「エラゴン/遺志を継ぐ者」 どっかで観たような

あんまり評判よくないようですが、
豪華な俳優陣に惹かれて観てきました。

「エラゴン/遺志を継ぐ者」（Eragon・アメリカ・2006年）

かつてはドラゴンとドラゴンライダーが平和を守り、
栄えていた国も、今は権力を手にした邪悪なライダーが
王となり（ジョン・マルコビッチ）、人々は圧政に怯えていた。
農家の青年エラゴン（エド・スペリーアス）は、
ある日、森で青い不思議な物体を手にする・・・

これって、「スター・ウォーズ」みたいじゃないですか？！
いつかこの暮らしを抜け出して、ヒーローとなる冒険を夢見る
向こう見ずな青年は、叔父を敵に殺され、
訳アリな老師匠（ジェレミー・アイアンズ）と運命の旅へと旅立つ。
夢に現れる　凛々しく美しい王女さま。
そして忠実なしもべ、ドラゴン・・・。

「ロード・オブ・ザ・リング」や「ナルニア国物語」に
似ていたって、ファンタジーものなんだから仕方ない。
昔話や御伽噺はみんな、むかしむかしあるところに・・・って
同じような設定だもんね。

相棒となるドラゴンが女の子なのがちょっと意外でした。
（レイチェル・ワイズの落ち着いた上品な声がよかった）
しかし、このドラゴンの飛翔シーンはわかってはいても
爽快です！
日本や中国の龍と違って、恐竜みたいなドラゴン、
翼がたくましくて優雅で素敵でした。
しかし、成長が早いねー（笑）

ジョン・マルコビッチの出演シーンは少ないものも、
次にも続いて登場のようだからいいとして・・・
ジェレミー・アイアンズ、シブイ。
コスチュームものが似合うのよね。ジイ様と呼ばれるには
まだ早いような気もしますが。
ロバート・カーライルが・・・それでいいのか？
（なんか「LotR」のグリマそっくりなんですけど・・・）

主役の男の子も、普通っぽくて　これまた「SW」の
ルークのようではありませんか。
私は例によって、途中で登場の謎めいた助っ人君の方が
気になったわけですが。

わかりやすくて上映時間もコンパクト。
原作を読んだ人には物足りないのかもしれないけど
気軽に楽しめるファンタジーでした。
好きです、こういうの。（現実逃避か・・・）