目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

11月に読んだ本

2020年12月12日 | 読書

11月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1123
ナイス数:177

新たな楽しみなシリーズ登場かも?「お勝手のあん」!

4冊しか読めてないけど、どれも面白かったな!!


お勝手のあん (ハルキ文庫 し)お勝手のあん (ハルキ文庫 し)感想
天才的な嗅覚と料理センスを持つ孤独な女の子・やすが宿屋で働くことになり、成長していくお話。どうしても「みをつくし」を思い浮かべずにいられないけど、読みやすく、登場人物もいい人ばっかりで面白かった。続いていくようなので楽しみ。なんで「あん」?と思ったら、「赤毛のアン」へのオマージュなのか。小夜ちゃんはダイアナだね。
読了日:11月26日 著者:柴田よしき


やわらかい砂のうえやわらかい砂のうえ感想
主人公の万智子は、自分に自信がなく、でも自分の中の譲れない部分を頑固に持っためんどくさい性格。オーダーメイドのウェディングドレスを作る了子さんやその友達と出会い、少しずつ変わっていく…。ズバズバと言ってくれる人が周りにいてよかったと思う。万智子は恵まれてる。寺地さんの文章、大好き。「人はひとりでは生きていけない、なんて言うけど、誰かと手を繋いでいたら転んでしまう時だってあるんだと知った。ためらいなく繋いだ手を離せるように、隣を歩いている人を信じる。自分の足でしっかり立つ。」
読了日:11月19日 著者:寺地はるな


アーモンドアーモンド感想
まためったに読まない翻訳もの。韓国の小説は初めてかもしれない。読んでいるのに映画を観ているような感覚だった。扁桃体が小さいために、様々な感情を理解できない少年 ユンジェと、荒んだ不良少年ゴニが出会い、互いを知りたいと思う気持ち(それさえも、そうとは知らないし、不確かで不器用)が芽生え、成長していく物語。共感力、とか他者への思いやり、とか言うけど、ほんとにわかってるの?と言われてるようで胸が痛い。 私はすごく好きな一冊でした。
読了日:11月12日 著者:ソン・ウォンピョン


CAボーイCAボーイ感想
久しぶりの宮木さん。テンポよくて軽くて、ちょっとお下劣だけど(笑)大好きな作家さん。 お仕事小説は好きなジャンル。最近マンガやドラマなどの題材によくある男性客室乗務員が主人公。CAさんって大変な仕事だ。ただ、本作は単にCAになりたい男子の話ではない。彼の父親が、ワケありで職を追われた元パイロット。それに絡む闇の話もあり、最後まで飽きない。まぁ、そのへんは社会派小説ではないのでさらっとしてますが。登場人物のほとんどがハイスペックなエリートってとこが、卑屈さや貧乏臭さがなく読んでて気持ちよかった(笑)
読了日:11月09日 著者:宮木 あや子

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