「AIソロモン最後の挨拶」ジョン・マクラーレン
小説…というか脚本?
ほぼセリフで進むストーリー展開。
双子の兄弟ヒルトンとコンラッド。
人工知能を開発中のヒルトンは融資を断られ挫折。
挙句の果てに、末期ガンと診断される。
思い残す事多すぎ!なヒルトン。
憎き奴には復讐を、親しい人には感謝を送るべく完全犯罪を計画。
…最後に笑うのは?
サスペンス色が濃いのかと思ったら、
ぜーんぜん。
戯画チックな人物達による、エンターテイメント。
オタク度も低く、どの分野も掘り下げる気は特に無し。
サラサラ~っと読めるクライム・コメディ。
作者が気にならない事は、触れないという爽やかさ。
あまりの淀み無さに、ツッコミを忘れて読んでまう。
笑いよりも軽いノリという意味でのコメディ。
キーワードを打ち込んでパソコンが自動作成した小説じゃないでしょうねぇ?
ちょっとした疑惑を感じる本。