極楽入院ライフ

前回に引き続き、出産話です。

出産した産婦人科、食事が豪華なのが有名。
いやー　マジで美味しかったです。

一流ホテル出身の専属シェフがいて、ダイニングルームで
２回のお祝いディナータイム。
（フレンチのコースとお寿司会席コース！）
ケーキが並ぶティーパーティーも。
写真を撮るのも忘れて堪能したのですが、
他のママさんたちと妊娠・出産話で盛り上がったり、と
楽しいひとときでした。

「妊娠中は塩分厳禁だったのに　お醤油なんかかけていいの？？」
「私なんか　豆腐とキノコだけ、味付けナシで食べてたのに」
「でも、いまだに気がとがめて　ちょっとだけかけたりして。」
「これって　何カロリーくらいあるんやろう？？」
「こんなん、ホンマに食べていいんかなぁ」
「うわー　めっちゃ美味しい！」

ちゃんとカロリー・塩分を考えて作ってあるそうです。

それ以外の、部屋に運んでくれる毎回の食事も
本当に豪華で美味しいの！！ヘタな料理屋より美味しい。
朝食は毎日　洋食か和食か選べるし、
出来たてのあたたかいお料理が運ばれてくるのです。

写真は”四季の会席お祝い膳”
綺麗に盛り付けられた前菜やら、
固形燃料で鉄板焼きやら、鰹のタタキやら
デザートのお団子まであるし。
ほかにも、イタリアンあり、中華あり。
ほんとにご飯の時間が楽しみで楽しみで（笑）
妊娠中、厳しく食事制限された分のご褒美なのかもね。

ほかにも、病院の中にアロマ・エステルームがあって、
サービスでマッサージを受けることができました。
力が入りまくった体に心地よかったぁ。
共用ではあるけど、24時間使える綺麗なシャワー室もある。

個室にはテレビ、冷蔵庫完備。
ホテルのシングルルームより広いです。

母子同室ではなくて、希望すれば部屋に連れて行けるのですが
今は自由を楽しみたい、とばかり　入院中は赤ちゃんは
ずっと赤ちゃんルームに預けてました。
そして、決まった時間に授乳しに行ってました。

授乳はおっかなびっくりだったなぁ。
抱っこするのも一苦労。
生まれてすぐの黒緑色のウンチにおののき
哺乳瓶からミルクを飲ませるのに苦労し・・・。

赤ちゃんルームに並んだ他の子たちを見ながら、
ひそかに”むふふ・・・ウチの子が一番可愛いわ”
などとにんまり笑ったり。

同じ日に出産したママさんとは何かと話す機会もあって
楽しく過ごしたし、怖い先生も、入院中の回診では
やたらと優しくて愛想よくて不気味なくらいでした。
産科が減ってる、と問題になってますが、大変だよなぁ。
入院中の患者は朝７時半から診察するし
お産は早朝や夜中になることもあるし。
先生のこと少し見直しましたわ。
（でも、診察室では相変わらず）

アットホームで、極楽な入院生活、
「もう一泊させて欲しい・・・」と真剣に思いました。
退院を前にすると、これからの育児の不安や
もう妊婦じゃないんだーという寂しさもあって
夜、ひとりで泣いてしまったよ・・・。

退院の時には　病院から子供との初２ショット写真を
写真立てに入れたものや、赤ちゃん用のバスローブなどなど
プレゼントももらいましたが、
一番嬉しかったのは、後日もらった、我が子の名前やデータを
物語にはめこんだ記念の絵本。
（５月８日、○○くんは生まれました。とかいう感じで）

これだけ快適で　費用は他の総合病院と大差ない
というのはお得よ～。
夜に産んだ私は入院日数を１日損したような気がします。
（時間外料金もとられたし）

万が一　次があるならまたここで産みたいなー　
と、妊娠中の先生への不満も忘れて思う私。
喉元過ぎればなんとやら。

でも、今こんな呑気なこと言えるのも、
無事に問題なく出産できたからですよね。
Ｓ先生、どうもありがとうございました。