切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

松尾神社 京都市伏見区

2021-07-14 22:20:02 | 撮影
松尾神社

 

『御祭神 木花咲耶姫命
祭日 大祭 四月十八日
   月次祭 毎月十八日
   お火焚祭 十一月十八日
由緒
 当社の御鎮座の年代は詳らかで ないが当地を野田村と称せし頃 野田村鎮守の神社であった。
 伝えによると村の中心で一番高 い所(現在地)に祀るようにとの ご神託があって当地に祀られ 以来 近在近郷にいたるまで 人々の崇敬の念篤く広く信仰されることとなった。
 御神徳は火の神 水の神 安産 の神として崇敬せられ特に安産 の神として 出産の御利益はあら たがで女性の方々の信仰が篤く 参詣の人が多い。
 松尾神社』  (説明書きより)

    

 松尾神社は近鉄京都線伏見駅から、高架の線路に沿って西の方へ進むとカーブしており、その場所にある。この近くはしょっちゅう走っているが、まさかここに神社があるとは思いもしなかった。駐車場はなく、コインパークが少し離れたところにある。
 神社の名前からどうしても、「松尾大社」との関連を想像しがちだが、少なくとも祭神を見てみると、松尾大社との関連はないと言っていいだろう。祭神の「木花咲耶姫命」はあちこちの神社で比較的よく見る神だ。古事記や日本書紀に登場する神であり、天孫降臨によって地に降り立った絶世の美女であり、彼女に一目惚れしたの瓊瓊杵尊とされる。ご利益は火除けの神であり、農業、漁業などの生産業の守り神、そして航海の守り神ともされる。
 説明書きを読む限り、創建時期については不詳ながらも、創建当時からこの場所にあったようだ。かつてはこの周囲も農耕地であり、少し南側は大きな巨椋池が広がっていた場所だと言える。そういった意味では航海の神という部分も当てはまるんだろう。
 神社そのものは思っていたよりも広い敷地を有し、石造鳥居や常夜灯など、また本殿などの建物も含めて、なかなか立派な構えをしている。絵馬堂もあり抹社も本殿の横にある。ただそういった建物等は全体的に比較的新しいように感じた。本殿の再建は昭和60年とあったが、全体的に再建されてからさほど年月は経っていないんだろうと思われる。周囲はマンションや住宅が建ち並び、比較的落ち着いた場所だが、神社の裏手を近鉄の高架線が走っており、列車本数が多いのでなかなかの騒音だ。

      
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