goo blog サービス終了のお知らせ 
見出し画像

今日のころころこころ

2023・5・30 神奈川県立金沢文庫「社寺明細帳図-明治13年神奈川県下の神社・寺院の姿-」。あなたの町の神社・寺院の図があるかも。

今日はどんより曇り時々薄日蒸し暑い。
京急・金沢文庫駅下車。



神奈川県立金沢文庫へ徒歩徒歩と。



金沢文庫は金沢文庫より地名としての金沢文庫の方が有名。
金沢文庫は、鎌倉時代に北条実時が武蔵国久良岐郡六浦荘金沢(現在の横浜市金沢区)の邸宅に造った武家の文庫。政治・文学・歴史など多岐に渡る和書・漢書からなり、顕時・貞顕・貞将の三代に渡って受け継がれた。
その後、元弘3年(1333年)に鎌倉幕府とともに金沢北条氏は滅亡し、文庫の蔵書は隣接する一族の菩提寺・称名寺で近代にいたるまで維持された。



更に時は流れ、称名寺は廃仏毀釈で荒廃。
でも文庫は伊藤博文の遺志を継いだ実業家・大橋新太郎の助力で昭和5年(1930年)に神奈川県立の施設として復興された。
平成2年(1990年)には称名寺境内から現在の敷地に移り、県立中世歴史博物館としてリニューアル・オープンし現在に至る。
平成28年(2016年)には、2万点を超える「称名寺聖教・金沢文庫文書」が国宝指定された。




「社寺明細帳図-明治13年神奈川県下の神社・寺院の姿-」。
会期は5月26日~7月23日。
撮影禁止。

金沢文庫は公立図書館として郷土資料の収集にもつとめている。
昭和20年(1945年)に県内を中心とした神社と寺院の図面を一括購入した。
その後の調査研究から、購入した図面は明治12年(1879年)に内務省の指示で調整された「社寺明細帳」の付録図として神奈川県布達により明治13年(1880年)から作成された、神奈川県独自の政策による絵図と判明。
まだまだ江戸時代が多く残っていた明治13年の神奈川県下の神社・寺院の詳細な絵図の一部が展示される。
特に横浜・川崎あたりは全てが激変している。神社仏閣を訪ねることも多い私はこの企画展を見ておきたかったのだけど、いつの間にかそんなことどうでもよくなっていた。
こりゃ面白い。
あの神社このお寺なるほどなるほどこんな風だったのか。
まさに「あなたの町の神社・寺院の図があるかもだ」だわ。


明治の人たちは、それしか方法がなかったといえばそれまでだけど、本当に詳細に本当に正確に描き書き遺していたんだ。
切り売りされ整理され面影すら無くなっている所もあるけど、何かあった時にはここに資料がある。
世の中何が幸いするかわからない。
昨日も今日も明日も。。。











名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「博物館・美術館・動物園・植物園・ギャラリーなど」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事