目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

12月に読んだ本

2014年01月05日 | 読書
2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2268ページ
ナイス数:325ナイス

蓮美人 (ハルキ文庫 わ 1-23)蓮美人 (ハルキ文庫 わ 1-23)感想
気づけば2冊もシリーズ新刊が出ていた!慌ててまず一冊。料理が美味しそうでした!お奉行様ファンの私には、お涼さんとのエピソードなども語られて嬉しかった。でも、事件は無理矢理だな・・・。毎度のことながら、人が殺され過ぎ。
読了日:12月27日 著者:和田はつ子

ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言感想
手にしたとき、読み終えたとき、「えっ?ホントにこれだけ??」とあっけなく思ったのですが、「日曜美術館」での様子からすると、これからが本編の、続きが出るんですよね???壮大な物語のようでしたもんね。小説を通じて「貴婦人と一角獣」を永遠に遺していくことが”我が唯一の望み”なんて仰ってましたもの。どうしてこんな形での出版になったんでしょう。展覧会と関連しての”大人の事情”なんでしょうか。タピスリーの美しい写真がふんだんに収録されていて、これはこれで必要なのかもしれませんが、早く本編が読みたいです。
読了日:12月20日 著者:原田マハ

政と源政と源感想
しをんさんの作品はまだ少ししか読んでないのですが、とても楽しく面白く読みました。”枯れ専”垂涎の作ですかね(笑)バディもの(ブロマンス?)は古今東西、映画にドラマに小説に・・・と数あれど、やっぱり二人が対照的であればあるほど面白い。簪職人の源と元銀行員の政は幼馴染のオーバー70コンビ。大事件が起こるわけではなく、昔話やイマドキの若いもんとのふれあい、家族とは?夫婦とは?というようなことが軽快に粋にほのぼの描かれて、あっという間に読めました。続編あるのかな?
読了日:12月16日 著者:三浦しをん

雨のなまえ雨のなまえ感想
またもや、ヒリヒリと痛くて息苦しくて読むのが辛いような物語、今回は短編5編でした。雨をテーマにした物語。どこにでもいるような、でも心の中に人に言えない秘密や感情を押し込めた夫や主婦や教師たちでした。その気持ちがすべてわかる、とは言えない・・・というか言いたくないけれど、頷ける部分があって引き込まれてしまう。やるせない辛い気持ちが残る物語が多いけど、あまり暗い読後感ではないのが、窪さんならではかな、と思います。みんな必死でもがいてるんだよ、って言ってくれてるような・・・。
読了日:12月16日 著者:窪美澄

海月姫(13) (講談社コミックスキス)海月姫(13) (講談社コミックスキス)感想
おおー東村さん再婚されたんですね!おめでとうございます。それはともあれ、今回も面白かった。花森さんほぼ出ずっぱり。シュウシュウのおとぼけっぷりには蔵之介でなくてもキレるわ!エリ足ロングの大社長にも物語ありで、続きが気になる!!
読了日:12月13日 著者:東村アキコ

 
無垢の領域無垢の領域感想
いつものように、暗く湿った重い空気を感じさせる物語。大人による大人のための小説だと思う。キレイごとじゃないドロドロしたもの、暗く汚い感情や不実や打算、嫉妬や羨望などが渦巻く心の中。それでも日常をまわしていくために平静を装って人間関係を続けていく。その中でただひとり、濁りのない目を持った純香という無垢な女性にとって、世の中は理解し難いものだったのだろう。衝撃の展開だったけれど、そうなるしか仕方なかったのかも、と思える。短編集の直木賞受賞作よりも、こちらの方が好き。
読了日:12月13日 著者:桜木紫乃

終点のあの子終点のあの子感想
柚木さんのデビュー作、やっと読みました。女の子の生態を繊細にリアルに鋭く描く柚木さんの原点はここにあったんだなぁ・・・。大人になってもね、そんなに変わらないんだよ、女の世界って・・・。他人の目を気にしない、ということは空気読めない、ということと紙一重。でも、他人の心の痛みを知ったら、終点から動けるかな?
読了日:12月10日 著者:柚木麻子

アンソロジー お弁当。アンソロジー お弁当。感想
バラエティに富んだ作家陣のお弁当に関する短いエッセイいろいろ。「サラメシ」でおなじみの阿部さんの写真も良い!名前は知っていても読んだことのない作家も多かったので、こういう機会に読めて楽しかったです。もう自分が作る側になってしまったお弁当。中学時代、いつもみんなのお弁当からおかずを取ってまわる男の子がいたことや、高校時代はなぜかみんな4時限目の前に早弁してて、入ってきた先生が「あれっ?時間間違った?」と言うほどだったこととか懐かしく思い出しました。私も、誰かに作ってもらったお弁当を食べたいなぁ~。
読了日:12月8日 著者:武田百合子,池部良,阿川弘之,南伸坊,立原えりか,坂東三津五郎,山本周五郎,よしもとばなな,酒井順子,白石公子,池波志乃,野上弥生子,角田光代,吉川英治,筒井ともみ,穂村弘,阿川佐和子,杉浦日向子,高浜虚子,幸田文,東海林さだお,泉昌之,吉村昭,沢村貞子,吉田健一,池波正太郎,中坊公平,獅子文六,金井美恵子,内田百けん,原田宗典,林真理子,椎名誠,川本三郎,木内昇,江國香織,宇野千代,華恵,向田邦子,入江相政,洲之内徹

恋の聖地: そこは、最後の恋に出会う場所。 (新潮文庫)恋の聖地: そこは、最後の恋に出会う場所。 (新潮文庫)感想
なんだか気恥ずかしくなるような書名だけど、ベタ甘ではない大人の恋の物語。豪華ラインナップのアンソロジー。私の大好きな作家さんばっかり!なかでも窪さんと三浦さんのが好きでした。
読了日:12月6日 著者:原田マハ,千早茜,窪美澄,三浦しをん,柴門ふみ,大沼紀子,瀧羽麻子

きのう何食べた?(8) (モーニングKC)きのう何食べた?(8) (モーニングKC)感想
月イチの連載も楽しみにますが、まとめて読むのも大好き。今回も美味しそうでした。二人は年季の入ったカップルらしく、まったりと自然な時間が流れていく様子が大変微笑ましいのです。そんな中、時折起きる事件(?京都旅行とか)がまた面白い!
読了日:12月4日 著者:よしながふみ
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