風と光と空の詩(うた)

~色々あるけれど、人生はケ・セラ・セラ~

様々な人間模様と最近観た映画

2024年08月09日 | 映画

ここ最近、私の周りで様々な人間模様がありました。

①健康なのに何年も働かないで、年金暮らしの親に生活費の援助を頼む40代男性。

②夫婦二人で暮らし、夫婦げんかすると仕事中の息子さんに買い物に連れて行って欲しいと電話して来るお母さん。

③40代始めに病に倒れて後遺症が残り、何年も地道にリハビリに励んで社会復帰した男性。彼を支えて待ち続けたご両親。

④風邪で寝込んでいたけれど、離れて暮らす息子さんに心配かけないよう、ひとりで頑張っていた70代の女性。

何か…何か、生きるって大変だ。

昨日観た映画 「ロスト ケア」は介護士が勤務先の在宅介護事業所の利用者を40余名殺してしまうというストーリー。

彼は「殺人ではなく、本人と家族を救った」と主張する。介護が必要な親、その介護を担う家族の苦悩を救うために手を下したと…。

ケアが必要な家族を支えるのがどうにも苦しい時、「いっそのこと…」と思ってしまう人はいると思うし、事件にもなっています。行動に移さないまでも、「いなくなってくれたら」って想像することもあると思います。

殺人を肯定する訳ではありませんが、追い詰められていく家族の心情も理解出来ます。公的サービスを使うとは言え、ひとりの大人の日常生活を、在宅で家族が支えるのはなかなか大変な事だと思います。

私自身は介護が必要になったら、プロにお願いしようと思っています。家族はどうしても感情が先に立ちますから。

介護の仕事は過酷で、施設や事業所も人手不足でこの先満足な介護が受けられるか定かではありませんけれど。娘達の負担を考えるとそうしたい、とエンディングノートにしたためてあります。

        

コメント
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