目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

3月に読んだ本

2016年04月03日 | 読書

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1025ページ
ナイス数:147ナイス

3月はいける!と思ったんだけどなー

後半疲れすぎました・・・。

永い言い訳永い言い訳感想
西川美和さんの映画をいくつか観て、人間の奥底の嫌な部分をさらけだす、なんて怖い人なんだろう・・・と思っていたけど、この物語でも”衣笠幸夫”という男の嫌な部分がこれでもか!と描かれていました。突然の事故で奥さんを亡くしても、素直に悲しめない。”悲しみに打ちひしがれる人気作家の僕”を演じ、同じく事故で亡くなった奥さんの親友の、遺された家族の世話をやくことで自分の存在意義を感じる。こんな人間もいるだろう、と思う。そんな彼でも、他者との関わりを通して生きる意味を見出したことが救い。永遠、なんてないんだよ。
読了日:3月14日 著者:西川美和


美食探偵 明智五郎 1 (マーガレットコミックス)美食探偵 明智五郎 1 (マーガレットコミックス)感想
今度は探偵モノなの?!どんだけ描くの、東村さん!さすがは浦沢直樹も驚く筆の速さ!キャラはどれも、どこかの東村作品でみたような感じではあるんだけど、やっぱり面白いし、大好きだ(笑) 殺人事件のシリアスさとギャグの融合・・・このまま続いていくのかどうか気になる。是非続けて!小林1号のお弁当、美味しそう。
読了日:3月14日 著者:東村アキコ

 

 

モダンモダン感想
美術に疎いので、いつものごとく登場する絵画をネットで検索しながら読みました。そんな私でも充分に楽しめ、MoMAの空気を感じられる物語。キュレーターとしての知識と経験があるマハさんの描く、絵画と作家の物語は、気取った高尚さは感じさせず、この眼で実際に見てみたい!と思わせる魅力に満ちています。今回は展覧会の舞台裏を少し覗けたのも興味深かったです。
読了日:3月14日 著者:原田マハ


[現代版]絵本 御伽草子 鉢かづき (「現代版」絵本御伽草子)[現代版]絵本 御伽草子 鉢かづき (「現代版」絵本御伽草子)感想
現代語訳の御伽草子。子供の頃に昔話で読んだときから、この「鉢かづき姫」は不思議な話で印象深かったので、一体どんな感じなのかと手にとってみれば・・・イラストは洋風なのが面白い!それもあいまって、なんだか展開が「シンデレラ」っぽくもあり、なかなか楽しめました。巻末の原典は、後からでは絶対読まないので、はじめにさーっと読んでみた。そののち、青山版を読むと、やけにドライでイマドキな鉢かづきちゃん。笑えた。
読了日:3月14日 著者:青山七恵,庄野ナホコ


おかあさんの扉5  なにそれ! ?五歳児 (オレンジページムック)おかあさんの扉5 なにそれ! ?五歳児 (オレンジページムック)感想
女の子はおませでしっかりしてるねー。うちの子は外でおしゃべりじゃなくてよかった。家庭内のことが筒抜けだもの(笑) 親が作家や漫画家で、自分のことをこんなふうにずーっと描いてくれるのは、本人はイヤだろうけど大人になって親になったら、すごく有難いと思うんじゃないかな。西原さんみたいに、子供が大きくなっても描き続けて欲しい。
読了日:3月12日 著者:伊藤理佐


百貨店ワルツ (リュエルコミックス)百貨店ワルツ (リュエルコミックス)感想
書評で見て購入。20世紀初頭、架空の百貨店の店員さんとお客様、架空の宣材を独特の美意識とセンスで描いたフルカラーの画集(+短編漫画)。これは本当に素敵!美麗!こんな風に可愛い女の子を描けたら楽しいだろうなー。大丸心斎橋店を思い浮かべながら眺めました。この作家さんの世界観、すごく好きだ!もっと作品を観てみたい。
読了日:3月12日 著者:マツオヒロミ

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