つながること むすびつくこと 記憶すること                    北海道フォーラム

 「遺 骨 奉 還 ・ 和 解 と 友 好 の た め の 東 ア ジ ア ネ ッ ト ワ ー ク」

「笹の墓標」完成上映会

2013-07-26 06:15:09 | 日記
1997年夏、北海道幌加内町朱鞠内。日本・韓国・在日コリアンの若者たちが、戦時中の雨竜ダム建設、名雨線鉄道工事で命を落とした強制連行、強制労働の犠牲者たちの遺骨を発掘しようと集まった。東アジア共同ワークショップの始まりである。
以来今日まで、朱鞠内、猿払村浅茅野、芦別の発掘や韓国での体験者や遺族の調査、遺骨の返還と、若者たちの出会いは国境を越えて広がっていった。
日本と韓国、在日韓国・朝鮮人の若者たちが、共通する歴史と向き合いながら、どのような未来を創ろうとしてきたのか、時代をどう生きようとしてきたのか。

監督 影山あさ子・藤本幸久 企画・制作・著作 森の映画社
全5章/9時間9分 




第一章 朱鞠内 (114分)

1997年、北海道幌加内町朱鞠内。戦時下に行われたダム工事と鉄道工事の犠牲者の遺骨を発掘しようと日本と韓国、在日コリアンの若者たちが集まり、4体の遺骨が発掘された。初めての出会いと共同作業。すぐに仲良くなれるかに思われた若者たちだったが、日本人と韓国人の間に衝突が起こる。

第二章 浅茅野 (98分)

北海道猿払村浅茅野。2006年から2010年まで、3度にわたる旧日本陸軍飛行場建設工事犠牲者の遺骨発掘が行われた。考古学の専門家たちの参加を得て、丁寧に進められる発掘。39名の遺骨が発掘された。小さな穴に折りたたむように押し込められた遺骨の姿から、強制労働の実態が浮かび上がる。

第三章 遺族(109分)

遺骨を遺族に返したい。手がかりを求め、遺族や強制労働の体験者たちを訪ねる若者たちの旅が続く。戦後60年以上が過ぎても、消えない犠牲者遺族の悲しみ。帰る場所を見つけられない数々の遺骨。長い道のりを経て、4体の遺骨が韓国人遺族へ返還されることになった。被害者と加害者の和解は、はたして可能なのか。

第四章 未来へ (121分)

97年以来、毎年、夏と冬のワークショップが続いてきた。若者たちは、国境を超えて生きる場所を見出してゆく。2003年に始まるイラク戦争、拉致問題から再び強まる日本の排外主義。ともに平和な未来を生きてゆきたいという若者たちの願いは・・・・。

第五章 私たち (107分)

2012年夏。炭鉱で働かされ、人知れず闇埋葬された犠牲者を発掘するため、北海道芦別市に遺骨発掘に集まった若者たち。かつての若者たちも父となり、母となった。今日も笹の墓標の下に眠り続ける遺骨の数々。そして、家族のもとに帰ることができない遺骨。若者たちの旅は、まだ、終わらない・・・


完成披露上映会(札幌・江別)

7月28日(日) 札幌市教育文化会館(講堂)
札幌市中央区北1条西13丁目TEL:011-271-5821

8月1日(木) 札幌・エルプラザ ホール
札幌市北区北8条西3丁目札幌駅北口すぐ TEL:011-728-1222

8月4日(日) 札幌市教育文化会館(講堂)
札幌市中央区北1条西13丁目TEL:011-271-5821

8月10日(土) 江別・ドラマシアターども
江別市2条2丁目7-1/江別駅前 TEL:011(384)4011


◎第1章から5章まで、休憩をはさみ1日で全編上映!◎

上映時間(各会場共通)

第一章 10:30~11:53/ 第二章 12:30~14:08/ 第三章 14:30~16:19

第四章 16:40~18:40/ 第五章 19:00~20:49

共通5プログラム券 2000円(前売り・当日とも)

各回入れ替え制/上記のいずれの会場でも有効/2~4日間かけてご覧頂くこともできます

◎チケットは以下の場所で購入できます◎

さっぽろ自由学校「遊」 
札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル207
TEl:011-252-6752 FAX:011-252-6751 http://sapporoyu.org/

江別・ドラマシアターども
江別市2条2丁目7-1/江別駅前 
TEL:011(384)4011 http://www.dorama-domo.com/

北海道民医連(担当 橘さん) 
札幌市北区北14条西3丁目1-12
http://www.dominiren.gr.jp/

笹の墓標HP


江卸発電所・東川遊水池強制連行・動員犠牲者遺骨発掘

2013-07-16 18:11:46 | 日記

「江卸発電所・東川遊水池強制連行・動員犠牲者遺骨発掘」

ご参加の呼びかけ



 アジア太平洋戦争下、日本政府は徴兵による労働力不足を補うため、1939年に初めて朝鮮半島から労働者を募集、1942年には国民動員実施計画、1944年には国民徴用令に基づき、朝鮮人や中国人労働者を日本各地、アジアの鉱山、港、農村、土木、軍需産業などに動員しました。



 北海道の中央にそびえる大雪山、アイヌ語でカムイミンタラと呼ばれる山懐に位置する上川郡東川町は、雄大な大雪山を背景にした自然あふれる街です。

 当時、この地に数多くの中国人、朝鮮人が連行され、強制労働を強いられました。戦争中に遂行された江卸(えおろし)発電所建設工事には約800人の朝鮮人が。東川・東神楽の遊水池工事には1170人余りの朝鮮人が動員されています。

 過酷な労働で命を落とした労働者の数は未だにはっきりしません。これまでの調査で、現在の忠別ダム付近に数体の亡骸が打ち捨てられたとの地元住民の証言があります。また、聞名寺には2体の犠牲者遺骨が安置されています。

 戦後68年、今までかえりみられることのなかった犠牲の事実に向き合い、真相を明らかにすることは、犠牲者、遺族、そして東アジアに住む私たちの和解と共同を実現するために、避けて通ることのできない歴史の課題です。



 今夏、東アジアの歴史を掘りおこす「遺骨発掘ワークショップ」を開催いたします。共同の力でご遺骨を発掘、追悼し、交流と学びのなかから、東アジアと世界の友情をはぐくむ営みに、あなたのご参加、ご支援をお待ちしています。


開催要項


■日時 2013年8月18日(日)~21日(水)
【※オプショナルプログラム1 21日 旭岳フィールドワーク・教育大ハウス泊 別途要実費
※オプショナルプログラム2 22日・23日 アフターWS 「朱鞠内・笹の墓標展示館」泊】

■場所 北海道上川郡東川町・美瑛町
(会場:東川町公民館・キトウシ森林公園 ほか)
■ 参加費 一般 15,000円 大学生以下 5,000円
(参加費は事前納入となります。赤色の郵便振替用紙をご利用下さい。)
■ 募集人数  100人
(8月9日(金) 締め切り。別紙「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、下記事務局までお申込み下さい。申込多数の場合、全日程参加の方を優先します。詳しくは事務局までお問い合わせ下さい。) 



■ プログラム・スケジュール
8月18日(日)
   14:00 開会式、オリエンテーション(東川町公民館前・広場にお集まり下さい。)
 夕刻 市民公開プログラム「遺骨発掘・証言集会」、歓迎交流会
19日(月) 午前 発掘開始式、遺骨発掘作業(~17:00)、現地フィールドワーク
 夜 「国際シンポジウム」(東アジア大学生プログラム)
20日(火) 午前 遺骨発掘作業2日目、現地フィールドワーク、聞き取り調査
午後 犠牲者追悼会(東神楽町・聞名寺本堂)、発掘報告会・追悼コンサート
21日(水) 午前 閉会式、解散(※発掘作業予備日)
 ※21日~23日のオプショナル・プログラムについては別途費用がかかります。詳しくはウェブサイトをご覧下さい。

■ 発掘指導 朴善周さん(元忠北大教授・形質人類学)
長谷山隆博さん(芦別・星の降る里百年記念館長)
■ ゲスト 明盡 師(曹渓宗僧侶・前奉恩寺住職)
鄭泰春さん・朴恩玉さん(韓国を代表する民衆歌手)
具志堅隆松さん(沖縄戦犠牲者遺骨発掘ガマフヤー代表)ほか





■ 事務局 「江卸発電所・東川遊水池強制連行・動員犠牲者遺骨発掘実行委員会」
(略称:東川遺骨発掘実行委員会 構成団体:江卸発電所・東川遊水池強制連行・動員の歴史を掘る会、空知民衆史講座、強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム、和解と平和のための東アジア市民ネットワーク <7月1日現在>)

〒071-1432 北海道上川郡東川町東2号北7線(事務局・塚田高哉)
電話 090-7519-9354 FAX 0164-27-2890
Eメール eastasian@live.jp
ウェブサイト: eastasianworkshop.jimdo.com

東川遺骨発掘HP

東アジアの平和のための共同ワークショップ@大雪山に協力を!

2013-07-04 08:38:06 | 日記
太平洋戦争中、上川郡東川町・江卸発電所建設、遊水池造成に動員された朝鮮人が何人も犠牲になりました。正確な犠牲者の数はわかりません。
戦争末期の真冬、そのうちの一人の遺体が旧忠別墓地に運び込まれました。墓地への埋葬を拒否された土建業者は、墓地入り口の土を掘って、遺骨を入れて帰りました。半ば見える状態の棺桶は、戦後もそのまま置かれ続けてきました。現在は山林道路の下になっています。
証言をもとに発掘を試みる『東アジアの平和のための共同ワークショップ』を下記の要領で開催します。発掘事業開催資金を募金しています。過去を心に刻み、平和な未来を創るために、皆さんの心からのご支援をお願いいたします。




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江卸発電所・東川遊水池強制連行・動員犠牲者遺骨発掘
東アジアの平和のための共同ワークショップ
遺骨発掘事業をご支援下さい
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■ 事業名称  東アジアの平和のための共同ワークショップ@大雪山
■ 開催日時  2013年8月18日(日)~21日(木)
■ 開催場所  北海道上川郡東川町、美瑛町、 ■ 発掘現場 美瑛町(旧)忠別墓地
■ 参加予定  日本、韓国、在日、中国などから約100名
■ 募金目標  200万円

  皆さまからお寄せいただいた募金は、この度の強制連行・動員犠牲者遺骨発掘事業(発掘・鑑 
 定)、
 犠牲者追悼事業(聞名寺安置骨を含む追悼行事)、
 学術研究事業(シンポジウム、市民公開講座)、
 文化交流事業(期間中の文化プログラム、追悼コンサート)、
 および遺骨発掘と歴史和解のために
 東アジアから参加する大学生・青年のサポートに充てられます。
(略称 : 東川遺骨発掘実行委員会 構成団体 : 江卸発電所・忠別川遊水池・朝鮮人強制連行・動員 の歴史を掘る会、空知民衆史講座、強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム、和解と平 和のための東アジア市民ネットワーク ほか)

●事務局  「 東川遺骨発掘実行委員会」
 連絡先:090-7519-9354 
 ウェブサイト http://eastasianworkshop.jimdo.com/
  江卸発電所・東川遊水池強制連行・動員犠牲者遺骨発掘実行委員会

○ 郵便振替(最寄りの郵便局で赤色・青色の用紙をご利用ください)
・番号 02870-6-22154
・名義 空知民衆史講座(ソラチミンシュウシコウザ)    
江卸発電所・東川遊水地強制連行・動員犠牲者発掘事業協賛金とお書きください。