目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「太陽の塔」 森見登美彦

2009年06月18日 | 読書
森見シリーズ続行中。

「太陽の塔」(森見登美彦 新潮文庫)

日本ファンタジー大賞受賞作品にして、
森見氏のデビュー作です。

京大農学部5回生(休学中)が
ふられた彼女の水尾さんをつけまわし、
どうしようもない男どもと
理屈をこねながら バカなことばっかり
してる毎日を描く、これまた理屈っぽく
こねくりまわした森見節が炸裂するウダウダ話。

”みんなが不幸になれば、僕は相対的に幸せになる”
これは至言!

太陽の塔、あれは確かに見るほどに
不思議な世界に誘う異世界のオブジェのよう。

彼女をつけまわすストーカーっぷり
不思議な光を放って走る叡山電車
クリスマスイブのええじゃないか騒動
緋鯉を背負って・・・

彼女の部屋をいっぱいにした恋文
などなど。

森見氏はデビュー作に
これから書きたいことのモチーフを
たくさん登場させているのですね。

一ファンとしては ネタが尽きないことを
願うばかりです。
もっともっと森見ワールドに浸りたい!!
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