目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

1月に読んだ本

2014年02月02日 | 読書

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1513ページ
ナイス数:223ナイス

りょうりを してはいけない なべ (講談社の創作絵本)りょうりを してはいけない なべ (講談社の創作絵本)感想
面白いなー。まな板に続き、購入してから毎晩これです。さいごのコショウの場面では、きっと・・・と思ったら!よくがんばった!表紙裏イラストのトマトやパプリカやエビが入っていない料理はやっぱり美味しそうじゃないんだよねー。カラーイラストじゃないのにそう見えるんだよなぁ。息子は「早く”コックのぼうし”買って!!」とうるさいです。
読了日:1月29日 著者:シゲタサヤカ


鏡の花鏡の花感想
同じ登場人物の状況が変わって描かれる連作短編。私は、こういう形式の小説をあまり読んだことがないような気がするので(パラレルワールドのような感じかな)、すごく新鮮で、”巧い!!こういう描き方があるのか!”と思った。でも、内容は親しい人(家族)の死が中心にあり、読んでいて哀しくて、気持ちのいいものではなかった。あの世とこの世は鏡の裏と表のように隣り合わせで、簡単に、ちょっとしたきっかけでその境目を越えてしまう・・・。
読了日:1月29日 著者:道尾秀介


なぎさ (単行本)なぎさ (単行本)感想
読んでいて、とても息苦しくてしんどかった。何かにおびえるように、自信なさげに毎日を過ごす主婦の冬乃も、本音が見えない夫も、何事も長続きしない夫の後輩も、姉の生活をかき乱す自分勝手な妹も、身近にいて接するにはとても疲れる人たちのような気がする。それぞれが、日々のいろいろな出来事に翻弄されながら、なんとか生きていく物語。「生きていくということは、やり過ごすということだよ。(略)成り行きに逆らわずに身を任すのがいいよ。できることはちょっと舵を取るくらいのことだ」・・・人生ってホント、そういうものかもしれない。
読了日:1月27日 著者:山本文緒


かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)感想
はちゃめちゃな自伝漫画なのに、明子の心情に胸が痛んだり切なくなったり。もちろん笑えるし。”印刷に耐え得ることができないって感じ”の、定規も使ってない絵で入選しちゃうなんてすごすぎる。さすがだ。(私も”ぶ~け”大好きでした。)このころの心身ともにハードな生活を思えば、今の超パワフルな仕事ぶり、シュミへのハマりっぷりなど軽い軽い。
読了日:1月27日 著者:東村アキコ


四十九日のレシピのレシピ (一般書)四十九日のレシピのレシピ (一般書)感想
映画は見ていないけど、原作と、和久井映見さんと伊東四朗さんのドラマ版、大好きです。この本を読んだら、原作を読み返したくなりました。ページ数は少ないけれど原作の雰囲気をよく表してる本だと思いました。(”レシピカード”の絵は、ドラマ版のわたなべさちよさんより、こちらの拙い感じ(失礼)の方が想像に近いかな・・・) 未読の方、ぜひ原作も読んでみてください。素敵な物語です。
読了日:1月22日 著者:なかしましほ,七字由布


まないたに りょうりを あげないこと (講談社の創作絵本)まないたに りょうりを あげないこと (講談社の創作絵本)感想
本屋で試しに読んでみたら子供がとても気に入ったので購入。私が子供の頃、こんなシュールで可愛くない(?)絵本はなかったよなー。みんなに甘えてちょっとずつ食べさせてもらってたまな板。世渡り上手め!子供はとても気に入って毎晩読まされているので、シリーズ揃えることになりそうです。
読了日:1月14日 著者:シゲタサヤカ


敗者敗者感想
最低視聴率だという話題ばかりだった「平清盛」、私は本当に大好きでした。見ごたえがあったし、俳優陣の演技も見事だったと思います。なかでも、やんちゃな青年から全ての権力を手にした老人までの人生を演じきった主演の松山ケンイチさんは素晴らしかった。その、大河ドラマ撮影中の話がメインに書かれていて、とても興味深かったです。もう一度観ながら読みたいくらい。松山ケンイチという人はとても誠実で真面目な人だな、と思った。でも、かわいらしいところもあったりして、ますます好きになりました。
読了日:1月14日 著者:松山ケンイチ


もぎりよ今夜も有難うもぎりよ今夜も有難う感想
今年1冊目は、”今年こそはできるだけ映画館で映画を観るぞ!”という決意をこめてこの本を。(原田マハさんの「キネマの神様」のあとがきも併せてどうぞ。) 私が映画に目覚めた頃はまだシネコンのない時代だったので、もぎりにくそうな薄いチケットやロードショー初日に行列したこと、席取り合戦などなど読んでいてとても懐かしかった。伝説の「ロッキー・ホラー・ショー」は映画館で観たことがないから、うらやましい。やっぱり映画は映画館で観るものです!
読了日:1月5日 著者:片桐はいり

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