目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「鴨川ホルモー」 万城目学

2009年03月05日 | 読書
「鹿男あをによし」が非常に面白かった、
万城目学のデビュー作。
「鴨川ホルモー」(万城目学/産業編集センター)
※角川文庫より文庫版も出ました

これ、映画化されて4月18日公開だとか。
映画「鴨川ホルモー」公式サイトは→コチラ

二浪して京大に入った安倍。
葵祭のバイト帰り、"京大青竜会”なる
胡散臭げなサークルに勧誘される。
タダ飯狙いで新歓コンパに参加したところ、
同じ一回生の女子にひと目惚れし、
ただその子だけを目当てに
”京大青竜会”に入ることに。

そのサークルが、ホルモーを行うとも知らず。
ホルモンではありません。
ホルモーです。
京の都で千年の歴史を持つという、
団体競技がホルモー。

京都の東西南北にある4大学のチームで
競われる。
自分たちが戦うのではなく、鬼・式神を、
奇妙奇天烈な鬼語で操り、相手チームと
戦うというもの。

このホルモーには恐ろしいルールが
あることも知らされず、うやむやのうちに
魑魅魍魎の世界に引きずり込まれた
安部と個性豊かなメンバーたちの
運命はいかに?!

面白かったです。
イッキに読みました。
話としては「鹿男」の方が面白かったけど。
馬鹿馬鹿しい大学生たちの大騒ぎも
他人事として面白い(笑)

ホルモーの使い手にしか見えないけど
町中にオニがうじゃうじゃしてる、
っていうのも想像すると怖いなぁ。

イメージとしては「しゃばけ」の
鳴家だけど、ああいうのではなくて
”茶巾しぼり”みたいな顔の
(目口鼻はないらしい)
ちっこいヤツらしい。

・・・といっても、ホルモーの
競技の様子など想像しながら読むものの
これは映画の方がわかりやすくて
楽しめるかもしれません。
たとえそれが安っぽいCGの嵐だったとしても
このお話にはそんな感じでいいかもしれません。

出演者は山田孝之、栗山千明、荒川良々などなど。

でもなー タイトルと内容聞いても、
普通の人はあまり見たいと思わないんじゃないか
という気がする私。

京都・奈良ときた万城目さんの新刊は
「プリンセス・トヨトミ」
ついに大阪かー!もちろん購入済み。
読むぞ!
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「The Boy From Oz」とヒュー... | トップ | 焼けすぎラングドシャ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは! (re_re)
2009-03-05 23:55:32
こんばんは~!
「鴨川ホルモー」の予告編、ちょうどこないだ映画館で観ましたよ
びっくりしました。あまりにも奇抜で(笑)。
原作、「鹿男あをによし」の作者さんと同じだったんですね!
映像だけでもあんなに面白げなのに、
ストーリーも面白いなんて・・・あなどれなさそうな映画ですね

返信する
すごすぎる・・ (nomad)
2009-03-06 00:30:21
なかなか面白そうな不思議なお話ですね。
なんとなく『帝都物語』のコメディ版のような・・。
オドロオドロしいのに、かわゆい
返信する
予告! (kino)
2009-03-07 00:24:46
>re_reさん
こんばんは!予告編、ご覧になったんですね。
なんじゃこりゃ??って感じですよね(笑)
まぁ、後に残るモノはないんですが、
アホすぎて笑えるかも、です。
返信する
やってみたい?! (kino)
2009-03-07 00:28:12
>nomadさん
この競技が、何か重大な事件を引き起こす、とか
人の生死にかかわる、とかそういうんじゃなくて
伝統的ゲームって感じです。
だから、ドタバタ、ちょっと青春スポ根チックかも。

それは神様が人間のアホな姿を娯楽にしてる、
ってな意味合いがありそうな・・・。

京都のお祭りを舞台にした儀式もあって、 
なかなか面白いですよ。
返信する

コメントを投稿