１２月に読んだ本

12月の読書メーター
読んだ本の数：7
読んだページ数：2063
ナイス数：199

１２月は　米津→クイーン→米津→クイーン　にどっぷりで・・・。

（「ボヘミアン･ラプソディ」のフレディのセリフ”album→tour→album→tour”の感じで（笑））

津村記久子さんの「ディス・イズ・ザ・デイ」面白かった！

2018年のよかった本、後日UPします！

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)の感想
「ダンデライオン」に出てきたので、取り急ぎこの短編だけ読んでみた。(「ビブリア古書堂」にも出てきたのか…覚えてない…) なるほど。定められた未来に向かって生きていくのね。愛のために。ロマンチックなお話でした。短編でまとめられたこちらの方が「ダンデライオン」より好み。
読了日：12月26日 著者：ロバート・F・ヤング

痛い靴のはき方 (幻冬舎文庫)の感想
どうしたんだろ、「うちの彼」「うちの彼」って。「彼」じゃあかんのかな？私はミリさんとほぼ同じ年なので、「すーちゃん」シリーズも数々の著作も全部読んできたけど、もういいかな…って気がしました。最近読むたびにしんどくなって、そう思うから、感覚が合わなくなってきたんでしょうね。
読了日：12月25日 著者：益田 ミリ

Matt (単行本)の感想
異文化交流を描く岩城けいさん、「masato」の続編。父親とオーストラリアに残ったMasato。17才になり、英語も不自由なく話せるようになり、友達も彼女もでき「Matt」として学校生活を楽しんでいた。オーストラリア人の「Matt.W」が転入してくるまでは…。Mattに目の敵にされる理由を知り、また、オーストラリアでの生活がうまくいかない父親との毎日に、真人は苛立ち、自分という存在について思い悩み、もがき苦しむ。この経験はきっと真人のためになる。 苦しいけれど、得難い青春だ。
読了日：12月25日 著者：岩城 けい

彼女は頭が悪いからの感想
読むと気分が悪くなる本だとわかってはいたけど、本当に胸くそ悪い物語だった。実際の事件、東大生たちによる強制わいせつ事件をもとにしたフィクション。こうした事件が起こると、「東大生を狙う女の子の下心が招いた自業自得」と言われることがあるけれど、果たしてそうなのか？？と。彼らは「頭がいい」から、総てが計算ずくで愚かな衝動だけで動いたりしない。この事件も、何が悪いのかわかっていない。一生考えようともしない。こんな奴等が世の中の中心になっていくのだ。天罰ってないのかな？！ 
読了日：12月22日 著者：姫野 カオルコ

3月のライオン 14 (ヤングアニマルコミックス)の感想
わぁぁぁー！！ハチクロやん！！！羽海野先生のあとがきを読んで泣きそうになった。そうだそうだ！！この表紙あったよね。お久しぶりの面々。本編はほのぼのあったかい、かわいいお話に終始。キリキリ胸が痛む巻もたくさんあっただけに、こういうのもいい。みんな幸せになってほしい。 
読了日：12月21日 著者：羽海野チカ

ダンデライオンの感想
書評が面白そうだったので読んでみた。タイムトラベルもの。といっても、主人公の11歳と31歳の１日が一度だけ入れ替わるだけ。そこに、強盗殺人事件の犯人探しというミステリーも加わり、結末が気になりイッキ読み。小道具や伏線の回収も効いてた。私としては、「切なさ」要素が足りなかったかなー。タイムトラベルの理由やそれを引き起こす出来事もいまひとつ弱いような気がする。でも、「観測された」未来に向かっていく人生ってどうだろう…とやるせない気持ちに。
読了日：12月18日 著者：中田 永一

ディス・イズ・ザ・デイの感想
800件目の感想は、個人的には久しぶりの津村さん。いやー！最高です！やっぱり大好き。仮想のサッカーJ2リーグ、最終節の試合に集うサポーターたち。それぞれの地域でそれぞれの登場人物がそれぞれの事情や心境を抱えて試合に臨む。よくぞこんなに緻密なディテールと構成を！各チームの名前とエンブレムからして素晴らしい。クスッと笑えてじんわり泣ける。何かに夢中になることは決して無駄ではない。いい本だった。サッカー好きの津村さんならではの物語です。
読了日：12月09日 著者：津村記久子

読書メーター