目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

7月に読んだ本

2014年08月05日 | 読書

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2423ページ
ナイス数:286ナイス

あさひなぐ 12 (ビッグコミックス)あさひなぐ 12 (ビッグコミックス)感想
続きが気になる・・・。薙刀って、この漫画のように高校の部活から始めたって人が多いから、スタートラインが同じなだけに、いつの間にかだんだんと差がでてくるところが辛い。さくらちゃんのように。悩んだ果てに戻ってきてくれるよう願いつつ。 いろいろ悩んだりもしたけど、あの頃に戻って薙刀を振ってみたいな、とこの漫画を読むといつも思う。
読了日:7月31日 著者:こざき亜衣


かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)感想
切ないわー。東村アキコさん、今やアニメ化ドラマ化映画化と続き、押しも押されぬ大人気漫画家。この自伝的漫画を読むと、驚異的なバイタリティーとかなんだかんだいっても人柄の良さとか、日高先生に教わったすべてのこととか、もちろん努力とか、積み重なって実を結んだことなんだなぁと思う。この先読むのが怖い。意表をついた展開には・・・ならないのでしょうか・・・。
読了日:7月30日 著者:東村アキコ


手のひらの音符手のひらの音符感想
リストラで職を失うことになる40代の水樹。彼女にとって、服飾デザイナーという仕事は幼い頃からのさまざまな思いが詰まった自分の信念ともいえる道。その岐路に立って過去を振り返るとき、どうしても忘れられない幼馴染、友達、恩師がいた・・・。登場人物たちの過酷な境遇に、読むのが辛くなるところもあったほどだけど、逆境にもめげない強さとひたむきさがあって、とても良い小説だと思った。心から信頼できる人がいるから強く生きられるんだよね。
読了日:7月29日 著者:藤岡陽子


平凡平凡感想
人生の岐路で、もしもあの時、あちらを選択していれば自分はどうなっていただろう・・・と考える主人公たちの短編集。とてもリアルで、共感してしまうところが多々あった。生きていくって、選択の積み重ねだよね。私だって考えることはある。いろんな場面で、ああしていれば、こうしていれば・・・と。でも、人のせいにしたくはない。自分が選んできたこと。どうあがいても願っても、過去には戻れないんだから、進んでいくしかない。登場人物たち、みんな幸せになって欲しいな、と思ってしまった。
読了日:7月23日 著者:角田光代


長女たち長女たち感想
私も長女だから気になって読んでみた。他人事じゃない親と長女の関係がリアルすぎて怖かった。そうなんだよねー、やっぱり母親は息子が可愛いというか、なんていうか、娘とは違うんだろうな、と感じることは多々ある。子供はどこまで親に対して責任があるんだろうか・・・いや、もちろん一生なんだろうけど・・・。そこが第2話の「ミッション」にもつながるように、年老いて病んだ本人の気持ちを確かめることもできないまま、介護で双方共に疲弊して、それでも”いい親子”を全うしなければならないのか・・・?読んでどんよりした本でした。
読了日:7月22日 著者:篠田節子


どこかいきのバス (わくわくえどうわ)どこかいきのバス (わくわくえどうわ)感想
小学校低学年の課題図書なので、息子と読んでみた。のっけから我が家の様子を書かれているようで苦笑。そうだね、家出したい気持ちはわかるけど・・・。最終的には「かいじゅうたちのいるところ」みたいな感じ。息子はバスが登場したシーンで”猫バス?!”って言ってました。
読了日:7月18日 著者:井上よう子

 


盲目的な恋と友情盲目的な恋と友情感想
装丁も雰囲気ぴったりの、まさに”盲目的な恋と友情”の話でした。さすが辻村さん、ありふれた恋愛話におさまるわけもなく、蘭花と留利絵、それぞれの視点から描かれる恋愛と友情は、痛すぎて哀しすぎて。私としては、華やかで恵まれた人生の美しい蘭花よりも、ルックスに過剰なコンプレックスを持ち屈折した留利絵の気持ちの方がわかるのだけど、まぁどっちもどっちだわね・・・。無邪気も邪気も人を傷つける。
読了日:7月18日 著者:辻村深月


あぽわずらい あぽやん3あぽわずらい あぽやん3感想
ドラマ化されて以来の新刊なので、伊藤くんの遠藤が脳内にずーっと浮かんでいた。今回はリストラがらみで重い内容。遠藤くんが空港に来られなくなってしまうなんて・・・。でも、そんな状況を打開してくれたのも”無事にお客様を旅立たせたい”という気持ち。現実にはありえないことかもしれないけど、空港が大好きな私はこのシリーズが好きです。初めに戻って、もうちょっとドタバタと軽いノリで、その後の物語もまだ読みたいな。
読了日:7月13日 著者:新野剛志


いくらなんでもいくらくん (こどもプレス)いくらなんでもいくらくん (こどもプレス)感想
本屋で試し読みして以来、子供に”早く買ってー!”と言われていたので・・・。見返しのしりとりも面白い。これまたシュールな絵本です(笑)生臭さそう!でもあまーくて美味しいぶどう・・・食べてみたい。いくらくんの生意気な口調がいいね。いくら嫌いの旦那には不評でしたが(←当然とも言える)、息子と私は大好き。
読了日:7月13日 著者:シゲタサヤカ


泣いたらアカンで通天閣泣いたらアカンで通天閣感想
「じゃりん子チエ」その後、あるいは吉本新喜劇って雰囲気の物語。でも、内容はかなりシリアス。主人公のセンコがあまり魅力的じゃないけど、父親のゲンコや商店街のオッチャンオバチャンがいい味出してる。新世界、天王寺界隈は馴染みがあるので、リアルに想像しつつ読めて楽しかった。天王寺公園の青空カラオケを知ってる世代です(笑) 通天閣・新世界って大阪の人はかえって行かない場所かも。飛田新地まで出す必要はなかったと思いますが・・・。
読了日:7月8日 著者:坂井希久子


誰も知らないわたしたちのこと誰も知らないわたしたちのこと感想
出生前検査を扱った番組の中でこの本のことを知って読んでみた。本当に難しい問題だと思う。先日見た映画「くちづけ」(2013年・日本)でも、知的障がいを持った子供を一人遺して逝く親の苦悩が描かれていたけれど、どっちを選択しても、結局は親のエゴなのかな・・・。そういうこともふまえて、子供を持つということの覚悟のために、これから子供をつくろうと思っている人、妊娠している人にも読んで欲しいけど、あまりにショッキングな描写があるので読まない方がいいかな、とも思う。それはまぎれもない現実なのだけれど。
読了日:7月5日 著者:シモーナスパラコ,室月淳


西加奈子と地元の本屋西加奈子と地元の本屋感想
わー、この薄い同人誌みたいな冊子、なんか懐かしー!大好きな西さんと津村さんの対談をメインに、大阪、文学、本屋さんの話が濃く詰まっている。お二人ともいい味出してます。「超ローカル書店員の証言 なんでこの本、ウチでは売れるんでしょ?」も面白かった。ごめんなさい、私もAmazonでこの本買いました・・・。
読了日:7月1日 著者:西加奈子

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