雪は降らなかったけど寒い寒い快晴。
まんぼーで1月22日からホコ天が中止になってる祝日の銀座。



ポーラミュージアムアネックスへ。


ポーラミュージアムアネックス展2022-主題・素材を超えて-。
会期は、Vol:1は2月11日~3月13日でVol:2は3月18日~4月17日。
ポーラミュージアムアネックス展は、公益財団法人ポーラ美術振興財団が1996年から実施してきた若手芸術家の在外研修助成を受けた若手アーティストの研究成果を披露する展覧会。今回で20回目。
Vol:1の参加アーティストは、松田壯統・杉山夏美・稗田直人。
松田壯統。
なんとも昇華した静謐を感じる作品だなと思ったら・・・
アイルランドに滞在中の松田のもとに母危篤の報が入り、今生の別れを予感した松田はアイルランドの燃える土で出来ていく灰をいつの間にか四角に型取っていたという。



松田は1982年生まれ。
阪神大震災で自宅の全焼を経験しその後に母の死を経験した。
死と再生を問い続ける。






杉山夏美。
映像作品。撮影禁止だから画像はないけど、ドローイングが鑑賞者の中のイメージではなく動画として物語を紡いでいく。

稗田直人。
1990年生まれの稗田は東工大の電気電子工学科を卒業し、更にはマギル大学工学部電気コンピューター学科で修士課程を修了している。
artificial intelligenceによる創造が確かな現実味を帯びつつある。
稗田の試みはヒトとAIのこれからなのかもしれない。



松田の厨子が欲しいな。
大きくないけどこじんまりともしてない仏壇をこれからどうしたらよいのか心のどこかで迷っている自分がいる。
実に現実的なことを思いながら会場を出た。

