きらせん

仙台のきらめき










東北大学公共政策大学院准教授
佐分利 応貴

 「ショートピース・仙台短編映画祭」

2007-09-24 21:56:55 | Weblog

  息子の通うスイミングプールのプール祭り。

  

  この少子化の時代にすごい数のこどもたち。
  出店もたくさん。金魚すくいや射的も手作りでやってる。

  
  
  これが住民パワーだったらすごい活性化事例だけど、企業のだから …

  でも「そんなの関係ねぇ~
  (Nさん、小島よしお、ようやく現認いたしました… おっと現認は専門用語か。)

  企業だろうが、市民団体だろうが、いいんです。住民の気が高まれば。
  企業があれば企業がやればいいんです。
  企業がなければ勝手にNPO作ってやればいいんです。

  要は人生笑って生きれば勝ち、的なラテン風。

  こだわりがないと成長しない。
   でもこだわりばかりじゃ窮屈だ。夏目漱石も言っているではないか。

  
  さて、ようやく解放されて仙台短編映画祭へ。
  プログラムは、正直あまり期待していなかった「STUDIO4℃」(何それ?)。
   アニメです。

  ところが結果は。

  呆然…

  すっげー。
  「STUDIO4℃」は『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』のラインプロディーサー(ロジ・段取りの総監督みたいな人)だった田中栄子氏が代表を務める新進気鋭のアニメ制作集団らしい。
  
  「音響生命体ノイズマン」http://www.studio4c.co.jp/works/noiseman/
  アニメと音響効果を融合させた刺激的な作品である。
  監督の森本晃司の才能躍如って感じ。
   こういう作品なら映画館でぜひ観たいと思う。

  たった15分なのに強烈な視覚効果・聴覚効果を与える作品。
  ワーグナーが『トリスタンとイゾルデ』(1859)で楽劇という新しいジャンルを切り拓き、「悲劇と音楽との融合」を成し遂げたならば、森本晃司は「ノイズマン」でアニメのと音響の融合による新しい地平を切り拓いたと言っても過言ではない。でもこれ10年前(1997年)の作品なんだな。どうしてこの路線が続かなかったのだろう?? 

  「上海大竜」も傑作である。http://clappa.jp/Special/65/2/2/
  監督の河森正治って、あの大好きだった『超時空要塞マクロス』のメカニックデザイナーだったんだ。どうりで懐かしい戦闘シーンが出てきたと思った。
  メッセージがシンプルで力強い。そのメッセージを包む演出や映像も迫力があって見事。主人公の鼻水がやや強調されすぎではあるが、清涼感ある作品に仕上がっている。

  「BABY BLUE」(監督:渡辺信一郎)の映像技術もすごい。

  全く、古参といい若手といい、日本のアニメ、まだまだ頼もしい限り。
  ただし、生産性向上率では米国・中国がすごい。
  人材の厚みは日本はすごいが、技術では追いつかれるぞ。


  ちなみにメディアテークの1Fで「せんだい・宮城フィルムコミッション」の展示がやっていた。キムタクの出る『ジャンゴ』の撮影協力などのパネルもあってびっくり。  
  
  あ、『アヒルと鴨のコインロッカー』、9月30日に野外上映会が開催されます。
  広瀬側の河原にて18:30から。    
  
    
    


 「技術の進歩と地域の優位性」

2007-09-23 22:38:40 | Weblog
  岩手2日目。

  
  ロッジを出発し、隣(といっても約5km)にある小岩井農場に向かう。
  
  
  小岩井農場。正面は『どんと晴れ』の岩手山。

  この牧歌的な農場(観光客向けの『小岩井農場まきば園』)も実は三菱グループの会社。小岩井乳業は、小岩井農場と、同じく三菱グループであるキリンビールの合弁で作られた会社である。コンビニに最近並んでいる『小岩井』ブランドの飲料は、キリンビバレッジ系列で扱われている。
  もちろん本社は東京。ま、別に文句があるではないが、ちょっと興ざめですな。
  
  
   花も綺麗です。

  この小岩井農場、株式会社なのに農地を保有できていたのは、農地法(1952)の制定以前から農業経営を行っていたからだとか。
  別に株式会社が農地保有したら問題がおきるわけじゃない。「病気や害虫で周りが迷惑する」という言い分はわかるが、ヘンな使い方したら規制か賠償請求できるようにすればいいだけの話。農地取得に農業委員会の許可が必要なんて、十数年前まで大規模小売店舗法でスーパーの出店を規制していた時の話のようだ。

  この小岩井農場、連休中ということもあってすごい人だったが、なぜ人気なのかがよくわからない。搾乳体験や乗馬体験なんて、千葉のマザー牧場でもやってる。岩手の広大な自然ならでは、という目玉がないような。(天文台はあったが昼は見えないし。)

  ソフトクリームも普通の味だったし。
  
  ※てっぺんが欠けているのは思わず食べてしまったからで、
   ちゃんと最初はありました。

  高校時代に山梨県の清里に行って、1時間並んで食べた清泉寮のソフトクリームは確かにおいしかった。濃厚で、持った瞬間にずっしりときた感触を今でも覚えている。
  今ではミニストップをはじめ、コンビニでもおいしいソフトクリームが食べられるようになった。技術の進歩が地方の特産品の優位性を打ち消した形。このソフトも昔はきっとおいしく感じられたのだろうが。

  
  みやげもの屋もすごい人出。
  やはり収益は加工食品にあり。

  仙台に帰ってきてから『平禄寿司』(回転寿司)にて夕食。
  季節モノの秋刀魚(サンマ)がある。美味である。
  っていうか、これまたサンマが仙台市内で食べられることは外食産業の技術進歩であり、消費者にとってはありがたいことではあるが、気仙沼などの港町でしか食べられなかったおいしいサンマの刺身の優位性が失われたことでもある。悩ましい話である。
  

  

 「闇」

2007-09-22 23:02:36 | Weblog
  家族サービスで岩手の「けんじワールド」へ。

  けんじといっても元総理秘書官の江田憲司(元通産官僚)ではない。
  http://www.eda-k.net/index2.html


  かの宮沢賢治である。日本の誇る童話作家である。

  でも、「けんじワールド」って…
  http://www.kenjiworld.jp/

  ただの「温泉つき波のでるプール」じゃんか。
  地方で設備投資が大きいテーマパークの経営が難しいのは理解できる。
  でも、なんでサル? なんでカッパ??
  入り口にある風の又三郎の像だけが宮沢賢治。
  あとは… 

  名前を変えないと宮沢賢治に失礼でないかい?
  あの『永訣の朝』の詩に、歌に、涙した人に失礼でないかい?

  まぁ、なんの下調べもせずに行った自分が一番悪いが。

  宿泊は「小岩井農場」の隣のロッジ。
  ロッジといってもシャワー・ウォシュレット完備。冷蔵庫や洗濯機、電子レンジまである。いやはや。

  山の闇は深い。ロッジを離れると本当に真っ暗になる。
  いったい、現代人は本当の闇を知っているのだろうか。
  月のない夜の暗さを感じたことがあるのだろうか。
  
  人は闇をおそれ、恐怖は人にさまざまな想像力をもたらした。
  そして畏敬の心を。
  闇を感じたことのない子供は、畏敬の心をもつことができるのだろうか。
  
  砂漠に行って感じたあの静寂。
  昼なのに月の上のように何も音がしない世界。
  その孤独。

  現実の闇を感じたことのない人間に、心の闇を感じることができるのだろうか。
     

  
  ロッジの近くの栗。
  彼らはみんな知っている。

 「イベント」

2007-09-22 10:14:01 | Weblog
  本日は…

 ・ 麻生、福田両氏の街頭演説会。
 ・ メディアテークで短編映画祭開幕。

  明日は…

 ・ 国際センターで「国際センター祭り」
   各国の料理と踊りなど。10時半からはサンバダンサーズが出演!
  

 「農業の将来」

2007-09-21 23:16:08 | Weblog

  法学部の公共政策研究会ワークショップの農家ヒヤリングに同行。
  アポも全部学生が勝手にセットしたので、こちらは車を出すだけ。

  事前にJA(農協)に紹介していただいた3軒の農家をまわり、各1時間~1時間半じ~っくり話を伺った。
  
  

  方言がきつくて50%ぐらいしか言葉が通じなかった人もいたが、それぞれ各地域のリーダー的存在であり、重みのあるお話だった。

  結論として、

 ・ 米作だけでは食べていけない。米価は下がり続け、昔は1俵(玄米60kg)あたり政府買入価格で2万円近くだったのが、今では1万2,000円程度。圃場(田んぼ)整備)、農機具代(トラクター、田植機、コンバインなど)、肥料代、農薬代を引いたら全然儲からない。このため、もち米、牛、大豆、野菜などを作る複合経営でなんとかしのいでいる。

 ・ 農機具代が高い。トラクターは50馬力で500万円。コンバインは一条100万円、3条刈りなら300万、6条刈りなら600万円+キャビン100万円で700万円になる。これにメンテナンスに毎年100万円。集約化で、広い面積を少ない機械で作業できればいいが、大勢が集まって集落営農式にしても、みんな自分の機械を使うので効率化できない。過剰設備投資を解消できない。

 ・ 大豆は補助金も出るので、いま非常に儲かる。ただし、連作障害(何年も続けて作れない)があるので3年目には他の作物を植えなくてはならない。

 ・ 合鴨の無農薬有機米も作っており、市価で3倍以上になる。ただし、消費者の嗜好は変わりやすい。有機米の認定をとるための手続きも、書類を山ほど作らなければならず大変である。契約栽培は収入が安定するが、量を確保しなければならない。

 ・ 『安全・安心なコメ作り』も大事だが、現実的に日本のコメは海外のコメより農薬を使っている(高温多湿地域だから仕方がない)。現状では、固定費を下げるのには限界があるので、収入を上げるためには多収(1反:10アールあたりの収穫を上げること)を狙うのが一番確実。

 ・ 農業経営は不安定なのが最大のネック。市価も変動が激しいし、台風、稲の病気、害虫などのリスクもある。政府の方針もコロコロ変わる。集落営農にしないと生きていけない、と言われて大変な苦労をしてこの地区の人たちを説得した。何度も会合をもち、飲み会もやって、やっとの思いでこの4月から集落営農を始めたのに、参院選に負けたから『集落営農に参加しない農家にも所得保障を』なんて言い出している。 

 ・ 農業は魅力的な仕事だと思う。雨が降ったら休めばいいし、飲み過ぎたら午前中休んでもいい。自分のペースで仕事ができ、秋には努力の成果が目に見える形で得られる。ただし、今のままでは安定がない。百姓はその土地に根付いているんだから、長期的に方針を決めて変えないでくれれば何か考えていくものだ(農閑期にバイトに出るとか)。

  今回は学部の自主ゼミの調査として訪れたが、加美町は公共政策大学院のワークショップの提携先(調査対象)なので、今後何度も訪れる予定。「宮崎特産市」なる野菜市場を土日に開催しているそうで、主婦も元気に参加しているようである。「活性化のタネ」有望株。

  加美町の宮崎地区では11月に地区対抗駅伝大会があって、何十チームも出るらしい。うちのワークショップメンバーも出ないかな? いや、ぜっったい出るべきでしょう。駅伝メンバーは8人、うち女性1名、小学生1名。ウチのワークショップも8人、うち女性1人とちょうどいい。小学生はウチの息子を走らせよう。ふっふっふ。たっくん覚悟しな。

  
  この黄金色の野はいつまで…


    夜は国分町の怪しげなビルで公政研ワークショップメンバーとの飲み会。
  学生の活動範囲の広さに驚く。
 


 「きらせんっ!」

2007-09-19 22:52:35 | Weblog

  生協ではキャンパスごとに担当理事と現場の職員・パートさんたちとの勉強会を開催している。今日は文系キャンパスの今年度初会合。


  … 感動した!!!!


  パートの皆さん(おばさんというにはあまりに若々しかったので)の、店舗にかける情熱。書籍部、パンショップ(コンビニみたいな店)、食堂どこもやる気満々。「どうすればいいか」「何かいい知恵はないか」とどんどん質問が飛ぶ。

  「シュラバス(その年の授業の内容)が手に入らないので、教科書の注文ができない。」
  「学部によっては印刷に出す前にもらえるところもある。発注が遅れると授業開始時に教科書が揃わず学生に迷惑がかかる(出版社によっては注文から配達まで2ヶ月近くかかる)。そこを説明すれば理解してもらえるのでは。」
  「教員の理事から、事務局の教務の方にお願いしてみてもよい。」

  「パンショップで、夕方に行っても買うモノ(おにぎり、サンドウィッチ)がない。」
  「ISO14000の関係で、廃棄率が厳しく制限されており、多めに仕入れることができない。」
  「日によって変動が激しい。突然どーっとお客さんが来たりする。特別講義、集中講義などのスケジュールの把握が必要。」
  「学事スケジュールを把握する担当者は誰か。」
  「それぞれの仕事が忙しいので、実際は職員が自主的に集めている。」
  「スケジュールがわかっていても、客数の見込みが立てられていない。今後は自分が担当したい。」

  などなど。とても積極的で生産的な会議だった。

  がんばっても仕事が増えるだけで、別に給料が増えるわけではない。
  言われたことをちゃんとしていれば、店長から文句を言われないわけだし。
  
  にもかかわらず、この情熱と意欲。
  職場をもっと良くしたい、いいサービスをするんだというプライド。
  これこそ日本の戦後の経済成長と、現在の繁栄を生んだ原動力である。
  
  現場の人たちがこうやって毎日がんばっている姿を、どうやったら学生にわかってもらえるだろうか。理事として、一利用者として、自分もがんばって伝えて行かなくては。


 ※生協理事(無給)としてのお願い

  法学部の先生方、研究費で購入する書籍の注文を図書館にされる時に、一言「本は生協に注文して」といっていただけるとありがたいです。図書館としては何の問題もないそうなので。


 「避難訓練」

2007-09-18 22:49:04 | Weblog

  9月1日の防災訓練に半月遅れての避難訓練。
  ばーっと吹いた炎にがーっと消火器使って、どーっと避難トンネルを3階から滑り降りる

  
  … はずだったが、雨のため屋内で消防署の方の話を聞くことに。あーあ(@_@)。

  

  いつ地震がきてもおかしくない仙台。きらっと仙台、ぐらっと仙台。
  これまでの約200年間に26年~42年の周期で6回大地震があったそうな。
  前回が1978年6月(29年前)なので、確かに要注意。
  
  1.まず自分の身を守る。
  2.ドアを開けて出口を確保する。
   (マンションなどはドアが開かなくなることがある。)
  3.グラッときたら火の始末。

  など。ちなみに普通の消火器は15秒しか消火液が出ないらしい。
  初期消火は重要だが、天井に火が移ったあとは危険なので無理は禁物、とのことだった。

  大学院のワークショップ。中間報告会まであと1ヶ月。加美町佐藤町長表敬まであと10日。スケジュールはいよいよ大詰めになってきた。
  … が未だに中身が詰まってこない。副担当の坪野先生からも「例年1ヶ月前から中間発表の準備を始めるが」との苦言が呈される。んー。議論や段取りはいいが空論ばっかりしてもしょうがない。さっさと情報を集めるべきじゃないか。


  18時からは2ヶ月ぶりの生協の月例理事会。
  青葉山厚生会館の改修問題など。

  生協経営は課題山積。これまでの『低廉なサービスの地域独占』が崩れ、コンビニ、激安店、amazon等の通販との競合にさらされている。

  生協未加入の大学職員にどうやって加入を呼びかけていくか。
  … といっても加入のメリットがないと2万5千円も出資しないだろうし。
  本来はSuicaのような非接触カードを使って、組合員の利便性とポイントがたまるなどのメリットを導入すべきでは。

  生協職員・パートの労働インセンティブの導入について、資料を配付し提言を行う。6月に理事を引き受けて依頼、毎回審議事項に対し意見を表明してきたが、理事権限での議案提案は初めて。
  生協運営の「自治」の原則を貫くためにも、もっともっと理事側からの提案が必要である。目の前の問題を自ら解決できずして、国家や世界の問題解決などできはしない。といっても、せっかくの提案が採用されないと提案意欲もでない。学生からの提案は、事務局は一つ一つ真剣に回答する必要がある。

  生協で一番偉いのは、理事長でも本部でもなく、現場で毎日料理を作ってくれるパートのおばさんたちである。彼女たちが笑顔で働ける環境をどうつくるか、どうやって労働意欲を高めてもらうか、日々の気づき・改善提案をどうやって採用するか、『いろどり』の横石さんのいうとおり、おばちゃんたちの「気を高める」ことにもっと意をつくさなければならない。

 


 「すずめ踊り」

2007-09-17 22:12:45 | Weblog

  自宅から歩いて10分ほどのところに、大崎八幡宮(国宝)がある。
  
  今日はそこのお祭り「どんとロード八幡」の日。

  息子の通う八幡小学校のPTA『親父の会』の副会長なので、3連休にもかかわらず手伝いに出る。
  境内ですずめ踊りをやってるが、仙台に来て初めて見た。(小学校の運動会でやってるのは見たが。) なかなか小気味良いリズムである。
  
  
  すずめ踊りの由来は、『慶長8年(1603)、仙台城移徒式(新築移転の儀式)の宴席で、泉州・堺(現在の大阪府堺市)から釆ていた石工たちが、即興で披露した踊りにはじまる』(青葉祭ホームページ)らしい。

  伊達家の家紋が「竹に雀」であったこと(知らなかった!)、はね踊る姿が餌をついばむ雀の姿に似ていたことから「すずめ踊り」と名付けられたそうだ。

    確かに!! 
                     ちなみに仙台名物『笹かま』もこの笹から

  『戦前までは石切町(現在の八幡町)の石工たちによって踊り継がれ、毎年、大崎八幡神社の祭礼には「すずめ踊り」を奉納するのが通例となっていました。 しかし、戦後は「すずめ踊り」も次第に継承者を失い、同町石切神社にてわずかに残った石工にひっそりと受け継がれるだけとなっていました。
 仙台・青葉まつりでは、途絶えかけた伝続を守るため、伝承者黒田虎雄氏の指導を仰ぎ「すずめ踊り」を復元。 昭和62年より『仙台すずめ踊り』としてコンテストや講習会を開き、すずめ踊りの伝承・普及に力を注いで参りました。 『仙台すずめ踊り』は、「すずめ踊り」の原型をとどめつつも、老若男女どなたにでも楽しめるよう練り直されています。 』(同ホームページ)とのこと。

  要するに、この大崎八幡宮がすずめ踊りの『元祖』『本家』なのですなぁ。

  

  伊達家に敬意を表し、手製くないを奉納。

  … ではなくて、忍者アニメ『NARUTO』にはまっている息子に頼まれホームセンターで作っただけ。
  形がゆがんでいるのは息子が書いた型紙がゆがんでいたからです、たぶん。
  


 「オゾン層保護月間」

2007-09-16 23:21:35 | Weblog
  9月16日は「オゾン層保護デー」。

  1987年9月16日に、人類の金字塔と言われる「モントリオール議定書」が採択されたことによる。だから9月は日本では「オゾン層保護対策推進月間」とされている。
 http://www.env.go.jp/earth/ozone/month/index.html
 http://www.meti.go.jp/press/20070831005/20070831005.html

  「モントリオール議定書」は、オゾン層の破壊という人類共通の危機に対し、世界が一致して対策(フロンの生産規制)に合意したもの。その道のりは長く険しかった。一つの産業を潰すという決断なのだから、当然といえば当然。

  日本では、オゾン層保護対策に一番がんばっていたのは、環境庁(当時)ではなく通産省(当時)だという自負していた。(自分の就任していた時は。) 担当者も通産省8人に対し、環境庁は4人だったし。業界やNPOとの調整も一生懸命やっていた。

  ただ、善意や情熱だけではダメなんだな。
  当時の室としてのミッションは、むしろ途上国対策におくべきであった。戦略が足りなかった。足下でフロンの回収を増やしても、地球規模の問題は解決できない(もちろんフロン回収も、市民がこの問題に関心をもってもらうためのシンボルとしては重要だが)。いかに国際的なレジーム(枠組み)の蛇口を閉めるか、日本としてイニシアチブを発揮すべきであった。

  昔の自分をアホだと思えるということは、少しは成長しているのだろうか。
  でないと困るが… (社会の迷惑。)
  

 「せんだい映画週間」

2007-09-15 22:33:54 | Weblog
  15日から24日まで、『せんだい映画週間』が開催される。
  プロデュースはもちろんメディアテーク若手気鋭のOさん。

  http://www.smt.jp/cinemaweeks/2007/


  せんだいがキラキラする10日間になりそう。
  (あ、久しぶりにタイトルでてきた。)

  去年も行ったが『ショートピース!短編映画祭』はいろんな発見があった。
  22日の交流会には、黒沢清、(あのカンヌの)河直美、長尾直樹、冨永昌敬など映画監督が多数来場するらしい。乞うご期待!
  

  まちが映画でザワザワします せんだい映画週間