息子の通うスイミングプールのプール祭り。
この少子化の時代にすごい数のこどもたち。
出店もたくさん。金魚すくいや射的も手作りでやってる。
これが住民パワーだったらすごい活性化事例だけど、企業のだから …
でも「そんなの関係ねぇ~」
(Nさん、小島よしお、ようやく現認いたしました… おっと現認は専門用語か。)
企業だろうが、市民団体だろうが、いいんです。住民の気が高まれば。
企業があれば企業がやればいいんです。
企業がなければ勝手にNPO作ってやればいいんです。
要は人生笑って生きれば勝ち、的なラテン風。
こだわりがないと成長しない。
でもこだわりばかりじゃ窮屈だ。夏目漱石も言っているではないか。
さて、ようやく解放されて仙台短編映画祭へ。
プログラムは、正直あまり期待していなかった「STUDIO4℃」(何それ?)。
アニメです。
ところが結果は。
呆然…
すっげー。
「STUDIO4℃」は『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』のラインプロディーサー(ロジ・段取りの総監督みたいな人)だった田中栄子氏が代表を務める新進気鋭のアニメ制作集団らしい。
「音響生命体ノイズマン」http://www.studio4c.co.jp/works/noiseman/
アニメと音響効果を融合させた刺激的な作品である。
監督の森本晃司の才能躍如って感じ。
こういう作品なら映画館でぜひ観たいと思う。
たった15分なのに強烈な視覚効果・聴覚効果を与える作品。
ワーグナーが『トリスタンとイゾルデ』(1859)で楽劇という新しいジャンルを切り拓き、「悲劇と音楽との融合」を成し遂げたならば、森本晃司は「ノイズマン」でアニメのと音響の融合による新しい地平を切り拓いたと言っても過言ではない。でもこれ10年前(1997年)の作品なんだな。どうしてこの路線が続かなかったのだろう??
「上海大竜」も傑作である。http://clappa.jp/Special/65/2/2/
監督の河森正治って、あの大好きだった『超時空要塞マクロス』のメカニックデザイナーだったんだ。どうりで懐かしい戦闘シーンが出てきたと思った。
メッセージがシンプルで力強い。そのメッセージを包む演出や映像も迫力があって見事。主人公の鼻水がやや強調されすぎではあるが、清涼感ある作品に仕上がっている。
「BABY BLUE」(監督:渡辺信一郎)の映像技術もすごい。
全く、古参といい若手といい、日本のアニメ、まだまだ頼もしい限り。
ただし、生産性向上率では米国・中国がすごい。
人材の厚みは日本はすごいが、技術では追いつかれるぞ。
ちなみにメディアテークの1Fで「せんだい・宮城フィルムコミッション」の展示がやっていた。キムタクの出る『ジャンゴ』の撮影協力などのパネルもあってびっくり。
あ、『アヒルと鴨のコインロッカー』、9月30日に野外上映会が開催されます。
広瀬側の河原にて18:30から。