体をぶつけないように力を入れ続けなければいけません。気を抜くと、ゴツンとやられます。初めのうちは、綺麗な星空、月明かりに照らされる未開発の自然、道中に続々と現れては車に驚いて逃げ惑う野生動物たち、それらのものに大興奮して疲れも感じることなく楽しかったのですが、いつかそれにも飽きてきて睡魔が襲ってきます。
ウトウト・・・ゴツン!いてっ。おっと、頭を打たないように気をつけないと・・・。
ウトウト・・・・・・・・ゴツン!いってー・・・。ああ、しかし眠たいな・・・ウトウト・・・。
・・・。
ゴッツン!!うぐぅ!頭がいてーー!!!
ということを10回以上繰り返した後、森の中にぽつんとあるレストランとゲストハウスを兼ねたような休憩所に到着。23時でした。バスの乗客達は車内で寝るか、オープンテラスの椅子で寝るか、の二者択一を迫られます。ドライバー達はハンモック持参なので気持ちよさそうに寝てやがります。車内は暑くて窮屈、屋外は身体は伸ばせるけど大量の蚊、という地獄の選択肢です。最初は屋外を選んで寝たのですが、どんなに虫除けクリームを厚く塗っても蚊が離れていってくれず、10箇所くらい刺されたので、車内に逃げこみました。車内では寝転べるようなスペースがないので体が痛くて20分ごとに体勢を変えるために起きなければいけません。そんなこんなで、合計1時間くらいしか寝れないまま朝5時くらいに車は出発しました。その頃には疲れすぎて僕もSくんもすっかり無口になっています。
昼の11時頃に最初の町に着き、そこからは舗装道路になって楽でした。それにしても、15時間も一切町がなく舗装道路もないというのは、アフリカですら経験できなかったすさまじい移動でした。ジョージタウンには昼過ぎに到着。危険な町ジョージタウン。ガイドブック・ロンリープラネットには「ジョージタウン・イズ・デンジャラス」というシンプルな表現で危なさを表しています。「昼も一人では出歩けず、夜になると地元民ですら2ブロック先のレストランに行くのにタクシーを使う」とか・・・。びびりまくっている僕らはタクシーで安宿へ行きました。二人でツインをシェアしました。部屋は2階で道路に面していて、そこからジョージタウンののどかな風景が見渡せます。
その後町をぷらぷら散歩したのですが、ガイドブックが言うほどは危険な感じはしませんでした。二人ともアフリカ縦断経験者なので、危険な町というものに、ある程度免疫があるのです。調子に乗って「5年前の本だし、最近は改善してきたのかもしれないね。」とか「良い人が多いね。」とか「明日は夜も歩いてレストランに行ってみようかな」なんていうジョージタウンをなめた発言をして、その日は眠りにつきました。前日、ほとんど寝てなくて疲れていたので、10時半に消灯してすぐに眠りに落ちました。やっぱりベッドで寝れるのはうれしいなあ。
犬の吠える声が激しいのと、部屋が明るいのとで、夜中に目が覚めました。部屋が明るいには、僕のすぐ側のドアが開いていたからです。Sくんが、ちょっと部屋の外に出てるのかなあと思って彼のベッドを見てみると、彼はベッドでぐっすりと眠っています。昨夜、ドアは寝る前に確かに僕が閉めて鍵をかけたので、おかしいなと思って辺りを見回すと、荷物がやけに散らかっているのです。まさかと思って僕が貴重品を入れていたカバンをチェックすると、パスポートやクレジットカードが消えていました。
あっちゃー。。。また、やられちゃったよ。(タンザニアに続き)
窓を見ると、干していた洗濯物がぐちゃぐちゃに乱れていました。きっと泥棒は窓から入って来て、荷物を探って貴重品を盗んでドアから出て行ったのでしょう。Sくんを起こして、宿の人に警察を呼んでもらおうとしたら、宿番をしている3人が全員英語がしゃべれません。ちなみにガイアナの公用語は英語です。絶望感倍増です。仕方なくその人達と一緒にとなりの宿まで行って、英語をしゃべれる人を探し、その人が電話で警察を呼んでくれました。警察が来るまでの間、何が無くなったのかをチェックしてみると、僕は冒頭に書いたものが盗られており、Sくんは、パスポートやお金関係は無事だったけどデジカメやアドレス帳などが盗られていました。僕のノートパソコンや彼の一眼レフカメラなど大物が残っていたのは、不幸中の幸いでした。しかし、パスポートが無くなったのは痛いです。こんなガイアナなんていう訳の分からない国でパスポートが無くなる不安感は、並ではありません。(その分、再発行はいったいどうやってやるんだろう、というワクワク感もありますが)
ガイアナ訛りが酷くて何を言っているか全然分からない警察官の取調べが終わったのは深夜4時でした。翌朝8時に警察署に来いとのことです。まだまだ寝れない日は続くようです。。。
<後処理編に続く>
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しかも僻地でパスポートやデータまで。。
身体への被害がなくってよかったよ。
僕もエチオピア・アジスのミニバスで
3千円の財布を盗られたけど、かわいいもんやなぁ
次号、後処理編を楽しみにしています。笑
ガイアナ。。。確かに不安すぎるーーーー。
デジカメってクスコで買ったばっかじゃないですか。あんなにいいって喜んでたのに。
次回の日記楽しみにしてます。
俺はアフリカはもろっこだけでいいやー
これはまたへこむ出来事ですね。。
パスポート再発行がめんどくさそう。。
でもそれを楽しみに変えられるとは、サイヤ人みたいですね。
良かったら僕の元気を使ってくださいな。
いまから手を上に上げますよ~。
またやられちゃったよ・・・。へこむでぇほんま。
エチオピアでやられたんや。
エチオピアはいるだけで疲れるから、そういう事件があるとめちゃ腹立ちそうやね。
こあらくん
なんとか大丈夫やで!!!
地元警察の仕事が異常に遅くてイラッと来るけど、大使館の人がとても親切なので、なんとかなりそうやわ!
デジカメは、そう、あのクスコで買ったお気に入りのやつですわ。
がっかりですよ、ほんま。
takayukiくん
またやでー!!!
この旅行中にデジカメ無くなったのは、もう3回目やで!
クリシュナくん
その通りなんですよ。
ガイアナには日本大使館が無いのでパスポート再発行がめんどくさいです。
おおっ、元気玉きたーーーー!!!
くじけずに頑張れー!!
新しい食べ物かと思ったら恐ろしい所なんね、、、、
そんな所早く出なさいなっ!!Bダッシュが一番!!
でもなんだか慣れてる感じがでてますよ!
慣れちゃダメダメ!!!!
ありがとう!!!
くじけそうやけど、頑張るで~!!!
サオさんも、いろいろ頑張れ!
よしさん
そうはいってもガイアナは結構おいしいですよ。珍味です。珍味。
Bダッシュしていのはやまやまなんですが、肝心のパスポートが・・・。
そうくん
久しぶり!
最悪やで・・・ほんま。
でも、今回はノートpcが生き残ったので精神的にはちょっと楽やで。
パスポートが無いので手続き上はすごいしんどいけど。
いやー、実際慣れてきちゃったわあ。
でも今回ので身にしみたので、今後は防犯をきっちりとしていきたいと思います!