目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「her/世界でひとつの彼女」 理想の彼女?

2014年07月06日 | 映画タイトル は行
スパイク・ジョーンズ監督で、アカデミー賞脚本賞も獲った
ということで気になっていた映画。

それにしても、JR難波駅から”なんばパークスシネマ”までは
ホンマに遠い。同じ”なんば”なのに20分はかかるかも。
(もちろん、南海なんば や 御堂筋線なんば からならすぐです)

本題。
「her/世界でひとつの彼女」(Her 2013年・米)

近未来のLA。
コンピュータは進化し、誰もがイヤホンをつけて
声でコマンドを出してブツブツ言いながら歩いている世の中。
セオドア(ホアキン・フェニックス)は
手紙の代筆屋。
長い付き合いだった妻と別れたばかりで
失意の底にいる。
ある日、最新型のOSをインストールしたセオドアは
魅力的で知的で、好奇心旺盛、セクシーなOS
”サマンサ”(スカーレット・ヨハンソン)に
次第に惹かれていく。

私は、こういうストーリーの映画が好きなので
(文通やパソコンを通じた、
実際にはなかなか会えない恋、みたいな)
あまり違和感なく・・・・というか
私があんな世の中に生きていたら
OSと恋してたかも・・・なんて思ったりして。

打てば響くような会話、優しい心遣い
ユーモア、セクシーさ・・・
理想の彼女ですよね。
生身の相手と恋をすれば
相手の気持ちを思いやること、感情のぶつかり合い、
めんどくさいことがいっぱいで、
ものすごく疲れる。
それがなく、夢のように楽しい日々なんだもんね。

ただ、セオドアが奥さんとよくじゃれあってた
”SPOON”・・・後ろから抱きついて
ぴったりくっつくこと・・・(スプーンを2つ重ねたみたいに)が
OS相手ではできない。
いくら愛していても触れ合うことはできない。

その解決法すら 試みようとする二人なんだけどね・・・。

そんな恋に溺れていく主人公が
ちょっと滑稽なような、真剣すぎて笑えないような。

もちろん、この映画の展開は
そりゃそうだろうなって気がしますが
切ないです。

でも、エイミー(エイミー・アダムス)という
素敵な人がそばにいるから じゅうぶんだよ、
セオドア!!

この映画、スカ嬢の声の演技の勝利ですね。
もともとは”サマンサ・モートン”が演じるはずだったそうで
だから”サマンサ”。
やっぱ、スカ嬢の姿を想像しながら聞く方が
萌えるわ。
日本語吹替えは誰がやるんだろう。
聞きたくないなぁ。

ストーリーもさることながら、
近未来の世界がいろいろと気になって気になって。
インテリアがオシャレで色合いも素敵。
SF的な硬質な世界じゃなくて
淡いオレンジ色の光の中で描かれるシーンが多くて
美しかったのです。

あと、近未来のLA、アジア系の人がものすごく多いのだ!
インド系みたいな人も。

世の中はどんどん進化していって
10年後どうなってるのかわからないけど
いくらAIが進化しても 人間にはなれない、だろうね。
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