目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

3月に読んだ本

2012年04月02日 | 読書

3月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4926ページ
ナイス数:241ナイス

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
何に於いても、ベストセラーには「けっ!」と思ってしまう天邪鬼な私だけど、売れるのにはワケがあるんだよねー。やっぱり面白いわ。あっという間に読める!本の虫である古書店主が若い美女(萌えキャラなのはご愛嬌)で、その相棒が”本の読めない体質”の体育会系男子、という取り合わせが面白い。設定ゆえに、登場する本について知らない読者(私!)も興味を持つことができる。プラス、謎解き、スリル&サスペンス。これまた本屋大賞ノミネートも納得の一冊でした。続きも読もうっと。
読了日:03月31日 著者:三上 延


週末は家族週末は家族
夫婦は子供を持つもの、大人になることは夢にふんぎりをつけること、子供は実の親と暮らすのが一番の幸せ・・・などなどの”世間の思い込み”に肩身の狭い思いをしている、施設に暮らす小学生ひなたと、彼女の週末里親である大輔・瑞穂夫婦の物語。キレイごとだけじゃない部分を描いてるのがいいな、と思う。それにしても、ひなたの実母の行く末がものすごく心配だわ。
読了日:03月30日 著者:桂 望実


もっと変な給食もっと変な給食
第二弾も変なメニューがもりだくさんでしたが、それ以前に献立表の改竄が腹立たしい。
読了日:03月27日 著者:幕内 秀夫

 

水の柩水の柩
道尾さんの作品は「月と蟹」に続いて2作目。同じような感じの辛い子供時代のお話はなんとも胸が痛む。途中まで騙されながら読んで、最後には「天泣」のまぶしさに安堵のため息。
読了日:03月26日 著者:道尾 秀介


匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~
読メでみかけて読みたくなった本。昔話を自動翻訳で英訳したのち、再度和訳するところがミソ(笑)「It is a Japanese syllabary bowl.」はぁ?ボウル?なんで?はっ!「これは 仮名椀(かなわん)」か!! ホンマにアホやな!自動翻訳!!!でも、これがよく知られた昔話だからへんてこな訳文に笑ってしまうのだけど、難しい文章の翻訳で、よく知らない単語が使われてたりしたら・・・おかしいことに気づかないこともあるかもね。怖い怖い。
読了日:03月25日 著者:原 倫太郎,原 游


夢違夢違
私の理解力が足りなすぎるのか、さっぱりわけのわからない物語でした・・・。悪夢の世界、夢と現の境目がなくなっていく恐怖のようなものを味わうだけでした。それが全てなの??解説して欲しいところだらけです。恩田さんの作品はこれで2作目なので、こういう雰囲気が持ち味の作家さんだという皆さんの評で納得するしかないような。
読了日:03月24日 著者:恩田 陸


3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)
本当に羽海野さんの漫画は素晴らしいなぁ・・・。胸が締め付けられる言葉に表情。すべての人にこんなふうに救いがあればいいな、と心から思う。
読了日:03月23日 著者:羽海野 チカ


変な給食変な給食
全員お弁当持参にして、菓子パンやコンビニ弁当を毎日食べる子が続出なのと、たまにとんでもないメニューが出ても、給食の方がマシか・・・。ここぞとばかりに変なメニューを槍玉にあげるより、親も含め、もっと根本的な意識改革が必要じゃないのか?イギリスの学校給食改革に取り組んだドキュメンタリー番組「ジェイミーのスクールディナー」、面白いですよ!
読了日:03月20日 著者:幕内 秀夫


夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
待ちに待った新刊。しかし、あまりに悲しい出来事の連続。心優しい人たちにどうしてこんな試練が次々と起こるのでしょう?!続きが読みたい!1年も待てねぇよぅ~!
読了日:03月20日 著者:高田 郁


人質の朗読会人質の朗読会
切ない話でした。日本から遠く離れた地で拉致監禁事件に巻き込まれ、命を落とした8人の人たち。彼らが監禁生活の中で、自分に関する物語を書き朗読した、という物語。今はもういない人たちが生きた証なのだと思うと、厳粛な、しんとした気持ちになります。人質の8人は、私たちと変わらないふつうの人たち。とりたててものすごいことが語られたわけではない。でも、それぞれが生きてきた数十年の重みがある。それがこの世からなくなってしまっても、何も変わらないんだよなぁ・・・と思うと哀しいようなさびしいような気持ちになりました。
読了日:03月18日 著者:小川 洋子


ホテル・ピーベリーホテル・ピーベリー
「三つの名を持つ犬」に続き、今回も帯のアオリ文句に肩透かし。そんな”驚愕”とか”衝撃”でもなかったけど・・・。ミステリーというより恋愛小説の雰囲気でした。あっさり読めました。”世界13の気候区のうち11まである”というハワイ島に行ってみたいなぁ。たしかにハワイ、行く前の”ミーハーなリゾート地”というイメージを覆す素敵なところです。
読了日:03月15日 著者:近藤 史恵


おかあさんの扉 (オレンジページムック)おかあさんの扉 (オレンジページムック)
久しぶりの理佐っちの新刊!ははは。なるよね、親バカに。思いっきりの親バカエッセイ漫画ですが、自分の子供のこれくらいの時を思い出して懐かしかったです。一般人の自分と同列に扱っては失礼でしょうが、私は子供が生まれて生活が180度変わってしまって、別世界にワープしたような感じなんですが、理佐っちには、お母さんになった後も変わらずに、今までのような漫画を描き続けて欲しいです。「ピータン」の続きが読みたい!!
読了日:03月15日 著者:伊藤理佐


海月姫(9) (KC KISS)海月姫(9) (KC KISS)
花森さんとニーシャ最強!東村先生得意の寸劇パートは二人が担うのか! あまりにピュアなシュウシュウと月海に胸キュン!(笑)
読了日:03月15日 著者:東村 アキコ


かなたの子かなたの子
夜の闇が怖くなるような短編集。どろっしていて、ぬめっとした感じに、なんとも言えず重苦しい気分にさせられる。ちょっと難解だと感じたので、読み返したらもっとよくわかるだろうか・・・。
読了日:03月14日 著者:角田 光代


ものすごくうるさくて、ありえないほど近いものすごくうるさくて、ありえないほど近い
出版されてすぐに興味があって購入していたものの、英語で読むのはかなり大変でパラパラ読んでみては挫折。今回映画を観た後で、やっと出た翻訳を読んでみました。時々原書と比べながら。それでもやっぱり、理解しきれない独特な本でしたが、感覚に強く訴えてくるものがあります。それでいいのかな・・・たぶん・・・という気がしました。映画はこの原作をうまく凝縮していたように思います。”ものすごくうるさくて、ありえないほど近い”のは自分のまわりに溢れる、さまざまな人たちの愛や想いなのかな、と私は理解しました。
読了日:03月13日 著者:ジョナサン・サフラン・フォア


すかたんすかたん
表紙を見たとき、「あれっ?宮部みゆき?」と一瞬思ってしまいましたが、大阪の青物問屋に奉公することになった江戸女(しかも武士の後家さん)の物語というのが新鮮で、とても面白かったです。馴染みの地名の、当時の様子を想像しながら読むのもまた楽し。朝井さんの性別を知らずに読みながら、この登場人物の微妙な心情やかっこよさ(女性の”男前度”)、食べ物の美味しそうな描写は女性に違いない!と確信しました。(はい、女性でした) また一人、お気に入りの作家さんに出会えました。他の作品も追いかけます!
読了日:03月06日 著者:朝井 まかて


あさひなぐ 4 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 4 (ビッグ コミックス)
”仕掛け応じ”でてきたー!!懐かしい!!昇段試験も懐かしい!!
読了日:03月03日 著者:こざき 亜衣

 

 

ジェノサイドジェノサイド
イッキに読めた。ハリウッド映画を観ているみたいな感じ。でも納得いかないところはいろいろある。ここまで人間の愚かさを書かなくても・・・と残虐すぎる殺戮シーンにげんなり。そして、ここに書かれていることはあくまでもSFでしょう?エンターテインメント小説でしょう?フィクションでしょう??あまりにも個人的な人種観や歴史観が力こめて注入されている気がしてならない。
読了日:03月02日 著者:高野 和明

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2 コメント

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Unknown (エクスカリバー)
2012-09-02 22:42:53
『背面ストライプの浦島太郎/日本昔話Remix2』もオススメでござる。 
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おお! (kino)
2012-09-04 01:22:13
>エクスカリバーさん
おお!続編もあったんですね!
この本の発想は素晴らしいです。やったもん勝ち!
続編も図書館にあるかなー?!
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