写真集のような映画 「トゥルーへの手紙」

写真家　ブルース・ウェバーが監督・脚本のドキュメンタリー映画。
愛犬トゥルーへ宛てた　手紙を読む形式で
まるで写真集のように　いろんなシーンがコラージュされた
ちょっと不思議な感じの映画。

ブルース・ウェバーの写真がすごく好きなので
（最近では　Abercrombie &　Fitch　の広告でおなじみ）
珍しく前売りまで買って観に行ってきました。

死があるからこそ、現在の生は　きらめきを放って
美しく輝いている。浜辺で水しぶきをあげる犬たちが美しくまぶしい。
今はもういない愛する友人や　犬の話を織り交ぜながら、
古い映画、記録映画のワンシーン、9.11テロ直後の話なども
紡ぎ合わせて　平和への祈りを描きます。
背景には、政治的なメッセージもあって、テキトーに繋ぎ合わせている
（ように思える）映像の数々も、きっときっと緻密に練られたものに
違いありません。

で、でも　すみません、途中モーレツな睡魔が・・・。
ドキュメンタリーだしね。淡々としてて、心地よい音楽が流れてるわけで。

エリザベス・テイラーとかダーク・ボガードとの交流の話もあり、
興味のある人には　ものすごく面白いかもしれません。
写真に興味のある人も。
ほんとに　写真みたいに綺麗な映画なんですよ。

でも、まぁ、私としては、「BRUTUS」の特集号で十分楽しめたかな、
って感じです。
（ハリウッド・スターのポートレートとか　広告写真などの
過去の代表作も載ってて　面白かった！）

「トゥルーへの手紙」　公式HP

今、東京でブルース・ウェバーの写真展もやっているそうです。
いいなぁ　観たい。