「カサノバ」 エロエロ度が・・・

ヒース・レジャーとシエナ・ミラーというところに
あまり惹かれなかったのだけど、ラッセ・ハルストレム監督ということで
興味があって観てきました。

「カサノバ」（CASANOVA　2005年　アメリカ）

水の都ヴェニスを舞台に繰り広げられる、
世紀のプレイボーイ・カサノバの華麗なる恋愛の日々。
しかし、彼は真実の愛を知り、ただ1人の女性を手に入れたいと願った・・・

カサノバ＝プレイボーイの代名詞
だと思っていた私は、チラシを見てはじめて、
彼が　冒険家、作家、軍人、医師、錬金術師、法律家、
スパイ、自由思想、脱獄犯・・・と　さまざまな顔を持った
マルチタレントな男だったことを知りました。
しかし、この映画観る限りではわからないね（笑）

もー、ドタバタ・コメディでしたよ。
嘘の積み重ね、他人の名を語る、男装、などなど
シェイクスピアの喜劇っぽいノリで賑やかな映画でした。
もっと小難しくて、淫靡な映画かと思ってました。
ハルストレム監督の今までからすると、「ショコラ」に
ちょっと似てるかな？？？

とっちらかった印象になってしまって、特に心に残るシーンや
緊張感がなかったけど・・・。
ええー　最後そうなるか？？というオチは意外だったし
楽しく見られたので、まぁ楽しめました。

私の先入観と明るい気のいいニイちゃん的ヒース・レジャーが
マッチせず、ヨーロッパの雰囲気にあまり馴染まない軽さと
爽やかさがちょっと物足りなかったかな。
もっとエロエロ度が必要よー（笑）
あれじゃそうそう簡単に女は落とせないでしょ？

カサノバの想い人シエナ・ミラーも、
プライベートでパパラッチをすごい形相で
追い掛け回している姿が印象深く、
あまり華のある人だとも思えない。
なぜファッション・アイコンなどともてはやされているのか
わからない・・・
（ジュード・ロウ、シュミがあまりよくないんじゃ・・・？？
前妻のセイディ・フロストと似た匂いを感じるもの。）

と、そんなことが気になるのだけど、脇の俳優さんたちは
個性豊かで面白かったです。
ラッセ監督夫人のレナ・オリンも久しぶりで、貫禄のマダムだし、
大司教さまジェレミー・アイアンズも嬉々としてコメディやってる。

シエナ・ミラーのまだ見ぬ婚約者、ラード成金の
オリバー・プラットもいいなあ！！
しかし、こないだのトニー賞プレゼンターで
観た時も、巨体になってたのでビックリしたけど、
今回の映画ではあれ、特殊メイクだったんでしょうか？？
いくらなんでもあそこまでじゃないよね（笑）
「三銃士」の頃からすると　かーなり大柄に。

しかし、ワタシが非常に気になったのは、
貞淑な令嬢なのに、カサノバに欲望を燃やしてしまう
ヴァイオレットを演じたナタリー・ドーマーという女優さん。



色が白くて金髪ですごく可愛い。
スカーレット・ジョハンセン似？と思って見ていたけど、
丸い鼻および小さい口元が誰かに似てる
・・・ほし○あき？
（↑あんまり似てませんでした。すみません）