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世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

久しぶりのアラブです。シリア(アレッポ、ハマ、ダマスカス)

2007年11月22日 23時38分23秒 | アジア

シリアはトルコとは違って完全なアラブの世界でした。人は陽気で人懐っこくて親切で、女性は黒い布で顔を隠しているし、町は埃っぽく雑然としていて、香辛料の匂いがして活気があってドライバーの運転が荒くて、土やレンガ主体の建物の雰囲気は独特で異国情緒があり、食べ物は安くて美味しくて、物価は全体的にトルコの半分くらいになるしで、やっぱりアラブの国はいいなあと思わされます。

シリア旅行は、石鹸が有名なアレッポ、水車が有名なハマ、欧風の城クラック・デ・シェバリエ、首都のダマスカス、と6日間で駆け抜けました。

アレッポの石鹸屋。

アレッポという町は、美容に良いと評判の石鹸が安く買えるので有名です。せっかくなので買いに行ったのですが、種類が豊富すぎていったいどれを買えばいいのかまったくわからないのです。しかも、店の人が英語をほとんどしゃべれないので、判断基準に困ります。仕方なく片言英語の「ディス・イズ・ナンバー1」という言葉を信じて一つ買ったけど、なんだか泡立ちが弱いので、あんまり使用感は良くないです。

アレッポの城を観光した時、見学に来ていた学校の子供達と遭遇して「写真を撮って!」とか「握手して!」とか、あっという間に数十人集まってきてもみくちゃにされました。彼らは外国人が大好きみたいです。

僕も調子に乗って写真を撮ったり、握手をしたり、子供と遊んでいたのですが、しばらくするとカンカンに怒った先生がやってきて子供達はみんな思いっきりはたかれちゃいました。それでも、懲りずに何度も集まってくる君達はエライ。

ハマの水車

しかし、シーズンオフのためか止まっていて、水も排水が溜まっていて臭かったです。残念。

中世十字軍の城、クラック・デ・シェバリエ

小高い丘の上にあって、人も少なく静かで、なかなか雰囲気良かったです。

この城の近くにいる乗馬少女

馬に乗っていると凄くかっこよく、馬から下りるとはにかみ屋さんでかわいかったです。お菓子をあげると、それを半分にしてちゃんと馬にもあげてました。

首都ダマスカスの巨大なモスク

床がピカピカなところが良かったです。入場無料なとこも。

シリアは昔ギリシャ・ローマに支配されていたので、ギリシャ・ローマ風の建造物が多数残っています。前述の水車なんかもそうです。ダマスカスでは、アラブ風のスーク(市場)にギリシャ風の門が建っていて独特の雰囲気がありました。下の写真は、上のモスクを出てすぐのところの門で、奥がスークです。


個人的ダマスカス最大の見所は、ここ。内装が金ピカのモスク。

外から見ると普通の小振りなモスクなのですが、内部がとにかくド派手で凄いです。ディスコかここは?という感じなのです。

男性の部屋は青が基調


女性用の部屋は白とピンクでお洒落な感じです。

そんなド派手なモスク内では、うらぶれたおっさん達がごろりと寝転がって昼寝をしていたりしていて、なんだかアナザーワールドな雰囲気でした。

ダマスカスの映画館。このおっさんは、シリアの映画スターなのでしょうか?



現在はヨルダンの首都アンマンにいます。明日、イスラエルへのノースタンプ入国にチャレンジします。(イスラエルのスタンプがパスポートに押されていると入国ができなくなるイスラムの国があるので。例:シリア、イエメンなど)トルコからわざわざ南下してきたのはイスラエルに行くためなので、なんとかうまくいって欲しいものです。インシャッラー。




という記事を書いてアンマンのネットカフェでアップロードしようとしたらなぜか駄目だったので、今はエルサレムの宿でアップしています。そうです。イスラエルでのノースタンプ入国は無事できたのです。よかったよかった。
(イスラエル側の国境で元サッカー日本代表の北沢豪さんに会いました。仕事で来てるのでしょうけど、なぜ陸路で国境を越えてるのだろう???)