目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

WOWOWドラマ 「尾根のかなたに」

2012年10月12日 | 舞台・音楽・テレビ
WOWOWのドラマ、力はいってますよね?!
今度「インファナル・アフェア」のリメイク
TBSと連動で放送するし!!
「ダブルフェイス」香川照之と西島秀俊)

で、今日はその話ではなくて
「尾根のかなたに~父と息子の日航機墜落事故~」
(オフィシャルHPは → コチラ
前編の再放送 10月14日(日)14:30~
後編 10月14日(日)22:00~

原作は門田隆将さんの「風にそよぐ墓標」です。
(文庫化にあたって改題されたようです。 本の感想はコチラ

1985年8月12日、520人もの
犠牲者を出した日航機墜落事故。
あれから27年が過ぎ、遺族にもそれだけの月日が流れた・・・。
この物語では、父と息子の関係を主題に
家族の歴史と父親を失ったその後を描いています。

「クライマーズ・ハイ」「沈まぬ太陽」
立て続けに映画化されたときにも
思い出さずにはいられなかったのだけど、
この事故は私にとっては他人事と思えない出来事。
(同じ日の同じ頃に東京から大阪に新幹線で帰ってきた)
あの日のことを鮮明に覚えています。

このドラマでは、犠牲者の3家族を描いています。
父親がどのように家庭を築き、家族を愛してきたのか
その父親の年齢になった息子たちが何を思うのかを
丁寧に描いています。

シーンで、遺体の一部や損傷した歯など、
今までのこういう映像化では見なかったような
場面も写って、リアルさを感じた、というか
しっかり伝えようとする本気を感じました。

歯科医の父を亡くした 歯科医兄弟(遺体の身元確認に尽力する)
最愛の妻を亡くした父親が壊れていく様を見守る息子
最後の瞬間まで家族を思い続けた、偉大な父親を亡くした少年

それぞれの気持ちを思うだけで
痛ましくつらいです。
この本を読んだときも思ったけど、
家族の大切さをしみじみと感じます。

キャストが豪華!
メインの息子には 伊勢谷友介、松坂桃李、玉山鉄二
父親には國村隼、萩原聖人、緒方直人
母親は余貴美子、広末涼子、石田ゆり子
桃李くん、生れてなかったから事故のことは知らなかった、って
言ってたな・・・そりゃそうだよね・・・

27年の歳月の長さを実感します。
風化させてはいけない出来事だと思います。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残念 (幸太郎)
2012-10-17 23:07:55
飛行機が落ちるまでが長かった。早く落ちるシーンがこないかなと思ったら省略されてたし、残念です。
返信する
そうですね (kino )
2012-10-17 23:40:19
>幸太郎さま
そうですね、墜落自体はほとんど描かれていませんでしたね。
その前後の、犠牲者家族の物語でした。
後編も、丁寧に描かれていて涙しつつ観ました。
伊勢谷さんの老け役には無理がありましたが・・・。
返信する

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