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ミッドナイト・イーグル

2007-11-28 22:58:00 | 映画
噂通り清々しいまでの駄作。これに関しては別に不満はありませんよ。基本的に原作付きで原作を超える映画はないと覚悟してますから。

kinkachoのツッコミどころは「どこが山岳アクション?」
せっかく登山技術でツッコミたかったのに、登山シーンがちょこっとしかありません。ちょこっとラッセルして、ちょこっとアイスクライミングしただけです。心から言いたい「もっとラッセル切らんかい!」と。ただ玉ちゃんのザイル収納の手際はほめてあげるわ。

ツッコミたいところでツッコミどころが少なかったので、映画にツッコミます。
なぜ竹内結子を原作通りに離婚した妻にせず、死んだ妻の妹にした?これで情感面でピンぼけだ。
総理、なぜいきなり見せ場で関西弁?映画的に脈絡ないんですけど。
オチはアルマゲドンですか?いやまあ原作通りですけど、後ろで泣かれると一気に冷めます。
最大の失敗はサスペンスなのにたるいでしょう。

山岳アクションとしては、織田裕二の「ホワイト・アウト」の勝ち!あれもツッコミどころ満載でしたがね。あれはまだ山中でアクションしてました。
あっと、二作に共通してツッコミたいのは、普通雪山であれでは指も鼻も凍傷でやられてますよ。手袋と目だし帽は使いましょうよ。(俳優が顔隠したら意味無いけど)

そして、kinkachoの目が釘付けは藤竜也の老けっぷり!!
「太陽のようなあいつ」という3億円犯人を主人公にしたドラマ(3億円犯人は沢田研二!!)の時の刑事役の頃のダダ漏れの色気もすっかり枯れちゃってじいさんになってるのがショックでした。

グラマシーニューヨーク

2007-11-27 08:22:08 | グルメ・クッキング
←紙袋がキースマンハッタンなのはご愛嬌
やっと購入しましたシャーリーテンプル!
縦から見ても横から見てもプリンパフェですね。赤くてかわいい。最上部がプリン・イチゴ・ブルーベリー・ラズベリー・ミントでトッピングされ、器に沿ってクレープ、プリンの下は生クリームとスポンジ。最下部はベリーのソース。これが小ぶりのパフェ容器に入っている。一個買いだと一個がタンスのような箱にいれらて専用スプーンが付けられて売られる。仰々しいくらい。お味はそりゃおいしいです。プリン好きだからなあ…一番下のベリーのソースが絶妙の酸味で完結してます。パフェは上から順に食べるけど、ごちゃ混ぜにして食べたかったな。
もうひとつは杏仁豆腐。kinkachoがかつて調理実習で作った杏仁豆腐は何だったでしょう。これを食べるとそう思います。杏仁豆腐は練乳を使っているのでこってりした味なんですが、ツルっとした喉越しのせいでいくらでも食べられそう。杏仁のちょっと漢方薬っぽい香りが中華を演出しながら、しっかり洋菓子な一品です。

曽根崎心中

2007-11-26 12:04:35 | お芝居
吉田玉男さんの代表作といえばこれでしょうか。
碇知盛、菅承相も捨てがたいですけど、ご高齢になられてから時代物の大きな人形を使うのがかなり辛そうに見えていたのに対して、世話物の徳兵衛は最後まで無理なく使ってらしたと思う。まったく動かなくても玉男さんが徳兵衛を持って立っているだけで絵になっていた。さて、今回、弟子の玉女さんがつとめていたが、「努力と実力は認めるけど、師匠のような立ってるだけで色気があるはまだまだ…」というのが正直なところ。弟子が師匠と比べられのは宿命ゆえ精進を期待します。
近松の心中物の男って、騙されたり、情けなかったり、どうしようもなかったり、本当に目の前にいたら跳び蹴りぐらい入れたい連中が多い。事実、歌舞伎ではたとえ人間国宝・坂田藤十郎が演っていても「ええかげんにせぇよ~」と心の中で罵倒している。玉男さんの徳兵衛も生玉社の場面では「バカ~!!」と思っていても、心中の場面では握り拳を作るほど力を入れて見ていた。こういう風に観客に納得させてしまうのが、芸の力というやつだろうか…

さて、文楽11月公演千秋楽前になって十九大夫の不祥事が発覚した。
「切り場語りのくせに~」とまず思った。他にもいろいろ思うことはあるが、己の社会的地位のメンツにかけて己を律しろよと言いたかった。切り場語りといえば大夫の最高位、その地位にある人が使い込みかよ…

蓬莱峡 再び

2007-11-24 17:18:34 | 山歩き

クライミングセミナーの追加の実技。
本日はビレイ主体とのこと。このためにATC購入で臨む。幸い冬山セールで一割引きで購入できた。
ようやく紅葉が本番らしく二週間前とは大違いの秋らしい景色になっていた。おまけに晴れでクライミングにはいいかなと思うが、小屏風は日陰で待ち時間が冷え込んだ。
まず、確保の基本の姿勢、ザイルをたぐる手順をザイルのみで練習。手元を見ないでできるようになってから、熟練者が実験台になってビレイを練習させてもらう。落ちると言って落ちてもらえるが、自己ビレイがあるからなんとか止まる(?)自己ビレイを外したら思いっきり引っ張られる。実験台になってくれる熟練者の度胸には感心するしかない。今度は受講生同士でビレイするが、kinkachoに落ちる勇気はない。今までテンションかけるなでクライミングの訓練をしてきたのでずり落ちる感覚がとにかく嫌。なんとかテンションで降りるに慣れた程度。そして、ビレイする側になる。止める自信はまったくないが、けっこう楽しいと思ってしまう。あのザイルの張った感触がワクワクする。熟練者から見れば、危なっかしいことこの上ないだろうが、またやってみたいかも…危険な遊びほど楽しいのは確かだ。
このセミナーの収穫はテンションで降りるのになんとなく慣れたとビレイをかじれたかな。kinkachoの度胸のなさが原因だから、クライミングが上手くなったとは間違っても言えない。でも、またチャレンジはするよ。

追悼 吉田玉男

2007-11-23 20:02:33 | お芝居
さて、この連休は初日と最終日は文楽三昧の予定。ようやく社会復帰(?)
今月の文楽公演は吉田玉男の一周忌公演。はぁ~もう一年ですか…玉男さんはすばらしい人形使いさんでした。品格のある役を使わせたら右に出る人はいないかと思えば、近松作品の金と力はなかりけりの色男の役を演らせればこぼれる色気があった。
長野の地方公演を見た芝居友達が吉田簑助さんの人形の色気に魅せられて大阪まで来た時、本命の簑助さんより玉男さんにノックアウトされていた。その時「やっぱり60代は若造よ、男は80超えなきゃ~」と盛り上がったのも思い出ですね。
そんな品格のある芸をみせてくれる玉男さんは気さくな普通のおっちゃんだった。kinkachoは出待ちやら楽屋突撃なんかもやったが、サインもゲットしたし、写真も撮った。玉男さんは紋付き袴から普段着に着替えると人間国宝に見えなかったし、お元気な頃は地下鉄で楽屋入りをしていた。その姿が格好よかった。
さて、その玉男さんの追悼公演。お弟子さんの玉女さんが師匠の持ち役を使っている。今日は盛綱陣屋の佐々木盛綱を見た。明後日は曽根崎心中の徳兵衛を見る。すごく頑張ってるんだろう。以前、楽屋突撃をかけた時、玉女さんはドリンク剤で気合いを入れていたが、今回もそうなんだろうか。気になる。明後日は千秋楽。無事やり終えていただきたい。