銀杏落葉ひとひら挟む詩集かな 2021-10-21 16:39:08 | 俳句 銀杏散る並木たどれば遠き日々 今はもうなき公園や銀杏散る 大銀杏散り白衣の和尚見上ぐ シャンソンの囁くごとく銀杏散る 今日は朝からモタモタしていて気がつけばもう夕方だ。今日も寒い一日だった。酒の肴とご飯のおかずに、大きなにがうりを一本スライスして、酢とオリーブオイルと塩昆布で和えて黒ゴマをかけておいた。 実は昔、こう見えて京料理の板長を20年やってもいいかなと思ったことがある。
火恋し旅の見上ぐる時計台 2021-10-20 08:38:55 | 俳句 火恋し水筒から注ぐコーヒー 渓谷の岩ごろごろと火恋し ロープウェイ上り来たりて火恋し 火恋しうねうねつづく登山道 火恋しロボットのごとくビル群 火恋しコーヒー受くる紙コップ 火恋し猫の現る無人駅 火恋し一人待ちゐる無人駅 晩秋の季語「火恋し」は「ひこいし」で4文字です。なのに5文字として扱われるのか? 以前に説明してあるので省きます。 ホント、火恋し気温になりました。突然すぎるわ。何でこーなるの!
活けてゐし跡の空瓶そぞろ寒 2021-10-19 08:36:35 | 俳句 空箱に取れし釦やそぞろ寒 集めたる取れし釦やそぞろ寒 捨てられたるぬいぐるみやそぞろ寒 雑踏の中の孤独やそぞろ寒 そぞろ寒杖をつく日の遠からず そぞろ寒解散選挙慌ただし そぞろ寒は、冷ややかより、やや強く感じる寒さです。 「そぞろ」の意味は、「何となく、わけもなく。」 身体で感じる寒さというより、季節が移ろいゆくさまを、心に受けとめ感じる寒さデス。歳時記より。 昨夜は寒かった。コーヒーが切れてた。
秋寒の大盛チャーシュー麵かな 2021-10-18 09:06:54 | 俳句 秋寒やラーメン屋へと変更す 秋寒を愉しみ味はふ珈琲 秋寒やカップ温めコーヒー淹る 秋寒や合はぬラジオのチューニング 秋寒やズボンに入るるシャツの裾 即席麵いそいそ作る秋小寒 極端に気温が下がりましたね。朝晩はもう初冬を感じます。 これじゃ11月が思いやられます。今年は灯油も高そうだし。困ったもんじゃ焼き。 もう少しは晩秋を楽しみたいものです。 金木犀は咲いてくれるのかなァ? コーヒーに渦描くミルク秋深む 少し早いけど10時のコーヒーにします。寒いから、カップを熱くして。
晩秋や軋むレールの子守唄 2021-10-17 14:52:44 | 俳句 秋暁やコタンを偲ぶトッカリショ トッカリショの語源は、アイヌ語のトカル・イショ(アザラシの岩)だそうです。 室蘭は早くももう冬です。コート無しでは朝晩は寒すぎます。ボトルのコーヒーで温まります。 大橋のライトアップや秋澄みぬ 白鳥大橋です。ライトアップが美しい♪ボトルのコーヒーが空になりました。ポケットにあったドラえもんチョコレート齧っています。明日には「どこでもドア」で奈良に帰ります。 晩秋の明かし夜の室蘭港 秋の夜や居酒屋で乾す旅疲れ パリパリと鰈から揚げ星月夜 夜食にと駅前食堂寄りにけり 晩秋や独り生姜焼き定食 若い頃は京都の食堂でよく生姜焼き定食を食べました。「力餅食堂」でしたか、あちこちあって、初めの頃はチェーン店かと思っていました。 ここの天丼もおススメです♪載せるのを忘れてしまいました。また次回にでも。くたびれてしまいました。