きらせん

仙台のきらめき










東北大学公共政策大学院准教授
佐分利 応貴

 「闇」

2007-09-22 23:02:36 | Weblog
  家族サービスで岩手の「けんじワールド」へ。

  けんじといっても元総理秘書官の江田憲司(元通産官僚)ではない。
  http://www.eda-k.net/index2.html


  かの宮沢賢治である。日本の誇る童話作家である。

  でも、「けんじワールド」って…
  http://www.kenjiworld.jp/

  ただの「温泉つき波のでるプール」じゃんか。
  地方で設備投資が大きいテーマパークの経営が難しいのは理解できる。
  でも、なんでサル? なんでカッパ??
  入り口にある風の又三郎の像だけが宮沢賢治。
  あとは… 

  名前を変えないと宮沢賢治に失礼でないかい?
  あの『永訣の朝』の詩に、歌に、涙した人に失礼でないかい?

  まぁ、なんの下調べもせずに行った自分が一番悪いが。

  宿泊は「小岩井農場」の隣のロッジ。
  ロッジといってもシャワー・ウォシュレット完備。冷蔵庫や洗濯機、電子レンジまである。いやはや。

  山の闇は深い。ロッジを離れると本当に真っ暗になる。
  いったい、現代人は本当の闇を知っているのだろうか。
  月のない夜の暗さを感じたことがあるのだろうか。
  
  人は闇をおそれ、恐怖は人にさまざまな想像力をもたらした。
  そして畏敬の心を。
  闇を感じたことのない子供は、畏敬の心をもつことができるのだろうか。
  
  砂漠に行って感じたあの静寂。
  昼なのに月の上のように何も音がしない世界。
  その孤独。

  現実の闇を感じたことのない人間に、心の闇を感じることができるのだろうか。
     

  
  ロッジの近くの栗。
  彼らはみんな知っている。

 「イベント」

2007-09-22 10:14:01 | Weblog
  本日は…

 ・ 麻生、福田両氏の街頭演説会。
 ・ メディアテークで短編映画祭開幕。

  明日は…

 ・ 国際センターで「国際センター祭り」
   各国の料理と踊りなど。10時半からはサンバダンサーズが出演!