今日のころころこころ

2018・1・14 かながわの建築物100選 鎌倉市・円覚寺 ふたつの国宝

かながわの建築物100選。鎌倉市・円覚寺。神奈川県内の建造物で唯一の国宝である舎利殿を持つ。
所在地・鎌倉市山ノ内409
竣工年・室町時代初期(舎利殿・国宝)
構造・木造

JR北鎌倉駅に降りればどの改札口を出ても円覚寺さま。

横須賀線が開通する前はどこまで円覚寺さまだったのかな?
鎌倉時代は山内荘と呼ばれ現在の大船から横浜市戸塚区の一部を含む広大な寺域をもっていたようだ。
度重なる大火や震災で焼失するたびに再建され、現在の姿は室町幕府と江戸幕府によって整えられた。典型的な宋の禅寺様式。伽藍配置は創建当時に近いという。

正面口から出て白鷺池から入る。



この白鷺池は、白鷺に化身した鶴岡八幡宮の神霊に導かれ無学祖元が着いたとされる。



踏切を渡れば総門。拝観料は300円です。





鎌倉五山第二位・円覚寺さま。
宗派・臨済宗円覚寺派
山号寺号・瑞鹿山円覚興聖禅寺
創建・弘安5年(1282年)
開山・無学祖元(仏光国師)
開基・北条時宗
本尊・宝冠釈迦如来
寺宝・多数
寺全体が史跡。

山門。

選仏場。

座禅をした居士林。

仏殿。

大方丈。







白鹿洞。

塔頭もたくさんある。



塔頭とは、高僧の墓所。禅宗では、大寺の高僧は隠居後に寺の山内や近隣に塔所を営み住んだ。示寂後に徳を慕った弟子たちがその近くに設けた寮舎という。
北条時宗の廟所として建立された仏日庵さまもそのひとつ。

私にはいまひとつ理解できてないシステムなんだけど、更に拝観料が必要な塔頭もあったり完全非公開とかあったりということは山内でも独立しているのかな?
神奈川県の建造物唯一の国宝・舎利殿は塔頭・正続院さまにある。
山号院号・万年山正続院
創建・弘安8年(1285年)
開山・無学祖元
開基・北条貞時
本尊・地蔵菩薩

夢窓国師築造の妙香池。



今は専門道場として修業の場。





奥に屋根だけみえるのが舎利殿。

今は廃寺となった鎌倉尼五山第一位太平寺から移築されたものという。仏舎利は源実朝が宋から請来したものという。



もうひとつの国宝は、鐘。

140段の階段を上れば、弁天堂さま。



弁天茶屋がある。



正安3年(1301年)に北条貞時が寄進した洪鐘。





なんだかゴ~ンとつきたくなる。。

鎌倉三名鐘とは、この鐘と建長寺さまの鐘と常楽寺さまの鐘を言うそうな。
気が付けばもう日暮れ。
なんだか足がカクカクしていたりなんかするのです(^^;
ここで修行される坊さまはすごいなぁ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「かながわの建築物100選・神奈川の素敵な建造物」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事