目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

6月に読んだ本

2023年07月07日 | 読書

6月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2250
ナイス数:194

もう7月だ。早すぎる。

何もしてない。米津さんのライブツアーも終わってしまった。

ネットでツアーの記事を読んだら、載ってた美麗なステージ写真が私には全く見えなかった姿ばかりで

「え?私このライブ行ったよなぁ???」と思っている。円盤化を切に望む。


水車小屋のネネ水車小屋のネネ感想
大好きな津村さんの作品の中で、私のベスト1に躍り出た。母親とその恋人(危険な奴)から離れるべく、理佐は高校を卒業して10歳年下の妹・律を連れて家を出る。蕎麦粉を挽く水車小屋にはおしゃべりなヨウムのネネがいた。姉妹とネネ、周りの人との40年を描く。淡々としたいつもの文章ながら、大丈夫か?とハラハラしつつページを捲る手が止まらない。成長した律が「自分は周りの人たちの良心で成り立っている」と感じるのが素敵だ。そして、その親切を自分も誰かに返したい、と思うところも。いつまでも読んでいたい物語だった。
読了日:06月30日 著者:津村 記久子


天国からの宅配便天国からの宅配便感想
続編を先に読んでしまったけど、短編集なので問題なし。依頼者が亡くなってしまったあと、大切な思いの詰まった荷物を届ける天国宅配便。切ないね。もう一度会って話ができるうちに気持ちを伝えられたらよかったのに。キレイすぎる優しいお話ではあるけど、涙腺が弱い私はやっぱり泣きながら読んでいた。失ってから後悔しないよう、会いたい人にはいっぱい会って、大事な場所(お店とか建物とか映画館とか!)は、たくさん訪れるべきなのです。
読了日:06月30日 著者:柊 サナカ


セクシャル・ルールズセクシャル・ルールズ感想
社労士事務所を経営し、しゃかりきに働く麻衣子と、専業主夫になって家事に育児に妻を支える耀太という夫婦の物語。お互いに納得して一番いい道を選んだと思った二人だったけれど、やっぱりモヤモヤや不満が日々溜まっていき…。世間に多い家庭とは立場が男女逆だけど、心の中は麻衣子=男、耀太=女で同じなんだなぁ。なんかつらい。賃金の発生しない主婦(夫)の仕事が軽んじられるのは納得いかない。いっぺんやってみ?!と思うわ。どっちの気持ちもわかるけど、共感しきれないお話でした。お互いに感謝の気持ちが大事。
読了日:06月18日 著者:坂井 希久子


私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな感想
前々から存在は知っていたけれど、なんか胡散臭いと勝手に思っていて読んだことがなかったジェーン•スーさん。「あさイチ」のトークゲストで拝見して、面白い人だ!と知り、早速読んでみた次第。言葉のセンスが素晴らしいなぁ。キャッチーで核心を突く名言の数々。恋愛は本当にエネルギーがいる。それにしても、結婚したところで悩みがなくなるどころか、人生に平穏はありません…。楽しく充実したシングルライフが送れるなら、それでいいじゃないか!羨ましいよ!(あわわわわ…)
読了日:06月18日 著者:ジェーン・スー


作りたい女と食べたい女 4 (it COMICS)作りたい女と食べたい女 4 (it COMICS)感想
祝!ドラマシーズン2! いつもあたたかい気持ちにしてもらってます。周りの人を思いやる、優しい世界…。矢子さんも南雲さんも本当にいい人。どうか野本さんと春日さんが心無い世間に傷つけられることがありませんように。でもまあ、大人だからね。二人で乗り越えていけるよね。
読了日:06月15日 著者:ゆざき さかおみ


六人の嘘つきな大学生六人の嘘つきな大学生感想
何度か挫折しつつ、本腰入れて読み出したらあっという間に読了。新進気鋭の人気企業の最終面接に残った6人。予想もしていなかった課題と事件。二転三転し、見事に伏線回収。いやーな気持ちが残る「就活あるある」かと思ったが、いい話にまとまった。私はこういう展開の方が好きなので、読んでよかった!と思えた。学生と企業の騙し合いの就活って、過ぎてみればホントにバカバカしい。でも、そうするしかないのかな。人間の本質なんて何年付き合っても見抜けない。信じるしかないのかも。
読了日:06月09日 著者:浅倉 秋成


天国からの宅配便 あの人からの贈り物天国からの宅配便 あの人からの贈り物感想
生前に託された依頼人からの遺品を届ける「天国宅配便」。私の涙腺どうなってんの?と思うぐらいに終始泣きながら読む。この年になると身近な人の死を何度も経験したからだろうか。ずっとずっと心にしまっていた大切な想いは、やっぱり最後に伝えたいと思うかな?庭師の岩子さんの話が切なくて。外国語を学ぶ意義を教えてくれる「七十八年目の手紙」もいいお話だった。初読みの作家さんだったけど、前作も読もう!
読了日:06月03日 著者:柊 サナカ


ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫)ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫)感想
今頃やっと読めた。隅々に津村さんらしさがあって面白かった。高三のパンクロック好きな女の子アザミの日々を描く。キラキラでも胸キュンでもないけど、リアルな青春の日々。自分の将来をなかなか決められず、友達や進路指導の先生にお世話になりながらいつの間にか時は過ぎていく。周りに流されて焦らなくてもいいんだな、と思った。好きなものをとことん好きでいればいいし、いつか見えてくるものもあるだろう。チユキの危なっかしい正義感が好き。私もそういうことしたい(笑)
読了日:06月03日 著者:津村 記久子

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