黒川里山アートプロジェクト・緑と道の美術展in黒川は、2016年に始まった、多摩丘陵の里山風景が保全される川崎市西部に位置する麻生区黒川地区を会場に展開する展覧会。
今回で8回目。
黒川里山アートプロジェクト・緑と道の美術展in黒川2023。
会期は11月1日~11月30日。
小田急多摩線の黒川駅とはるひ野駅の間の里山を散策しながら楽しめる。
どちらの駅からスタートでもよいのだけど私は毎年なんとなくはるひ野駅から。
この展覧会の一番困ることは、トイレ。
黒川駅とはるひ野駅とセレサモスとちょっと離れるけど南黒川第一公園。途中には無いのだ。
はるひ野駅に降りてトイレをお借りしてから出発。
山口光。
「(仮)月を置く」。
インフレータブルバルーン。
駅のロータリーに月のバルーンを置いて夜になると点灯させたのではただのイルミネーション。
このバルーンの点灯は、匿名の方の自宅に協力してもらって、その方が17:00~5:00にトイレを使用した時に人感センサーによって約3分間自動的点灯するという。
内海仁。
「水の時間」。
毛糸。
雨が木を経由して流れていく様の時間の記録。
黒川よこみね緑地へ。
里山どんぐりプロジェクト。
出品作家有志が去年拾って発芽したどんぐりをお披露目。
田中俊之。
「天珠」。
ガラス。
宮澤泉。
「掘り出す」。
花崗岩。
山が深いように見えるけど、実際には里山の際まで住宅がびっしりとたちならぶ新興住宅地。
展覧会の会場はいったんここで里山を降りる。
溝井優香。
「track」。
ガラス。
変化していく空間に内在する時間と記憶の痕跡の重なり。
栗原勉。
「このこどこのこ」。
針金。
キャプションの横に朝日新聞の記事の切り抜きがある。
児童虐待最多。
迷子になったこの子はどこの子。
握りしめるおもちゃが愛しい。