目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

6月に読んだ本

2021年07月19日 | 読書

6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1666
ナイス数:195

6月はいろいろ読めた!どれも面白かったなー。

でも積んでる本はまだまだ減らないどころか増える一方。

「ハコヅメ」の実写ドラマ化、予想以上に面白くて(何よりキャストのイメージがほぼナイス!)

これはこれでアリだな、と思って水曜夜を楽しみにしている。

 

透明な夜の香り透明な夜の香り感想
引きこもりのような生活を送っていた一香が、天才調香師・朔のもとで働くことになり…。どんな香りも作り出す朔は人の体調や感情、嘘まで嗅ぎわけてしまう。ハーブや草花が咲きほこる洋館を訪れる秘密めいた依頼人たち。次第に一香や朔の過去が明らかになってゆく。香りは永遠に記憶される。ほの暗く静謐で甘やかでいて苦く痛々しい。でも、ガサツな新城や庭師の源さんがほどよく中和してくれるおかげで暗い気持ちにならず読めた。好きだ。先日、千早さんの食べ物エッセイを読んだせいもあり、出てくる料理が美味しそう!ただ…表紙が怖すぎる。
読了日:06月26日 著者:千早 茜

 

ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス (モーニング KC)ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス (モーニング KC)感想
連載で読んでいたけど、一冊まとめて読むとキツい。ニュースをみていても、こういう事件は日々起こっている。当たり前だけどその裏には被害者、被害者の身内、証言者、マスコミそして警察官がいて、多くの人が心身壊れそうになりながら闘っている。本当に頭が下がる。実写ドラマがもうすぐ始まるけど、ギャグ部分だけ抽出して、お気楽ドタバタでハートウォーミングな軽いドラマになっても、この漫画の良さは全く伝わらない…。こんなのゴールデンタイムのドラマでできないから、たぶんそうなるだろうけど。イヤだな。
読了日:06月24日 著者:泰 三子


あんのまごころ お勝手のあん (時代小説文庫)あんのまごころ お勝手のあん (時代小説文庫)感想
楽しみにしているシリーズ第4弾。この物語は出てくる人がみんないい人!こんなにも従業員にあたたかい職場がある??だからこそ読んでいて安心できるし楽しめるんだけど。今回のヤマは妊娠してしまったおちよの決断。どうか正夢になりますように。そしてお小夜ちゃんの旦那様向けの料理。「フライパンで炒める」というのは画期的なことだったんだなぁ。明日から、江戸時代のつもりで味わって食べてみよう(笑) 未知の食材や調理法に触れ試行錯誤のおやすの今後がますます楽しみ。
読了日:06月20日 著者:柴田 よしき


その扉をたたく音その扉をたたく音感想
瀬尾さんの物語はいつも、本当に優しくあたたかい。涙もろい私は毎回泣かずにはいられない。主人公・宮路はミュージシャンとして成功することを夢みて、仕事もせず親の仕送で暮らす29才。ボランティアで訪れた老人介護施設で、素晴らしいサックスを奏でる介護士の渡部と出会う。宮路はまさにぼんくらだ。すねかじりの甘ちゃんだ。でも、素直で優しい心の持ち主だから、叩かれた扉の音が響いた。そして前に踏み出すことができた。ガンバレ。瀬尾さんの「あと少し、もう少し」も是非。かなり前に読んだので再読したい。
読了日:06月19日 著者:瀬尾 まいこ


三人屋 (実業之日本社文庫)三人屋 (実業之日本社文庫)感想
親が遺した古い喫茶店で、三人姉妹が営む店。朝は三女の喫茶店、昼は次女のうどん屋、夜は長女のスナック。この姉妹、ワケありで仲は良くない様子。それぞれ事情がありやって来る常連たちにも様々な悩みがある。あれ?これ「明日町こんぺいとう商店街」だったっけ?と思いながら読了。初めて読む原田ひ香さん。食べ物が出てくる話には惹かれてしまう食いしん坊な私。ちょっと話が広がりすぎな感じもした。三人姉妹って大変そう!続編も読みます。
読了日:06月18日 著者:原田 ひ香


わるい食べものわるい食べもの感想
千早さんの小説はしゅっとしてて、どこか淫靡かつクールだと思っていた。はじめて、しかも食に関するエッセイを読んで、イメージと違って驚いた。食べることに貪欲で、好きなものを好きなだけエネルギッシュにモリモリ食べる!海原雄山とかレクター博士まで出てきて笑う。千早さんのことがもっと好きになった。続編も読みます!
読了日:06月18日 著者:千早 茜


声の在りか声の在りか感想
読書メーター「読んだ本」1000冊目は大好きな寺地はるなさん。面倒なことになるぐらいなら思ったことを口にしない方がいい、と無理解な夫や小4の一人息子、ボスママたちとの関係に諦めモードの主婦・希和。幼馴染みの弟が経営する民間学童で働くことになり…。世の中は無責任な噂や先入観、きめつけに満ちている。それに違和感を感じながらも甘んじて生きている人間のなんと多いことか(自分も含め)。想いを声に出して相手と向き合うことができるのが、自立ということなのかもしれない。息子への希和の想いに共感しきり。
読了日:06月17日 著者:寺地 はるな

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