目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

11月に読んだ本

2011年12月01日 | 読書

11月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3698ページ
ナイス数:137ナイス

境遇境遇
12月3日放送のドラマのための書き下ろしだったのね。道理でわかり易すぎる。初めはどうなることかとドキドキしたけど、尺が足らない感じ。なんでこんなの書いたのかなぁ・・・とすら思ってしまった。青いしおりヒモが2本、という装丁はイイな、と思いましたが。
読了日:11月27日 著者:湊 かなえ


横道世之介横道世之介
初吉田修一。ウダウダ大学生の話かと思って読み始めたけれど、自分と時代がけっこう近いせいか、妙に親しみがわいてきた。のほほんとしていて、純朴な世之介も1年も東京で暮らすと、どこかしら変っていくのね・・・。でも、根っこのところは変ってなかったんだと思う。特に個性的でもない平凡な男の子なのに、何十年後も周りの人の心の中に残っている(片隅におぼろげに、というところがミソ)ってことが彼の人柄を表している。幸せなことだと思う。写真のエピソードが泣けた。っていうか、泣かされる話だと思わなかった!大事件は起こらなくても、人生は日々積み重なっていく・・・。
読了日:11月27日 著者:吉田 修一


ZUCCA×ZUCA(2) (KCデラックス)ZUCCA×ZUCA(2) (KCデラックス)
2巻も面白かった~。ヅカヲタってお金がもんのすごくかかるのね!!まさにヅカのために働いて貢いでるのね!それにしても・・・値段はフルカラーのせいか高いんだから、もっとページ数増やして。
読了日:11月24日 著者:はるな 檸檬


想い出あずかります想い出あずかります
記憶消します、というと映画「エターナル・サンシャイン」が好きです。私にも消してしまいたい記憶はあるけど、それができないのが人間だし、いつか薄れていくものですよね・・・。読み始めは、いかにもティーン向けの話、という印象だったのですが、最後にいくにつれ、なんとも切なくなってきました。今はもう取り戻せないキラキラ輝くもの、二度と触れられない愛しいものを想う気持ちが”切ない”だと思っている私は”切ないフェチ”です。意外と”人間味”溢れる魔法使いがいい味だしてました。
読了日:11月20日 著者:吉野 万理子


さくら (小学館文庫)さくら (小学館文庫)
西さんの魅力にすっかりとり憑かれてしまい、(もったいないので)著作を少しずつ読んでます。これは、読んでいて何度も涙があふれてきた物語でした。お母さんの性教育、とっても素敵でした。西さんの文章の中には、傍線を引きたい箇所がいくつもでてきます。風景を空気の匂いとともに感じさせてくれるんですよね・・・。”家族の再生”なんて言うと陳腐だけど、それにとどまらない、家族の短いけれど長い歴史。当たり前のようにある幸せが、明日なくなるかもしれない、と思いながら一日一日を大切に生きよう・・・と思える作品でした。大好き!
読了日:11月18日 著者:西 加奈子


ママはテンパリスト 4 (愛蔵版コミックス)ママはテンパリスト 4 (愛蔵版コミックス)
ぱらぱらめくってたら、4歳の息子が「読んでー!」というのでかいつまんで読んでやったら・・・彼も(絵に、ですね)爆笑してました(笑) ・・・ってアンタも同じようなもんなんですけどっ!!
読了日:11月18日 著者:東村 アキコ


日暮らし(下) (講談社文庫)日暮らし(下) (講談社文庫)
早く最後まで読みたくて仕方なかった。こういう真相があったのね・・・。人の心のヒダの奥には何が隠れているのやら。ちょっと残念だけど、佐吉もこれで前に踏みだせるのかな。お徳さんとこもどうにか安泰でよかったね!ほっとしました。
読了日:11月17日 著者:宮部 みゆき


日暮らし(中) (講談社文庫)日暮らし(中) (講談社文庫)
佐吉と葵の再会を・・・と上巻で書いたら、こんな形で!!この顛末はどうなるのか楽しみです。イッキに読みました(笑)ところで彦一さん、貴方はホントにいい人でありますように。
読了日:11月17日 著者:宮部 みゆき


日暮らし(上) (講談社文庫)日暮らし(上) (講談社文庫)
やっぱり面白い!佐吉と葵がいつか出会える時がくるのでしょうか・・・。人間という生き物はは本当にややこしい。さて「中」へ!
読了日:11月16日 著者:宮部 みゆき


中野トリップスター中野トリップスター
新野さんの「あぽやん」シリーズが大好きなので読んでみたけど・・・ちょっと趣が違ったかな。コメディ、ハードボイルド(?)どっちつかずで読後感がすっきりしなかった。
読了日:11月13日 著者:新野 剛志


金米糖の降るところ金米糖の降るところ
相変わらず自分とは程遠い世界の、ありえない人たちの物語。その現実味のないキレイさと生々しさに酔ってしまう。江國さんの描く女の人は性格が悪くて意地悪。そこが好き。十字架の女の子・真実ちゃんが気になる。彼女には何が見えていたのか???
読了日:11月04日 著者:江國 香織


ぼんくらぼんくら
シリーズ最新刊が読みたいがために、一作目から読んでみた。やっぱり面白かった!おでこちゃんや弓之助の頭の中はどうなってるのかと思うけど、宮部さんの頭の中もすごいな・・・。これだけのボリュームを飽きさせず、ぐいぐい読ませるのはさすが。キャラクターがみんないい味だしていて魅力的。続きを読むのが楽しみです。
読了日:11月02日 著者:宮部 みゆき

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

 

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