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顔見世夜の部

2008-12-23 22:29:12 | お芝居
3階9列26番の狭い席に16:15~21:37の間拘束される顔見世らしいハードさです。エコノミークラス症候群になりそう。
傾城反魂香 吃又
大石最後の一日
紅葉狩
源氏物語 夕顔
古典、新歌舞伎、景事、新作と盛り沢山の狂言立てに満足です。
吃又のマイベストは今は無き中座の桟敷席で見た孝夫&勘九郎なので、何を見ても物足りず。地味な芝居なので余計にそうです。まあこれは肩慣らし。
大石最後の一日は真山青果の元禄忠臣蔵の一部。素晴らしく理屈のオンパレードですが、完成度が高い上、大石が吉右衛門なので、程よくマイルド。これが幸四郎だと理屈で頭が痛くなります。
紅葉狩は景事で簡単に言うと舞踏なのですが、玉三郎バージョンは普通の日本舞踏の様に見てるだけとはいきません。バレエに近いと言うか、ポーズ、ポジションの一つ一つに意味がある。玉三郎の才気が出てますが、本舞台にかけるより舞踏公演にかける方が玉三郎の意図を体現できます。鬼女の皆さんの力量が揃っていません。本舞台は松竹の意向があるので出さなきゃならない役者がありますからね。
夕顔は舞踏劇。題材は源氏物語の夕顔。海老蔵の光源氏はこれほどハマるものはないでしょう。紅葉狩の平維茂の武将ぶりとはがらりと変えた優男ぶり。侮りがたし御曹司です。六条御息所の玉三郎はさすがの踊りです。嫉妬の青白いオーラが見えました。
さて、これで年内の観劇は終了です。これで終わったのは「終わりよければ全てよし」でしょう。


焼き芋GET

2008-12-23 15:47:13 | グルメ・クッキング
週末でもないのに劇場に行きます。顔見世夜の部です。
焼き芋のために気合いを入れました。タイミングが合わないと一時間待ちなのですが、タイミングが合ったので十分待ちで買えました。しかもkinkachoの買った二本でその釜は売り切れでした。絶妙の間合いで少し嬉しくなりました。750円也。
お店の名前は西村商店。河原町交差点を一筋北に上がり西に入った所ににあります。曲がった瞬間に焼き芋の匂いがするのですぐわかります。京都土産にひねりを入れたい方にお勧めします。冬季限定です。


高野山 女人道

2008-12-21 17:09:22 | 山歩き
「昨日飲んだので修行してきます」で、高野山まで行きました。降水確率90%かあ…雨中行動になるとまさに行ですね。
極楽橋10:00~女人堂~弁天岳~大門~大滝口~奥の院前14:20
極楽橋まで電車で爆睡してました。お酒が残ってます。極楽橋からは林道の上り。道脇の電柱に「○○寺のおかま坊主~」という罵詈雑言の落書きが沢山ありました。
「いやまあ本場だから…」
「なんせ開祖が空海だから…」
と一行に軽く寒い風が吹きました。わざわざ落書きに来た人に何があったのでしょう。いきなり煩悩炸裂の登山道でした。

女人堂から山道に入ります。何だか既視感を感じます。弁天岳のピークの弁天堂で思い出しました。

かれこれ二十ウン年前の高野山観光でこのルートを歩きましたよ。一番体を動かすことから離れていた時期で、おまけに真夏。バテバテのヘトヘトで、この観光コースを組んだ連れを恨んだ記憶が蘇りました。

今日は師走の下旬の割に暖かく、山道と言っても世界遺産指定で整備されているので疲れるほどでなし、雨必至だったので歩荷をやめたハイキング装備なので、楽勝でした。
高野山内は観光地なのですが、女人道は行きあう人にも逢わず静か、いい感じの師走ハイクになりました。

途中植林を伐採したハゲ山は強風にさらされましたが、心配した雨もハイキングルートでは降らず幸いでした。
奥の院からは弘法大師廟にお詣りという観光をして帰路につきました。
でも、kinkachoは奥の院に行くといつもなぜか左肩が痛むのであまり行きたくありません。あの苔むした暗いお墓の群も苦手です。
コーヒーカップのあるUCC、キリンの像のあるキリンビールの企業墓やら、浅野内匠頭、豊臣秀吉、織田信長など時代劇の有名どころをいっしょくたにした墓地はそれなりに楽しめますがね。高野山にお墓があるのがステータスだったんでしょうね。ある意味セレブのたまり場?
しかし、今日のルート女人道は女人禁制の時代、女性が総本山をせめて見るために設けられた道なのですが、お山の中にはお稚児さんがいたわけで、あの落書きを見て想像する限りはまだその風習は残ってるんですかね。人の煩悩はなかなか深いとふと考えさせられるハイキングでした。


忘年会

2008-12-21 00:18:26 | ノンジャンル
荒波被りまくりで遭難寸前の会社ではおそらく忘年会はないでしょう。やってる場合でもないし…
そういう訳でkinkachoの忘年会は山関係です。(観劇関係は顔見世がお祭りなので忘年会は基本的にありません。)セミナーの忘年会は顔見世と重なったのでパスしたので、今日は別口の山の会の忘年会です。
まず安心したのはテントでエンドレスの飲み会ではなかったこと。いや、あれはあれで風情があるのですが、テントでの長時間の宴会は腰にくる。寝たいけど、まだ飲んでる人がいると寝れない。寝る前に片付けないとスペースがない。酔いつぶれた人をシュラフに収納してあげないといけないなどなど…いろいろ大変。
そして、次の日は二日酔いでハイキングか岩トレ。あれはあれで思い出になるんですが、キツいです。酒精が抜けるまで頭が痛いし、吐き気はするし、抜けるまでが自分との闘いでした。
さて、今回は会の事務所でチヂミでした。てっきり鍋だと思っていたので驚きです。チヂミの具は豚肉、ちくわ、エリンギ、ニラ、ネギ、モチ。お腹にガッツリきました。二切れも食べればお腹いっぱい。チヂミの粉が市販されているようなので、今度自宅でやってみたいですね。
お酒は見事にチャンポン。でも、珍しい焼酎やら、自家製梅酒やら、高価なウイスキーやらが並んだら全種類試したいですよね。一口ずつ飲んじゃいまして、けっこうきちゃいました。

そして、明日は別のグループと高野山に登るので、やることは一緒なのでした。



暴れん坊本屋さん

2008-12-20 21:39:12 | アニメ・コミック
久世番子著
マンガだけで食えずに本屋でバイトをするマンガ家のエッセイマンガ。一時期、書評を賑わしていたので知っている人も多いはず。
本屋のバックヤードを知るにはもってこいの作品です。ただし、イタいやら情けないやら…
情けないのは、絵本を読み散らかす幼児をしつけない親と万引き犯。
イタいのは本好きの宿業。
今回3巻目を読んだのですが、イタかったのは悲喜こもごもの客注。
家に連絡を入れないでという離婚のハウツー本を注文する妻。
全500巻の石ノ森章太郎萬画全集を家族にバレないように配達を断るお父さん。
正しい書名を巡って繰り広げられる注文者と店員のバトル。
「あるある」と頷くことしきりです。
三番目に挙げたバトルはkinkachoには日常です。事務所移転で行きつけの本屋を変えざるを得なかったkinkachoですが、今度の本屋は旭屋のくせにマンガ、ラノベは新刊が必ずしも店頭に並ばない店です。したがって、発売日に新刊を確保するには注文をかけています。ところが、この注文がけっこう恥ずかしい。ラノベのタイトルってこっぱずかしい上に長ったらしいから伝票を店員が書いている間のレジ待ちは軽い放置プレイだし、タイトルを店員に復唱されたら恥ずかしさ倍増ものです。きちんと正しいタイトル、著者、出版社、発売日まで書いたメモを渡しているんだから、いちいちパソコン検索で確認しないでそのまま写して伝票ください。その検索がまたどんくさいからイラっとくるのよ。
そして、トドメに恥ずかしいのは伝票を確認して自分の頼んだラノベが乙女寄りなのに気づいたこと!
脳みそ腐ってるな~とセルフ突っ込みしてしまいました。