目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「間宮兄弟」 女の子にモテなくたって

2006年05月28日 | 映画タイトル ま行
評判いいですねー 間宮兄弟。
監督をはじめ、兄弟役の佐々木さん塚地さんも、
各種メディアに出まくって宣伝なさってます。
(佐々木さんって キリンみたいですよね)

原作の江國さんの小説は好きで、ほとんど読んでます。
モテないオタク兄弟が主人公というのは 
今までとかなり違うので ちょっと驚いたのですが・・・
実はいつもの小説の登場人物もかなり変で、
世間一般からは浮いているような人たちですよね(笑)
原作の感想は→コチラ

映画化の監督は森田芳光、
キャストは 佐々木蔵之介、塚地武雅、常盤貴子、
沢尻エリカ、中島みゆき ほか・・・

私は、原作のある映画は、原作を読むのが好きです。
原作と映画は別物!比べるのはナンセンス!
いうのは重々わかってます。
でも、ついつい比べてしまうんですけどね(笑)

この映画は・・・
原作を読まずに観たかったなぁ~という印象が第一でした。
ほのぼの暖かくて、肩の力が抜けてしまうような、
ゆる~い感じがとてもよかったし、
出てくる人みんな、愛すべきキャラで。
きっちり、ぎっしり整然と片付いた間宮兄弟の部屋は
素晴らしかったし。

映画ならではのシーンも設定も面白かった。
”反省会”はいいねぇ(笑)
ベランダからお向かいを覗いて占いするとこや、
銭湯にいくとこもよかった。

間宮兄弟も、変人すぎず、十分 社会に適応してる
普通の人で、別に普通じゃん・・・という感じ。
みんなが楽しめて、ちょっとほんわかする映画で
これはこれでよかったと思います、うん。

でも
これが女性監督(あるいは女性的な感性の人)だったら 
もっと違ってたんじゃないかなーと思ってしまいました。

・・・と言えるほど、私は森田監督を知らないですけどね。
でも、江國さんの描く女性はみんな、
もっと残酷で意地悪でクールです。
そして、間宮兄弟の生活の様子も、もっとマニアックで
きっちりとしている感じがよかったんだけどな。

もちろん、これは原作が好きな私が思うことであって
映画は映画でよかったと思ってます。
なので、あんまり言わないでおこう。

お母さん役が中島みゆきさんと知ってびっくりしたけど
とっても似合ってましたねー。
ロールスロイス素敵だ!

そうそう、Agehaさんコメントで下さった疑問、
公式ブログでいくつかネタバレしてありましたよ。
私が思ったのは・・・

・銭湯でザッパ~ンと波たてて上がってった人は誰?
誰でもないと思うんだけど、すごい体の大きい人とか
何か、2人のツボな人で、「あの人ってさー、○○だったよね!」と
話したくて仕方ないに違いない。

・玉木はなんであんなにフランス語が流暢なんだ~?
彼は役者さんじゃなくて 本職スタイリストらしいですね。
あの個性的な感じと、得体の知れない大物感を
高めているのでしょうか(笑)

・本間姉妹から送られてきたメールは
 うっふんな写メールかドキドキなお誘いか?
クリスマスイブだもんねー。きっとドキドキなうれしいメールでしょう。

・最後のタライは何?
公式ブログによると、最後に2人が見てる映画が 探検モノ(?)で
映画の中で主人公の頭に何か落ちてくる、というシーンらしい。
・・・だから?と言われてもわかりません(笑)

余談
ところで、この映画、いつも行く大阪市内のミニシアターでは
きっと満員に違いない・・・と憂鬱になった私は、
いつもは車で行くシネコンに 初めて電車で行ってきました。
時間はそれほどかからなかったものの、
電車賃がけっこうかかってしまった。(涙)

でも、初めて降りる駅、そして駅前の商店街は
とっても興味深く、”きっと間宮兄弟もこういうの
好きかなー?いや、彼らは冒険は好まないなぁ” 
なんて思いながら、楽しい散策をいたしました。

実はそれはユナイテッド岸和田、あのだんじりの岸和田です。
商店街には 祭りの装束の専門店や、
”だんじり饅頭”を売る和菓子屋さんなど
独特の昔ながらの雰囲気があって 楽しかったですよー。
そして、ここのシネコン、アウトレットモールの中にあるんですが、
雰囲気がなかなか良いです。
スタバも空いてるし、ヴレッジヴァンガードもあるし!
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22 コメント

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Unknown (すみ)
2006-05-28 20:35:42
エドベリ話にコメントしましたのでこちらにも。^^



何でもないフツーの生活に幸せがあるんだよー

って間宮兄弟に教えてもらいました



んーと ちょっと気になったんですが

あんなに大音量で映画観ててご近所さんから苦情は来ないんですかね?

・・・ なんて。映画ですもんね。(笑)



いや~ とっても良い作品でしたー♪

わざわざ高い高速代払って隣の県まで観に行った価値がありました。

返信する
マンションなのに (☆kino)
2006-05-28 22:48:24
>すみさん

「かもめ食堂」もよかったけど、これも 雰囲気的には

通ずるのもがありますね。

あはは 大音響で映画、たしかに。

マンションなのにね。

(良識ある間宮兄弟なので、実際はあんなに大音響では

ないと思います(笑))



自分も、もっときちんとした生活しよ、と思いました。

塩むすび、オイシそうだった・・・。
返信する
だんじりファイターといえば (なおみ)
2006-05-28 23:53:41
清原ですな!

満塁ホームランおめでとう!!



じゃなくて!この映画はみたいです。



私も先週めちゃ忙しくて

ワードに書いてあった記事でなんとか

ちょっぴり更新しましたが・・・

昨日は法事だし、めさくさでした。



ひさびさにブログ止めたい病になったもん

kinoさんもぼちぼちいきましょうね。



返信する
がんばれー (☆kino)
2006-05-29 07:39:33
>なおみさん

清原電器店も 前を通ったことあるよ!

だんじりは 岸和田の人にとってはホントに命!

なんですよ・・・。

なおみさんも忙しいんですね(涙)

ブログやめたい病だなんてー!ぼちぼち気長にいきましょ!

返信する
ヴィレヴァンすきですよ。 (のら)
2006-05-29 15:51:39
何時間もいつきたくなりますね~。



「間宮兄弟」見てきました。

原作は読んでないのですが・・

江國さんの本はずっと前に一冊読んだきり

かな。女性がもっと冷酷だというのは

何となく分かる気がします。

映画では、その辺中途半端だったかも

しれないなぁ。



反省会は映画独自なんですね~!
返信する
ありがとうございます~^^ (すみ)
2006-05-29 20:12:31
「ウミノの日々」見ました。

羽海野はウミノと読むんですねぇ~・・・

(今まで何て読んでたのさっ?笑)



他にもインタビューなど読んでみました。

登場人物は羽海野さんの分身・・・ 

そーですね。kinoさんの言う通りのようです。

森田さんだけはまったく架空のキャラだそうですね。(笑)

・・・とすみません。またハチクロを語ってしまいました。(^^ ;





「かもめ食堂」観に行きたかったー!!

私の所からだと新幹線に乗らないと観れません。

「間宮兄弟」に通じるモノがあるのですね。

レンタルを楽しみに待ちます。^^



塩むすび&漬物 いいですねぇ♪

カレーもギョウザもウマそうだったー。

そして 山盛りのポップコーンも。(私はポップコーンはあまり好きではないのですが)



間宮兄弟を観てると何でもマネしたくなります。

部屋の壁全部を覆うほどの本を見て・・・

読書してみよっかな~なんて不向きなことまでも。(笑)



映画好きのみなさんは原作を読んでますよねぇ。

尊敬します。すごいです。^^



返信する
ポップコーン! (☆kino)
2006-05-30 07:55:18
>のらさん

ヴィレヴァン、面白いですよねー。

ついつい欲しいものがいっぱい・・・。

原作では葛原センセイは不倫の恋してるし

お母さんはブランド指定のお土産リストを

よこすような人です(笑)

”反省会”楽しそうでしたね!



>すみさん

あ、みつかりましたか、ウミノの日々。

私もはじめは読めませんでした、「羽海野」。

面白い人ですよね。すんごいシャイで、

切ないことにジタバタしちゃったり。

ハチクロ楽しみだー。



ええー 新幹線かぁ(笑)

DVDが出たら是非是非観てください!!

絶対におにぎり食べたくなります!



間宮兄弟んちのポップコーンが、映画館みたいな入れ物に

入っていたのはちょっとねー。だって、あれ、

映画館から持って帰ってきて保管してあるのかなぁ??

ぎっちり整頓された本棚、憧れです!!

間宮兄弟んちに行きたい~。

2人のおメガネにはかなわないだろうけど

返信する
あ。そーなんだー! (こっちゃん)
2006-05-30 10:32:20
「Agehaさんの疑問」にそんな意味が?

なるほろねー。

この映画にはいくつもの「???」がありますけど、

そこもまた面白さの一つなのでしょうね。



「カーテン占い」は森田カントクも舞台挨拶で言ってました。

「良く意味が分からないと言われます」って。

あれは分かりやすかったと思うのですけど、

それでも「???」って思っちゃう人いるみたいですね。

そんな人にとっては迷宮入りの映画かも?

見方を変えれば、「ずーっと楽しめる」ってコトでしょうか?
返信する
TBさせていただきました。 (sabunori)
2006-05-30 15:38:16
kinoさん、やっと観てまいりました。

ビデオの音量、確かにすごかったですよね。

私が思ったのはあの素晴らしい音にしてはフツーっぽいそれほど大きくないテレビなのね~ってコトでしょうか。

相方の鈴木くんも出番があってなぜかホッとしてしまいました。(笑)

私も彼らのカレーパーティにお呼ばれして一緒にツイスターゲームなんかで盛り上がってみたいわぁ♪

私もきっと2人のおメガネにはかなわないだろうけど。
返信する
実は・・。 (Ageha)
2006-05-31 10:39:34
よほど気にいるか、よほど気になるかしないと

買わないパンフレット(したがって今回は買った)

の中に

タライの落下は「シズル効果」って書いてあったんですが。

・・それって何?(結局わからないひと・・)



~映画として終わるんじゃなく、音として”ひっぱりたかった”タライの音で間宮兄弟を”残したかった”

お客さんが映画館から”持って帰れる”ようにね~



監督の解説載ってました。(爆)



玉木さんに関しては打ち合わせのときに参考として

見ていたストリートファッション誌に掲載されてた

彼の写真をみて「玉木のイメージどおりだ」って

急遽オーディションに参加、演技の経験がないにも

かかわらず大抜擢・・とあるので、

人生どこでどんな出会いがあるかわかんないですね。

実際相当な個性の持ち主でしたし。

・・やっぱ侮れない人でしょう。(笑)



すいません、長くなりました。

映画のコネタをどうも見落としてしまうので

あとでパンフにせよ、公式HPにせよ、

え~そんなんあった?って反省会しきりです。

あと、人に想像させるものが多くて

ものすごく間宮ワールドって底がしれない。

こりゃDVD買うかも・・・。
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