目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「猟奇的な彼女 in NY」 もうできてたんですか

2009年06月19日 | 映画タイトル や・ら・わ行
数年前にヒットした韓国映画の
「猟奇的な彼女」。
それがハリウッドでリメイク!と
当時はけっこうな話題になったと思うのだけど
もうDVD出てました・・・知らなかった。
もちろん劇場未公開。
”彼女”はエリシャ・カスバート。
「24」の、です。(私は観てないので
「ガール・ネクスト・ドア」の、でした)

「猟奇的な彼女 in NY」
(My Sassy Girl 2008年・アメリカ)

原題はオリジナルと同じ”Sassy"。
これは”ちょっとヘン、とんがった個性”と
いう意味らしい。
日本語のイメージとは違いますね。


大学院生のチャーリー(ジェシー・ブラッドフォード)は、
地下鉄のホームで酔って転落しそうな美人、
ジョーダン(エリシャ・カスバート)を助けた。
それ以来、この、美人だけど乱暴でワガママで
自由奔放ではた迷惑なジョーダンに
振り回されることに・・・。


自分の物忘れのひどさに呆れるけれど、
このオリジナル版も観ているのに、
細部は全く忘れている・・・。
最後まで観たら、もちろん大筋は
覚えていたんだけど。
かなりオリジナルに忠実に
作られているんじゃないかなぁ。
忘れたけど・・・。

でも、これはやっぱり、
アジア映画で”猟奇的”な女の子の
話だったことがヨカッタわけで、
あれぐらいのワガママ娘、
アメリカならいくらでもいそうです。
エリシャ・カスバートは魅力的でしたが。

相手役も、オリジナル版の
トホホな感じの人のいい男の子、
というより、ぜんぜんしっかりモノで
大人な感じだし、軽々と彼女を担いで運べるタイプ。

そして、どうも彼女の行動や
やることなすことに共感できなくて
魅力も感じない私だったのですが・・・

終盤のヤマ場に来て、
私、不覚にも涙が出てるやんー!
純粋に、人を愛する気持ちって
どうしようもないものなんですよねぇ。

と思ってオリジナル版を観た時の
感想を探したら、同じこと書いてたわ(笑)
ただ、最後のオチは何も知らずに
観た時の方が さすがに感動したな。

どんなサヨナラも、すぐに忘れてしまう。
いつか乗り越えることができる。
(でも、ホントに忘れたわけではなくて、
いつまでも心の片隅に残ってる。)

でも、亡くなってしまった人への想いは、
昇華しきれずに 美化されて 
いつまでも残ってしまうから 
それがライバルなら 勝てないですよね。
切ないです。

うーむ 「イル・マーレ」のリメイクが
(私にとって)受け入れがたかったのと同様、
こういう内に秘めた感情をデリケートに
描く映画というのは ハリウッド・リメイクには
向かないのではないでしょうか。

NYが舞台のわりに、あまり魅力的に
描かれてなかったような気もします。

あ、たびたび映っていた、
エンパイア・ステートビルのライトアップ、
赤と緑はホリデイシーズンの色です。
あれでクリスマスを象徴しているわけです。
独立記念日の時は赤・白・青、
WBCで日本が優勝した時は赤・白とかね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「太陽の塔」 森見登美彦 | トップ | 「ママはテンパリスト2」 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿