目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

6月に読んだ本

2014年07月02日 | 読書
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2403ページ
ナイス数:273ナイス
 
今月のイチオシは「本屋さんのダイアナ」です!!!

恋はさじ加減恋はさじ加減感想
身近な食べ物と恋愛の短編集。それぞれの主人公である女性たちが、なかなか逞しくてエエ性格の人たちだった・・・あんまり友だちになりたくないなぁ。恋愛小説にありがちな、同性の友達に愚痴ってウジウジ悩んでたり泣いてたりしてなくて、本能のまま生きてる感じ(笑)食欲と性欲は密接な関係にあるんだなーと改めて思った。
読了日:6月30日 著者:平安寿子

うみの100かいだてのいえうみの100かいだてのいえ感想
久しぶりの「100かいだてのいえ」新刊。カラフルでかわいらしい海の世界。最後にあの生き物?と思ったけど、まぁいいか。すみずみまで、何度もながめて楽しみます。
読了日:6月28日 著者:いわいとしお

あなたの人生、片づけますあなたの人生、片づけます感想
タイトルに惹かれて読んでみた。私も、モノが捨てられない方だから、耳が痛いところもあったなぁ。子供には”片付けなさい!!”って毎日言ってるのに、自分はなかなか捨てられない・・・。家の中だけじゃなく、人の心もすっきり片付ける手助けをしてくれる十萬里さん、いい味出してます。続編希望!
読了日:6月25日 著者:垣谷美雨

昔は、よかった?昔は、よかった?感想
安定の酒井さんエッセイ。ちょっとネタ切れ感は否めず、以前読んだような内容もあったけど、あの語り口と洞察力、ミーハーで下世話なようでいて、育ちがよくて知的な酒井さん、やっぱり好きです。最近はいろんな作風(?)で書かれてますが、この手のエッセイはずっとずっと書き続けて欲しいな。
読了日:6月21日 著者:酒井順子

フィギュアおばかさん (ウィングス・コミックス・デラックス)フィギュアおばかさん (ウィングス・コミックス・デラックス)感想
カトさん、ミーハーですよねー。もちろん良い意味で!絵がほんとにキレイ。愛の爆発度合いはやっぱり「サッカーおばかさん」の方がすごかったですが、フィギュアもなかなか。来シーズンはこの本片手に、アイスダンスも楽しめそうです(笑)
読了日:6月18日 著者:カトリーヌあやこ

可愛いベイビー可愛いベイビー感想
うわぁ・・・皆さん好意的なレビューですね・・・。私がひねくれてるのか、同年代の晶子がよっぽど羨ましいのか、”コレはないでしょ(苦笑)”と、まるっきりのファンタジー小説を読んでる気分で萎えました。大企業でバリバリ仕事をこなす38才の女性課長が、家族に交際を反対され、周囲には付き合ってることは秘密にしている元取引先の14才年下の彼と”できちゃった婚”って、ありえます??その年でその社会的地位で予期せぬ妊娠、ってツメが甘過ぎる。もう先に進むのはその手しかなかったってこと?だったら予想外でもないだろうに。(続く)
読了日:6月12日 著者:五十嵐貴久

太陽の棘(とげ)太陽の棘(とげ)感想
終戦直後の沖縄に赴任した若い軍医と”アート・ヴィレッジ”で力強く生きる芸術家たちとの出会い。今回は誰もが知っている有名な画家の話ではないけれど、マハさんの絵画をテーマにした物語には本当に惹き込まれる。表紙と裏表紙の自画像に圧倒される。でも、戦争、沖縄とアメリカ・・・感想を語るには私には知識と言葉がなさすぎて下手なことは言えない。ただただ、溢れだす主人公エドやタイラたちの想いと沖縄の風景に胸が熱くなった。
読了日:6月10日 著者:原田マハ

珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
今回はバリスタ競技会が舞台の長編。私の嫌いな(?!)”その謎、たいへんよく挽けました”が出なくて、あれれれ?って感じでした(笑)嫌いだけど、キメ台詞ならちゃんと使ってくれないとー!!あとがきでフォローしまくってましたが、バリスタ大会がやたらドロドロしてて、とんでもないモノの混入があったりで、現実味がなく、ちょっと引いてしまいました。それにしてもアオヤマくん、なんのためにいるの・・・?
読了日:6月10日 著者:岡崎琢磨

本屋さんのダイアナ本屋さんのダイアナ感想
ティーンエイジャーの女の子2人の友情物語、というお得意パターンかと思いきや、出会いの小学校時代から成人後までの甘く苦く爽やかな成長物語。「その手をにぎりたい」で泣かされ、最高だ!と思ったけれど、この「本屋さんのダイアナ」もどうしようもなく好きな話でした。”大穴”(ダイアナ!!)という名の母子家庭の女の子と恵まれた家庭のお嬢様。そして周りの人たち。相変わらず少女マンガ風でドラマチックな展開だけど、それが心地よい。ドキドキわくわくさせられ、終盤涙。柚木さん・・・もはやChick Litとは言えないかも。
読了日:6月2日 著者:柚木麻子

こんなわたしで、ごめんなさいこんなわたしで、ごめんなさい感想
著者の本は、タイトルにそそられるものがたくさんあって”読みたいリスト”に数多くメモしてあるんだけど、たまたま手にとって初読み。すごいな。こんな人、たぶんいる。結婚はしたいけど年々見る眼が厳しくなって妥協できない、とか結婚に夢を抱き過ぎてる人とか、”自分が正しい”と常に思ってる人とか、・・・。耳の痛い自分の欠点を、本音で言ってくれる友達って貴重だ。あまりにあけっぴろげで、ちょっと夢がない気もするけど各章の終わりは前向きなのがよかったかな。
読了日:6月2日 著者:平安寿子
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