切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

《 3年半ぶりの学生5人組同窓会 at 山口県 》①    2024.5.7

2024-05-13 22:44:20 | 旅行


 このほど山口県にて学生時代の友人5人組の同窓会をようやく実施することができた。卒業して以来それぞれが各自の仕事に懸命に取り組み、無事定年を迎えいわゆる老後生活に、あるいは年金生活に入って行った。その老後生活の中で各自がまた興味ある対象を見つけ、それぞれが独自に勉強を積み重ね、今に至っている。

 私は枚方市に住む友人Oとは近いこともあり、よく連絡を取り合いたまに会ったりして、一緒に食べたり喋りあったりし、あるいはまた同居老人ということもあり、彼の家に招いていただき奥様の手料理をごちそうになったりしている。それ以外の3人は岡山県に1人。山口県に2人というわけで、遠いこともありたまに電話で話すことはあるものの、顔を合わせることはほとんどない。きっかけは4年前に私が食道癌の手術をし、年賀状などでその件が分かって電話をいただき、喋っている中、勘違いで私の余命が残り5ヶ月 という「誤解」が生じ慌てて遠路はるばる、車で3人が会いに来てくれたことに始まる。



  その年の秋に同窓会をやろうということで、私と枚方市の友人2人で呼びかけ、岡山県の M 君と共に、山口県を訪れたのが同窓会の始まりとなった。2泊3日の同窓会は事実上、山口県をY 君の車であちこち案内していただくような旅行という形になり、非常にお世話になった。その時にこれから毎年1回、同窓会を実施しようということを約束して終えた。

 ところがその直後、日本にコロナ患者が現れいわゆるコロナ禍の年が始まる。それがようやく 5類に移行し、そして今回、昨年の秋に計画を立てて学生時代を過ごした京都において実施する計画を立てた。ところが5人のメンバーのうちの1人に初期の胃癌が発見され、手術で取り除きこれは幸いにも大きなことにはならなかったが、別の友人が血管にステントを入れる手術をしたということもあって、秋の計画は先延ばしとなる。

 やはり全員 70代の健康問題というのが、それぞれに起きており、そういったことも加味しながら同窓会をしなければならないような立場となっているのだ。他にも様々な事情があって今回も山口県で実施することにした。

 

 私と枚方市のO君の計画では教職員互助組合のホテルに連泊し、少し名所を回ってあとは ゆっくりと心ゆくまで話をしようというものだった。山口県の Y 君との連絡では、そのように話していたものの Y 君もせっかく山口で実施するのならば、ということで色々と計画を練ってくれていたようだ。やはりお互い遠いと電話のやり取りだけでは限界があるのかもしれない。もうお互い老人なので無理のないところで、というように考えてはいた。 Y 君は独自に、前回山口県のまだ行っていないところなどをよければ案内すると言われていて、そのことにも甘えることにした。

  5月7日、私は JR 宇治駅を9時過ぎに出発。京都駅で新幹線に乗り換え、続いて 新大阪駅で九州新幹線の「さくら号」に乗った。少しでも経費を抑えるために、「ジパング倶楽部」に入って交通費を2割引に抑えた。もちろん自由席だ。新山口駅に着いて分かったことだが、岡山県の M 君も同じ列車に乗っていたことがわかった。



 新山口駅で降りて改札を通ると、どこにいるのかわからず少し歩いたところ、声をかけられた。山口県の Y 君と F 君だ。すでに枚方市のO君も先に到着していた。やはり久しぶりに会うので、すぐ近くを通り過ぎようとしていてもわからなかったのだ。そこに岡山県の M 君もギターを抱えて到着し 5人揃った。お互い腰も曲がらずまっすぐ立っていて、弱々しい老人には見えない。まだまだ現役と言ってもいいくらいの雰囲気だ。 3年半ぶりの再会を喜んで今回も Y 君がワンボックスカーを出して案内してくれるということになった。

 やはり学生時代の旧友とこのようにしてお互いに会えるというのは、本当に貴重なことだと思う。無論年齢が年齢だけに、学生時代の友人の中にはもう既に亡くなってしまった人も1人や 2人ではない。我々 5人組にもそれぞれの健康問題を抱えている人が多いというか、全員が何らかの疾患を持っていると言っていい状態だ。しかしこうして生きて来られたということに感謝しなければならない。今のところ5人ともに、すぐに命がどうのこうのということはないが、突然何かあっても当然だという年齢であることも確かだ。各自が病院に通いつつ、今抱えている疾患と付き合いながら、年老いても勉強することに向き合っているというのはお互い称え合うべきだろうと思う。



  Y 君はまず長門市へ行こうということで、その場には全国的に有名な人物の記念館等が あるという。前回同様 Y 君の運転にお世話になることになった。ご本人が積極的に下調べをしながら選んでくれた場所でもあり、負担をかけることになってしまったわけだ。こうして再開直後、早速出発となった。

    (以下、続く)

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