なかなかすっきりとは晴れない。
用賀駅から用賀プロムナードを世田谷美術館へと歩く。




コロナ禍でなくとも口を覆いたくなる環八を渡れば砧公園。




なんの前触れもなくいきなり疫病に世界中が席捲された。
文化施設はどこも閉鎖となりようやく再開しはじめたものの先行きは不透明だ。
世田谷美術館は美術館本来のありかたを問う。
「作品のない展示室」展。
会期は7月4日~8月27日まで。



検温と連絡先記入をして入館。

作品のない展示室へとむかう。



都立砧公園の一部を無償借用して世田谷区立世田谷美術館が開館したのは1986年。地上2階地下1階。設計は内井昭蔵。本体工事は清水建設:村本建設:儘田組。造園工事は芝茂造園建設:蛭田植物園。
撮影可能エリア以外の撮影は禁止だけど、内井昭蔵のメッセージとともに作品のない展示室が展示される。






内井昭蔵の祖父は日本におけるハリストス正教会の建築を手掛けた河村伊蔵。父は建築家の内井進。昭蔵は装飾にこだわった。




ル・ジャルダンさんのプリンはコロナ禍前と変わらずに美味いのだ。


梅雨というより雨台風が居座っているような毎日だけど、晴れ間が多くなってきているように感じるのは気のせいか。



環八沿いでも鳥は暮らしている。

ここ三ヶ月私の心も作品のない展示室状態だったかもしれないぁと思ったりなんかした。
この雲が切れれば夏が来る。
